熱さから顔も守る!サウナ好きの主婦考案の「動くサウナキャップ」が話題
まだまだ続くサウナブーム。髪や頭皮を乾燥から守る帽子・サウナキャップを被る人も増え、おしゃれな商品も続々と登場しています。そんな中、注目を集めているのが、サウナ好きの主婦が考案したサウナキャップ「NANOS CAP(ナノスキャップ)」です。6月20日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、佐賀県鳥栖市在住の村田 純可さんに、この「NANOS CAP」について話を伺いました。
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村田さんが開発したサウナキャップ「NANOS CAP」は、額のところで折り返すニット帽のような形。
横にも縦にも伸びるストレッチ素材の特殊なタオルを使っているそうです。
一番の特徴は「可動式」であること。
キャップの折り返しの部分に切り込みが入っていて、これを口元にスライドさせると「サウナマスク」に、目にスライドさせると「アイマスク」になるそうです。
村田さんが「NANOS CAP」を開発したきっかけは、タオルで口元や顔を覆っているたくさんの女性の姿でした。
村田さん「サウナに入ると顔が熱いんですよね。体から汗をたくさんかこうと思っていても、顔だけ熱くなってしまうので。サウナにいる10分間ぐらいの間、タオルを手に持って口元を覆っているのも面倒だなと思って」
便利な商品を探し求めた村田さんでしたが、理想的なものは見つからなかったといいます。
自分で特許申請
村田さんの理想は、サウナキャップとサウナマスクが一体になったもの。
わずらわしいボタンやマジックテープではなく、熱気を感じた時に素早く顔をガードでき、自宅で洗濯ができるものでした。
村田さん「自信作の完成形ができたら、販売もしたいなと思ったのがきっかけです」
苦労した点は、ストレッチ素材のタオル地を販売してくれるメーカーが見つからなかったこと。
個人では相手にしてもらえなかったものの、制作を依頼していた帽子メーカーから生地メーカーに掛け合ってもらったことで、ようやく販売の許可が出たそうです。
特許の申請書を作るのも一苦労。
弁理士を通すと40万~100万円かかることから、村田さんは無料相談ができる久留米知的財産支援センターに週1回、5か月間通い、無事に特許を申請することができたそうです。
Amazonでの売れ行き好調!
「NANOS CAP」の売れ行きは?
村田さん「初めてにしては売れているかもしれません」
今年の3月末からAmazonでの販売をスタート。2日に1つのペースで売れていて、今月はすでに18個売れたそうです。
色はグリーン、ネイビー、グレーの3色で、今後さらに人気が出れば、新色が登場する可能性もあるそうです。
興味がある方は、Amazonで「NANOS CAP」または「1秒サウナ」「1秒マスク」で検索を。
料金は7,200円(税・送料込)。
佐賀県の温浴施設「山茶花の湯」では、6,600円(税込)で販売しているそうなので、佐賀に行く機会がある方はこちらでの購入がおすすめです。
「NANOS CAP」を使うようになってから「サウナライフは快適!」と村田さん。
これからも「形違い」「生地違い」などの展開を考えているそうです。
(minto)