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「店員にタメ口」はカスハラへの第一歩?

「店員にタメ口」はカスハラへの第一歩?

最近、カスタマーハラスメントが大きな問題として取り上げられています。客側の行き過ぎた言動のことを指しますが、当の本人は気づいていないことがあります。『マネーポストWEB』(小学館)の記事によれば、カスハラになる入口のひとつが、店員へのタメ口とのこと。常連や店員と親しいわけでもないのにタメ口を聞き、上からの物言いや横柄な態度へとつながっていくようです。ただ、それを聞いている他の店員や周りの客、一緒に来た人からも冷めた目で見られているかもしれません。7月4日にCBCラジオで放送された『北野誠のズバリ』では、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサーがこの記事を基に、カスハラについて考えてみました。

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タメ口を聞く客は料金5割増し!?

最近は、店員に偉そうな態度を取る客に対して、周りが引く傾向にあるようです。

初めて行った店であっても店員さんにタメ口を聞くことについて、北野は「それほど悪気はない」としつつも、「50代あるある」と語りました。

産業別労働組合UAゼンセンが行ったカスタマーハラスメント実態調査によりますと、カスハラをするのは40代以降が9割以上、迷惑行為をしていた客の約7割が男性とのことです。

大阪市のアメリカ村にあるたこ焼き店では、「タメ口での注文は料金を1.5倍にさせていただきます。スタッフは奴隷でもなければ友達でもありません」という張り紙をして、ネットで話題となりました。

これは大阪流のジョークで、実際に1.5倍の料金を請求しているわけではないとのことですが、気さくさを履き違えた客が、横柄な態度を取って接してくるのをやめてほしいという思いがあるようです。

カスハラ客に毅然とした態度を

また、JR東日本グループはカスハラ対策の方針を発表し、暴行や威圧的な言動、土下座などの要求を行うような迷惑客には対応しないこととしています。

社員の尊厳や安全で働きやすい職場環境を守るための措置で、悪質と判断した場合は警察や弁護士などと相談の上対処するとのことです。

新幹線をよく利用する北野は「客が揉めている場面でよくあるのが切符の紛失」と語ります。

切符を落としてしまった場合、クレジットカードの購入記録があるからと言って、強引に再発行を求めるケースなどがありますが、それで切符を再発行してもらいながら、実は切符を無くしておらず、2枚分使う可能性もあります。

また、新幹線に乗る際、乗車券と特急券が分かれている場合、どちらか一方をなくした時に「こっちがなくてもわかるだろう!乗る駅で切符を入れてるし」と、窓口で揉めるケースもあるようです。

「お冷」もちょっとNG?

タメ口の話に戻すと、山内は「同世代で店員にタメ口を聞く人はいない」とのこと。

また、北野は客と店員の間での無用なトラブルを防ぐには「タッチパネルでの注文やネコ型ロボットの配膳は致し方ないのではないか」と語りました。

最後に北野は自戒を込めて「(よく行っているわけではない店の)店員と馴れ馴れしくしゃべったらあかんなあ」とまとめました。

さらに山内はお水をもらう時に「お冷!」ではなく、せめて「持ってきていただけますか」と付け加えてほしいと語りました。
(岡本)
 

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