リーグ戦も勝てない!苦しい戦いが今後も続く名古屋グランパスの現在地
名古屋グランパスは、天皇杯敗退の後、ケガ人が増加してリーグ戦でも勝てない状況が続いています。6月24日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、アウェイでも現地観戦を欠かさない、城所あゆねが、こうした現状について語ります。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く結果以上にスタッツが悪い
まずは、16日にホーム豊田スタジアムで行われたJ1 第18節・湘南ベルマーレ戦は、1₋1の引き分けでした。
城所「引き分けだったけど、試合に関わる様々な競技データであるスタッツは、シュートの数やパスの精度(成功率)は湘南の方が上回っていたんです。意外とグランパスが先制したものの、試合内容としてはなんだかなぁ…という印象」
実は、一昨年(2022年)4月にグランパスが湘南ベルマーレに勝って以降、リーグ戦で4戦連続勝てていない(引き分け含む)という事実もあります。
正直、湘南ベルマーレは毎年リーグ戦で優勝争いをするわけでもなく、かといって中位クラスとも言い難く、J1残留争いに関わることも多いものの、しっかりJ1に留まる不思議な立ち位置のチームです。
城所「対戦チームの相性ってあるじゃない?湘南には勝てると思ってた」
仕方ないけど納得いかない!
後半15分に決められた湘南のMF小野瀬康介選手の同点ゴールについても「グランパスサポーターとしては言いたいことがある」と強調。
城所「わかるよ?仕方ないんだけど、流れとして湘南ボールから主審に当たったことでボールの軌道が変わって、湘南がゴールしたんです。ちょっと主審にボールが当たったんなら、一度試合を止めてよ!って思うの、サポーターとして。得点にもつながってるわけだからね」
この主審が試合を止めなかったことについては、試合後議論の対象になりました。
ただ、厳しいことを言えば「グランパスが追加点を取れなかったことが全てだ」とする城所。
そうは言っても、ケガ人が想定外に増えてしまったことで長谷川健太監督も選手のやりくり、組み合わせに腐心しているのが現実です。
サポーターの一部からは「夏の補強を」という声もあがっている様子。
折り返しを締めくくれず
22日に味の素スタジアムで行われたJ1第19節・東京ヴェルディ戦は、リーグ前半戦最後の試合でしたが…。
城所「0₋1で負けました。失点シーンはあったものの、負けるとは思ってなかった。攻撃時はあんまり守備の圧がなかったからボールが運びやすくて行けそうだなと思うこともあったし、後半開始直後はチャンスも多かった。あんなにシュート打っても勝てないのは、相手GKがすごかったから」
チャンスがあった一方で、サポーターからは「ボールは持たせてもらえても、攻め手を塞がれている」という声もあったようです。
スタッツはグランパスのボール支配率が試合を通して50%以上、パス成功率もヴェルディを上回っていました。それでも勝てないのは、ケガ人の多さだけが原因ではないように思えます。
中盤での競り負けが多い気がすること、数少ない攻撃時に選手間でタイミングが合わないことがあるのが気がかりです。
次の試合は、26日にホーム豊田スタジアムでJ1 第20節・浦和レッズ戦、その次は30日にアウェイのヨドコウ桜スタジアムでJ1 第21節・セレッソ大阪戦と、順位が近い相手との試合が続きます。
サポーターの祈りは届くでしょうか?
(葉月智世)