リスナーから、それぞれの家庭での食のこだわりについて投稿が寄せられる『つボイノリオの聞けば聞くほど』（ＣＢＣラジオ）の名物コーナー「華麗なる食卓」。8月21日では、このコーナーの原点である家庭でのカレーの作り方が話題になりました。塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーが投稿を紹介していきます。

独特なチャーシューの食べ方

ラーメンに欠かせないのがチャーシュー。
通常のラーメンは1枚かせいぜい2枚ですが、これを、完食するまでにどのタイミングでどのように食べるのでしょう？

独特な食べ方をするリスナーがいました。

「僕はチャーシューをかじるのではなくて、外側から円を描くようにきれいに分解して、数回に分けてきれいに食べて、一番最後に残しておいたひと口分を男らしくガブッと食べます。つボイさんのように貧乏くさい真似はしません」（Aさん）

ロールケーキを剥がしながら食べる感じでチャーシューを食べていくそうです。

小高「『貧乏くさい真似はしません』と言いつつ、金持ちっぽい食べ方ではない（笑）」

おすすめ冷やし中華レシピ

「こうも暑いと冷やし中華が食べたくなりますよね。でも、簡単そうに見えてポテトサラダのように手間がかかるものです」（Bさん）

Bさんは独自の冷やし中華レシピを公開しました。家族にも人気で、冬もテーブルに上がるそうです。

麺はラーメン用の生麺。スープは醤油、酢、砂糖、焼肉のタレをお好みの割合でミックス。具材はレタスと卵とウインナー。

レタスは適当な大きさに手でちぎるだけ。麺と同量くらいか、もっと多くてもいいんだとか。卵はフライパンで目玉焼きに。この時、縦に細切りにしたウインナーを一緒に炒めるそうです。

お皿に盛った麺の上にレタスを山盛りにして、脇に目玉焼きとウインナーを添えて完成。めんどくさい時はレタスのみでもOK。これにタレを適量振りかけて完成だそうです。

「とにかくレタスが冷やし中華に合うんです。目玉焼きとウインナーは味変のように時々かじるためです」（Bさん）

小高「焼肉のタレがポイントですね。レタスいっぱいでさっぱり系のヘルシー冷やし中華ですね」

癖になる海軍カレー

「横須賀、呉、長崎など、海上自衛隊の基地のある近くのサービスエリアでは『海軍カレー』がお土産でありますよ」（Cさん）

Cさんのお気に入りは山陽道の宮島サービスエリアにある食事コーナーの「呉海軍牡蠣カレー」だそうです。

小高「私も呉に行きました。銀のトレイみたいなのに乗った海軍カレー食べました。美味しかった！」

小高曰く、各地の基地にオリジナルカレーがあるんだとか。

海上や潜水艦内では曜日感覚が希薄になります。海軍では金曜日にカレーを食べて、日にち感を整えるんだそうです。

小高「海軍カレーはいろんな工夫があって美味しいですよね。コレクションしたり食べ歩きすると癖になるね」

ヘルシーだからOK

「女性ってどうして野菜がゴロゴロしたカレーが好きなんでしょうか？家内が作るカレーは、ニンジン、じゃがいもが大ぶりで、本当に鍋がゴロゴロいってます」（Dさん）

若い頃を振り返ると、友人宅や親戚筋で食べさせてもらったカレーも野菜ゴロゴロカレーだったというDさん。

小高「野菜をたくさん入れることでヘルシーな気になる。カレーを食べてる時点でそもそもヘルシーちゃうし、ガッツリなのはわかってるんですよ。だけど、ちょっとあがいてみたくなるの」

女心を解説する小高。

パッケージ通りに作ると

塩見「私はこれに関しては割と明確な答えがあって、インスタントのルウのパッケージに書いてある分量通り作るとそうなるんですよ」

実家が飲食店をやっていたという塩見。50～60年程前の初期のカレールウは、パッケージのレシピ通りに作ると野菜多めのカレーができるようになっている、と持論を展開しました。

パッケージに「何種類のスパイスを入れた」など少し豪華な雰囲気のコメントが入ったカレールウが発売されるようになると、レシピの具材も豪華に牛肉、タマネギ、マッシュルームとなったそうです。

あくまでも塩見説です。

カレー恐るべし

塩見「ちゃんと検証してないんですが、エスビー食品のゴールデンカレーとかハウス食品のジャワカレーが出たぐらいからレシピがだんだん変わってきたんです」

その頃から各カレールウ独自のレシピになってきたそうです。

小高「スーパーでは安売りのを買うんですけど十分美味しいの。その倍の値段の頂き物のカレーもやっぱり美味しい。カレーは恐るべしだね」

塩見「そらそうよ。メーカーは苦労して作ってるんですから」

皆さん独自の食へのこだわり、食べ方があるようです。謎の食べ方やレシピも紹介しました。一度実践してみては？　
（尾関）