ボカロP自身のライブにも注目!ピノキオピーが抱負を語る
「初音ミク」などのバーチャルシンガーを使って楽曲を作るボカロPの中には、自ら楽曲を歌ったりDJなどのパフォーマンスを披露するクリエイターも増えてきました。7月7日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、パーソナリティの清水藍が、最近脚を運んだsyudouさんのライブについて語りました。また28日から5年振りの全国ツアーを予定しているピノキオピーさんも番組にメッセージを寄せました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴くsyudouのライブに参戦
6月29日、Adoさんの「うっせぇわ」の作詞作曲でも知られるボカロPのsyudouさんのライブ「syudou Live Tour 2024『溺愛』」が、愛知県名古屋市の岡谷鋼機名古屋公会堂(旧:名古屋市公会堂)で行われました。
このライブに足を運んだ清水藍。
syudouさんのライブは2度目という清水、ステージの様子を「とにかくパワフル。ステージ上の存在感がすごい」と評します。2時間ステージの右から左、そしてジャンプと絶え間なく動いていたそうです。
そしてsyudouさん自身の歌唱について、早口で高低差の激しいメロディも難なく歌いこなす歌唱力と迫力を絶賛。
さらに7回ほどあったMCも飽きさせない工夫や、客席との一体感が楽しめるものだったそうです。
名古屋と言えば「台湾まぜそば」
そしてまたまた大物ボカロPが登場。
8月4日(日)にZepp Nagoyaでライブを予定しているピノキオピーさんからのボイスメッセージが番組に寄せられたのです。
まず名古屋の印象について語るピノキオピーさん。
ピノキオピー「ガツンと来るタイプの味が多いという印象ですね。味噌カツとか、手羽先の唐揚げとか。僕はその中でも『麵屋はなび』の台湾まぜそばが大好きです」
どこが気に入っているのかというと、ピリ辛でエネルギーの塊のようなところ。食欲をそそる味も好きなんだとか。
特に好きなのが、麺を食べ尽くした後の汁に入れる「追いメシ」。おいしさが詰まった残りの具と汁で食べるご飯はおいしくてたまらないと一般の方にも人気があります。
話しているうちに「ダメだ、お腹空いてきた(笑)」と、早くも名古屋公演で食べるのが楽しみな様子でした。
好きな気持ちに勝るものはなし
清水はピノキオピーさんに対し、番組でボカロPデビューを目指す南波星那など初心者クリエイターへのアドバイスを依頼していました。
ピノキオピー「僕自身も未だに試行錯誤を繰り返しているので、恐縮なんですけど…僕の場合は『何かを学ぼう』って思い過ぎてしまうと、すぐに挫折するタイプ。
まずは楽しんで曲を作ろうとする気持ちが大事なんじゃないかなと」
最初は下手でもいい、楽しんで作っているうちにリズムや音楽理論がついてくるんじゃないかと言います。
他人のすごくいい曲などを聴くと焦ることもあるかもしれませんが、自分の中にある『好き』を大切にして突き詰めていくことが、自分だけの個性や曲につながっていくんじゃないかとエール。
「自分もまだまだ試行錯誤を重ねていきたい」と話すピノキオピーさんは「初心者クリエイターかどうか関係なくお互いにいい曲を作っていこう!」と続けました。
集大成としての15周年ツアー
活動15周年を迎えてのライブツアー「ピノキオピー2024 TOUR モンストロ」について語るピノキオピーさん。
最近の曲だけでなく昔の曲もやりたいと意気込んでいるそう。今までの集大成的なライブにしたいと考えていると言います。
ピノキオピー「僕のことをよく知っている人も、あまり知らない人も、みんなが楽しめるお祭り的なライブツアーになると思いますので、ひと夏の思い出にぜひ!」
このボイスメッセージを聴いた清水は、「この番組も3年半ですか?大きくなったもんですね」としみじみ話すも、番組プロデューサーが頷いてくれず笑われたと不満げです。
清水「何が言いたいかというと、番組をやっていてよかったなってことです」
ピノキオピーさんのパフォーマンスを観たことがある清水によると、唯一無二で人間と電子の世界が融合した世界が広がり、ボカロファンも盛り上がらずにはいられない内容とのこと。
音源や動画のみならず、クリエイター自身のライブも楽しめそうです。機会があればぜひ足を運んでみましょう。
(葉月智世)