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バブルの悲劇…付き合って3年の彼女にプロポーズを断られた理由

バブルの悲劇…付き合って3年の彼女にプロポーズを断られた理由

7月2日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)、この日のテーマ「覚えてるよ、その言葉」には、「3年付き合っていた彼女にプロポーズしたのに断られた」というリスナーAさんからの投稿が寄せられました。しかもAさんは、その時に彼女からとんでもない言葉を投げつけられたというのです。それは一体?

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今さら何を?

「新入社員で入社4年。同期の事務の女の子と意気投合し、付き合って3年。旅行もたくさん行って、スキーもたくさん行って、そろそろお付き合いを終わらせて結婚を考えました」(Aさん)

付き合って3年でそろそろ結婚を考える。これはよくある話です。ところが…?

「お互いの友人同士のスキー旅行でプロポーズ。しかし、答えは『貧乏は嫌い』」(Aさん)

なんということでしょう。

「えっ?同じ会社の同期で、給料も知ってる、ボーナスもわかってる。今さら何を?という感じでとてもショックでした。これを機に、私からしっかり別れを告げました」(Aさん)

一世一代のプロポーズを、「貧乏は嫌い」の一言で断られたAさん。

これがきっかけで、Aさんから別れを切り出したそうです。

バブルのまやかし

「当時はバブル真っ盛り。テレビではバブリーな話ばかり、彼女が勘違いして待ってたんですね、自分の立ち位置と違うところを」(Aさん)

日本が最も華やかだったバブル時代。あちこちでこういうことが起こっていたのかもしれません。

北野誠「自分とこの会社で、ほとんど相手の給料も全部わかってるのに、すごいね。それは」

松原タニシ「わかってるからこそ、より高望みをしちゃったってことですかね。それはどうなってんのやろな、今。後追い取材してほしい」

北野「『貧乏は嫌い』って言った女性は、その後どうなってるのか(笑)」

この時、Aさんをこっぴどく振った彼女の「今」が知りたいという北野と松原。

「貧乏なんて大っ嫌い!」

佐藤実絵子はこの話で、2000年に放送されていたフジテレビの月9ドラマ『やまとなでしこ』を思い浮かべたようです。

主演の松嶋菜々子さん演じるキャビンアテンダントの神野桜子は、「お金持ちと結婚したい」という一心で、夜な夜な合コンを繰り返す女性。

桜子が「貧乏なんて大っ嫌い!」と言い放つシーンは有名です。

北野「まっ、松嶋菜々子は成功してますけどね。本人が稼いでますからね。相手の稼ぎじゃなくてね」

大病院の御曹司の東十条司と、実家の魚屋を継いだ数学者の中原欧介で揺れ動いた桜子でしたが、最後に「お金」より「愛」を選ぶという結末です。

ドラマにならないストーリー

北野「そりゃそうや。それで病院の御曹司を選んでたら、『やっぱりなぁ』」

松原「見てる方、なんもカタルシス得られへん。『なんやねん!それ』」

北野「『結局、病院の御曹司選んだんか。そら、そやわなぁ』いうカタルシスが。カタルシスでもなんでもない(笑)」

「愛」より「金」では普通過ぎて、ドラマにはなりえません。

北野「それでも『頑張って幸せになろう』っていうね、いい話やったんだと思いますね」

Aさんの元カノは、思い描いていたであろうリッチな生活を送っているのでしょうか。

もし当時『やまとなでしこ』を見ていたとしたら、ふとAさんを思い出したかもしれませんね。
(minto)
 

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