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今川焼き界の革命児!福井県鯖江市のソウルフード 三六商店の「サラダ焼き」

今川焼き界の革命児!福井県鯖江市のソウルフード 三六商店の「サラダ焼き」

国産眼鏡フレームの生産高全国一の福井県鯖江市に、地元で愛されている今川焼き「サラダ焼き」があります。今川焼きといえば、中に入っているのはあんこやカスタードクリームが一般的ですが、鯖江市の「サラダ焼き」は、ロースハム、マヨネーズ、カイワレが入った“おかず系”。30年もの歴史があるこのサラダ焼きについて、三六商店の大崎智子さんに話を伺いました。

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おかず系の今川焼き

おかず系の具材が入ったサラダ焼き。

オリジナルのミックス粉を使用した生地はほんのり甘く、ハムの歯ごたえ、カイワレの香りがアクセントに。

酸味を飛ばしてまろやかになったマヨネーズと、口の中でミックスされる感じだといいます。

サラダ焼きを開発したのは先代。先代がサラダ焼きを作った理由について、「甘いものが主流の今川焼きの概念の革命を起こしたかった」と大崎さん。

キャベツやレタスも試してみたものの、今川焼きの生地に乗せるには水分が多すぎてうまくいかず、水分があまり出ないカイワレがちょうどよかったそうです。

ミックス粉へのこだわり

サラダ焼きを売り出した当初はあまり自信がなかったという大崎さんですが、お客さんに受け入れてもらって、「美味しい」と言ってもらった時の感動は忘れられないそうです。

今川焼きといえば「甘み」を楽しむおやつというイメージですが、大崎さんが初めてサラダ焼きを食べた時は「旨み」を感じたといいます。

ミックス粉は、何社もの大手の粉製造会社に「こんな感じの粉が欲しい」と注文して、何十回ものダメ出しを重ねてようやくたどり着いた味。

「こだわりは半端じゃないです」と大崎さん。

1つくださいは「1箱ください」?

お客さんのほとんどがサラダ焼きを「箱買い」するそう。

1箱に5個のサラダ焼きが入っていますが、多くの方が「〇箱ください」というように「箱単位」で購入するといいます。

「サラダ焼きを1つください」は、「1箱ください」という意味である場合が多いそうです。

営業時間は11時から長くて16時ぐらいまで。材料がなくなり次第閉店です。

全盛期には、1日で1,200個も売り上げていたといいます。

眼鏡に次ぐ鯖江市の名物

まさに、眼鏡に次ぐ鯖江市の名物となった三六商店のサラダ焼き。

いろいろな旅行雑誌に取り上げられたこともあって、観光客も多く訪れるそうです。
中には「眼鏡屋さんに『食べてみた方がいい』と勧められて来た」、という方もいるとか。

三六商店は、福井鉄道 神明駅から徒歩5~6分ほどの場所にあります。

住宅街の中にあるため「皆さん1回では来れないです。曲がるところを間違えると、全然違うところに行っちゃう」と笑う大崎さん。

鯖江市のソウルフード「サラダ焼き」。発売から30年を経た今も人気のおかず系今川焼きです。
(minto)
 

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