中日・高橋宏斗のシーズン防御率0点台達成を、OB中村武志はどう見るか?
8月26日、今シーズン韓国・起亜タイガースでコーチを務めている中日OB・中村武志さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。パーソナリティの大谷ノブ彦(ダイノジ)が韓国の中村さんを訪問したエピソードに始まり、ドラゴンズの現状についても話題にします。
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中村さんの所属する起亜タイガースの試合観戦で韓国を訪れた大谷。
大谷「お世話になりました」
中村「大谷さんはすごく貢献してくれたんですよ。1勝をプレゼントしてくれたんです。それ、まだ話してたないんですか?」
チームにとっては大きな意味がある試合。大谷の観戦で勝ったという中村さん。
中村「その力、来年からドラゴンズでも使えば?」
大谷「止めてよ(笑)。こういう公共の放送で言っちゃったら、マジでそういうふうになっちゃうのよ」
ちなみにこの番組では「大谷が試合を見に行くとドラゴンズが負ける」というジンクスが定着しています。
メシアが再び
韓国での中村さんについて語る大谷。
大谷「すごかったですよ!中村さんのことを若者が『救世主』って囲んでたじゃないですか」
中村「起亜タイガース所属の人は、街ではみんなこんな感じですよ」
前回起亜タイガースのコーチに就任した時は韓国シリーズ制覇で貢献した中村さん。
今シーズンも期待されているようです。
今年の韓国プロ野球は例年以上に盛り上がっているとか。
大谷が行った時は、球場の8割は埋まっていたそうです。それでも、普段より少ない観客数だったということです。
お酒はほどほどに
試合後に会った中村さんについて、大谷からこんな苦言が。
大谷「シーズン中に夜中の2時まで飲むの止めてもらっていいですか?」
中村「12時半までは覚えてますけど(笑)」
カムジャタンという豚の背骨とじゃがいもの鍋を食べたというふたり。
背骨に付いた肉がうまく取れず、大谷は苦戦したそうです。
大谷「『ちゃんと食べろ、しゃぶりつけ大谷』って武志さんにスゲー怒られちゃった(笑)」
中村「まあまあ、お互いにお酒は控えて、ほどほどにたしなむ程度で飲みましょう」
Bクラスはつらいよ
話題は先週のドラゴンズに。
勝敗予想は2勝4敗と中村さんが的中しましたが、その結果に微妙な雰囲気。
22日のベイスターズ戦は8~9回で大逆転。9-8という稀に見る大量得点の試合でした。これで勢いに乗るかと思いきや、続くジャイアンツ戦は2試合連続の黒星。
中村「残り30試合近くなってくると、Aクラス、Bクラスがはっきり出てくるんですよ。だからAクラスのチームは勝ちへのテンションが違うんです」
選手は開幕から必死だそうですが、この時期になると、ファンも含めて球場の雰囲気全てが「AクラスとBクラスのチームで違ってきてしまう」と中村さん。
名言が飛び出す
大谷が気になったのはドラゴンズの投手陣について。
大谷「柳投手が一軍に上がって来たんですが、思うようなピッチングができてなかったような気もするんですけど、心配しなくても大丈夫ですか?」
24日のジャイアンツ戦は5回を投げて3失点。黒星が付きました。
中村「それでも3点で抑えてるのでね。なんせ上がってきてすぐですから」
一方、21日のベイスターズ戦で負け投手になった松木平投手については?
中村「彼は若いので、抑えるのも収穫ですけど打たれるのも収穫ですから」
大谷「いいこと言いますね(笑)」
「投手も野手も、失敗を重ねてチームの大黒柱になっていく。ミスは早いうち」と中村さん。
中村「俺みたいに40近くなってミスしてるようじゃダメですよね」
大谷「40って、もっと歳いってるでしょ(笑)」
「60前にしてミスしてるようじゃダメだよね」と言い直す中村さん、深夜2時までの痛飲を反省しているようです。
気になるシーズン防御率は?
先週の放送で、高橋宏斗投手について「メジャーレベルなので、ヒロト・タカハシと呼ぼう」と提案した中村さん。
この件について質問が寄せられていました。
「ヒロト・タカハシはシーズン防御率0点台いきそうですか?」(Bさん)
中村「小さい声で言いますが、ちょっとキツイかもしれないですね」
研究されてきているし、疲れもあり、プレッシャーも感じているようだと中村さん。
20日のベイスターズ戦に登板した高橋投手は打ち込まれ、負け投手になってしまいました。
中村「記録を気にしてたら、ちょっと危ないかなと思いますね」
大谷「韓国での救世主っぷりを見てるからか、今日は中村さんの言葉が素直に入ってきました。しかも先週の予想も当ててるし」
今週の勝敗予想は、台風10号で1試合中止と仮定して、加藤里奈が4勝1敗、大谷が3勝2敗、中村さんが2勝3敗と予想しました。
(尾関)