オリンピック期間でも忘れてほしくないニュースまとめ
パリ五輪では連日メダルラッシュの報道で盛り上がっています。一方、その他のニュースについてはつい忘れがちです。8月3日放送のCBCラジオ『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、CBC論説室の大石邦彦アナウンサーが「忘れてほしくないニュース」をまとめて伝えました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く日銀の追加利上げの影響は?
五輪の話題で盛り上がる中、日本経済や政治の世界では何が起きているのでしょうか?
まず日銀の追加利上げがあり、政策金利を0.25%まで引き上げることが決定されました。
普通預金や定期預金の金利が上がる一方、住宅ローンは厳しくなります。
日米の金利差は縮まり、円買いの動きが出てきたり、輸入品の価格は安くなるという予測も。
大石「物価が抑えられる可能性が出てきますよね」
とはいえ、物価上昇に賃金上昇が追いつかず、近年は実質賃金が改善されていません。
私たちの暮らしに関わるため、日銀の追加利上げの影響が今後どう出てくるかが非常に注目されます。
広瀬めぐみ議員が自民党を離党
また、広瀬めぐみ参議院議員が自民党を離党したことが問題に。
公設第二秘書として届けていた女性に勤務実態がなく、給与を国からだまし取った疑いが持たれてます。
大石「これも国費なわけですよ」
国会議員には第一秘書、第二秘書、と公設秘書が二人いますが、果たして必要なのでしょうか?
大石「そんなにお金いる!?って思いますけど…なんでかっていうと、国会議員って忙しいらしいんですよ」
秘書の主な役目はスケジュール管理。
また、地元でもイベントや会合があり、国会議員が出れない時に代理として秘書が行くことも多く、二人くらいは必要なようです。
大石「原資は当然ですけど我々の税金。こういうニュースには皆さん、怒ってください」
岐阜でも老舗の百貨店が閉店
東海地方では、1977年に開店した、岐阜県一の繁華街・柳ケ瀬にあった岐阜高島屋が閉店になったこと。
大石「最後の日はすごい行列ができていた、ということなんですけどもね」
山形・徳島・島根に続き、岐阜県も「デパートなし県」になりました。
地方百貨店の衰退が目立っている背景としては人口減少のほか、名古屋駅前のように大きなショッピングモールが進出していることや、インターネットによるオンラインショッピングが台頭したことでした。
大石「我々の物の買い方が変わってきている」
人口減少対策のため、高価格帯の商品を利用して売上を保つ販売戦略が増えており、これからの百貨店は富裕層やインバウンドをターゲットにしていくのだろうと予測する大石でした。
(nachtm)