亡き母が信仰していたお札や数珠、処分はどうすればいい?
先週のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、この時期恒例となったお盆特別企画「怪談てんこもり」を特集。8月16日の放送では、離島怪談蒐集家のP吉さんが離島の怪談を披露しましたが、ここではリスナーから寄せられた「怖かった体験・不思議な体験」を紹介します。P吉さんも北野誠とともに、投稿に対しアドバイスを送ります。
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まず女性リスナーからの投稿です。
「5、6年前、その頃、まだ旦那と同じ部屋で寝ていました。寝ていると、旦那の寝息以外に寝息が聞こえることがたびたびありました。
明らかに旦那が呼吸するタイミングとは違うタイミングで寝息が聞こえる。誰かがもうひとり寝ている感覚なんです。
そんな日が続くと、今度は寝ていても私の身体を触る感覚があり、はじめは旦那かと思い、見てもいびきをかいて寝ている。でも、私の身体を触ったり、腕を掴む感覚があり、目を覚ますことが何度もありました。
最近は頻繁にはなくなりましたが、たまに同様のことはあります。
ちなみに私は街中で数回、知らない人に『あなたの後を女性がついてきていますよ』と言われ、その場で簡単なお祓いを急にされたことがあります。
また、私が以前乗っていた赤い車を見た、霊感がある知人から『Aちゃん、車のボンネットに女の人がしがみついているから気をつけて』と言われたことがあります。これも関係あるのでしょうか?」(Aさん)
北野「簡易的なお祓いというより、本格的に神道のお祓いを受けた方がいいですね」
P吉さん「気をつけてと言われても、気のつけようがないですね」
全身グレーの人
「10年ほど前、仕事の帰り道の出来事。いつも車で通る道路を走ってました。その道、車はそこそこ通りますが、歩道を歩く人はほとんどいません。
その日は遠めに歩道を歩く人が見えました。こんな道を歩く人がいるの珍しいなと思いながら、どんどん近づいてくるその人を見て、アレ?と思いました。
上半身を斜め45度に傾けてものすごくゆっくり歩いているんです。これはもしかして認知症の方が徘徊されているのかと思ったんですが、その時の感覚ですごく違和感があったのは、全身がグレーなんです。
そのときは単純に全身グレーの服装なんだと、なんか変だなくらいにしか思いませんでした。気にはなるけど、その人を通り過ぎ帰宅しました。
しばらくすると、ものすごい吐き気と頭痛、めまいに襲われ、立っていられなくなり、ソファーに横になりました
次の日、そのことを職場の人に話すと、私が歩く人を見たその辺りは『見通しはすごくいいのに、なぜか交通死亡事故多発地帯』と聞かされました。私が見たあのグレーの人は何だったのでしょうか?10年たっても忘れられない出来事です」(Bさん)
北野「普通に考えたら、そこにおられる交通事故の死神さんかなと思いますけど」
P吉さん「斜めを向いているのが怖いですね」
北野「この世のものでない何かを見たんじゃないかと思いますね」
石灰袋に用を足したら
「40年以上前になるでしょうか。高校時代の先輩のアパートで忘年会をすることになり、出向く途中で尿意をもよおし、道端に放置されていた石灰袋の塊に用を足しました。
深夜2時頃、帰る途中でその石灰袋の100mくらい手前から、その上に白装束の女性が立っているのが見えました。こんな夜中にと思い目を外し、もう一度見るとその女性は消えていました。
その横を通り過ぎる時、左手の桜並木の雑草から私の歩調にあわせてザッザッザッと歩く音が聞こえ、アレ?と思いながら、3歩小走りすると、ザザザッと聞こえてきました。怖くなり全力で走って帰りました。
その後、石灰袋の塊が放置されていた民家の庭の角には慰霊のためか、結構立派な祠みたいなものがありました。
忘年会途中に自転車で出かけ、途中で側溝にはまりケガをしたのもバチがあたったのでしょうか?」(Cさん)
北野「それはバチでしょう。祠のところでやったらいけませんよね」
側溝にはまると大ケガをすることもあるので要注意です。
いらないお札やお数珠は?
最後は役に立つアドバイスです。
「実家に亡き母が信仰していた密教のお札やいろんなものがあります。途中いろいろあり信仰はやめましたが、お札や数珠はものすごくたくさんあります。捨てるわけにいかず、どこに処分すればいいでしょうか?」(Dさん)
北野「年明けに大きい神社へ行ったら、お札を受け付けていますから、そこに“何の気もなしに”入れるのが一番です。どんど焼とかお焚き上げしてくれますから。ほとんどの大きな神社は“宗教上別の神社でも構いません”と書いてあります。
ただ大きいところがいいです、できたら神宮とか大社とか。地域の氏神様では弱い時がありますから」
いらなくなったお札やお数珠は処分に困りますが、大きな神宮がおすすめのようです。
(みず)