今年も話題のラジオCM、冷や汗をかく男性が続出!?
毎年夏のシーズンになると、ラジオで話題になるのがKINCHOのCM。昨年放送された『マスクをはずして』シリーズは、放送界で有名な第61回ギャラクシー賞のCM部門優秀賞を受賞しました。今年はダニムエンダーのCMですが、すでに反響があるようです。7月9日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、大日本除虫菊株式会社宣伝部の小林裕一さんがCMの反響などについてお話ししました。
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小林さんは全国のラジオ局に出演していて、さながらアーティストのジャパンツアーのよう。
先週も東京のラジオ局に出演し、すでに6、7局も回られているそうです。
「夏は暑くて嫌ですが、KINCHOのラジオCMは好きです。今年も期待を裏切らないクオリティのCMを用意してくるところはさすがですね。
特に言い訳ムエンダーの親子編や大学の友人編は、不覚にも涙を流してしまいそうな出来栄えで、何度聞いても良いです。
他にも今年は面白そうなシリーズがあるのか、楽しめそうです」(Aさん)
ダニムエンダーはその名のとおり、ダニを駆除するための商品ですが、CMでは親子や友人、夫婦の会話がメインとなっています。
遠く離れた息子に帰省してほしいという思いを隠して「ダニムエンダーのやり方がわからないから、やってほしい」と伝える母親。
最近、友達が学校に来なくて心配だが、直接は聞きにくいため、電話で「ダニが出てくる様子が面白いからやってみないか?」と話し、実は家の目の前にいたという友達というように、単なる商品の紹介ではなく、ちょっとしたショートドラマのようになっています。
単身赴任をしている夫に電話
ちょっとジーンとする内容になっているのですが、これは感動させようというよりは、小林さんがラジオのヘビーリスナーのため、「リスナーに刺さるもの」という観点で作品を選んでいるとのことです。
ただ、夫婦編は感動モノではなく、男性によってはドキッとする内容かもしれません。
単身赴任をしている夫に対して妻が、電話で「ひとり暮らしでダニとか湧いてるんじゃないか。それならダニムエンダーが良い」と勧めたところ、夫は「今度やってみようかな」と答えますが、ここで妻からまさかのセリフが。
「ひとつ買って近くまで来てるから、これから行くわね」
ちょっとうろたえ「来るなら来るで知らせてくれたら良いのに」という夫に対し、妻は間髪を入れず「夫婦なのに、そんな必要ある?」と反撃。
「今から家でリモート(ワーク)…」と言い訳をするところで、食い気味に「大丈夫!燻煙剤と違って家から出る必要はないから」と説明。
夫にもう逃げ場はありません。
「へえ~」という空返事をするしかありませんでした。
会話の間を聞いてほしい
実際にラジオで聴いていただきたいのですが、夫婦の会話の間が特に面白く、夫が言い終わる前に妻が畳みかけるさまが絶妙です。
小林さん「わざとちょっとかぶせ気味に編集したりとかして、緊迫感を持たせるみたいなことはよくやってます」
小高直子アナウンサーはKINCHOのCMのすごさについて「例えば旦那さんにとっては、ダニムエンダーはやめてほしいと感じるかもしれないところを。躊躇せずに放送するところ」と語りました。
ダニムエンダーの他にも玉城ティナさんが出演する文学的なCM「わたしは猫」シリーズは物語形式になっていて、飼い主の女性の恋愛模様が今後どうなっていくのか気になるところです。
(岡本)