OB・中村武志が指摘「中日の鬼門ストッパーはこの人!」
8月19日、韓国プロ野球チーム・起亜タイガースのコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんがCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。今週のドラゴンズは横浜と巨人を相手に、苦手のビジター戦に臨んでいます。克服するのに必要なのは何でしょうか?聞き手はダイノジの大谷ノブ彦と加藤里奈です。
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まずは中村さんに、リスナーから韓国プロ野球事情について質問が。
「起亜タイガースが首位ですが、2位のチームの追い上げも脅威ですよね。コーチとしての立場で、どんな気持ちでしょうか?」(Aさん)
韓国は1リーグ制なので、リーグ優勝はあまり重視されないそうです。まずは中村さんから韓国プロ野球の試合方式について説明がありました。
日本はセントラル・リーグ、パシフィック・リーグそれぞれ6球団で2リーグ制ですが、韓国は10チームの1リーグ制です。
レギュラーシーズン、ポストシーズン、韓国シリーズという流れで行われます。レギュラーシーズンで順位が決まります。ポストシーズンが日本でいうクライマックスシリーズです。
2位から5位までのチームがトーナメント方式で戦い、勝ち上がったチームが最終的に1位のチームと韓国シリーズで対戦します。
中村「2位の方が試合して勝ち上がってくるんで、状態はよくなるんじゃないかなと思う。1位は1ヶ月待ちぼうけですからね。その辺がどうなのかなと思います」
韓国豆知識
「韓国の夏って、お祭りとか花火大会ってあるんでしょうか?」(Bさん)
中村「お祭りごとみたいなのはあるみたいなんですけど、日本ほどではないですね」
ちなみにお盆は1ヶ月遅れの9月。お正月も1ヶ月遅れの2月。祭日は日本よりは少ないそうです。
「韓国で高校野球はどれぐらい盛り上がるものなんでしょうか?有望な高校生を獲得するためにプロチームのスカウトはどのように動いているんでしょうか?」(Cさん)
中村「プロ野球はスカウトで高校生を取るんですけど、盛り上がりは日本ほどではないですね」
日本のように強い高校が全国にあるわけではなく、突出して強い4つの高校があるとか。
中村「毎年上位4チーム、どこが優勝するかって感じです」
髙橋宏斗はヒロト・タカハシ
ここからは中日の話題。まずは18日の阪神タイガース戦で勝ち星が付き、復活した大野雄大投手について。
中村「次ですね。今は勝ちが付いて選手はホッとするところです」
次からの登板は、来季に向けていい形で終わって欲しいと願う中村さん。
8月19日時点で中日は5位。3位までゲーム差7。
大谷「奇跡のCS進出がかかった中で、小笠原慎之介投手が登録抹消。この連戦をどういうローテで行くか?」
ウンベルト・メヒア投手、梅津晃大投手も抹消中です。
大谷「初戦は髙橋宏斗が行くことが決まってて…」
中村「大谷さん、もう髙橋宏斗じゃなくて、メジャー志向で ヒロト・タカハシと呼んでください」
大谷「サイン、今のうちに欲しいもんな(笑)」
中村「ドジャースの大谷翔平君とか山本由伸君の域です。どっかのお国のスカウト陣だらけじゃないですか?」
8月19日の時点でヒロト・タカハシ投手は10勝1敗。防御率0.68。あと37イニング投げれば規定投球回数に到達します。今シーズンは3冠取るのでは?との声も。
鬼門のビジター
20日、火曜日から横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズと3連戦。金曜日からは東京ドームで読売ジャイアンツと3連戦。
圧倒的にビジターは負けが込んでいる中日、この6連戦はどうなる?リスナーから気になるデータが寄せられました。
「ベイスターズ主催の5時45分開始ゲームのデータを送ります。なんとドラゴンズは12連敗中。13戦勝ち星なし。この鬼門を突破できるかがカギです」(Dさん)
今回のDeNAとの3連戦は全て5時45分スタート。横浜、東京は名古屋から見て北東、まさに鬼門の方角です。
中村「それはヒロト・タカハシで止まるのは間違いないですから」
大谷「逆に言えばヒロト・タカハシで負けたら、ドラゴンズ的には誰で勝てばいいんだ?ってなりません?」
今週の勝敗予想
中村さん、大谷、加藤による勝敗予想、まず加藤が3勝3敗と予想。
中村「2勝4敗。横浜、巨人は勝ちにいくテンションがちょっと違いますよ。この時期、選手のテンションですよ」
勝ちを求めるテンションが勝負の行方を左右すると言う中村さん。
大谷「俺だけ5勝1敗じゃあ!」
大谷もテンション高く叫びました。このテンションは勝ちを呼ぶのか?
ちなみに20日の横浜との初戦。ヒロト・タカハシ投手で負け。この先どうなる?
(尾関)