お祈りメールが内定につながる!?就活の今
6月1日から面接などの就職活動が解禁となりました。残念ながら不採用となった場合、企業から就活生には「お祈りメール」が届きます。こうした通知の末尾は「今後のご健闘をお祈り申し上げます」などと締めくくられていることから、「お祈りメール」と呼ばれるようになりました。実は最近、この「お祈りメール」を内定につなげるサービスが登場したということです。6月3日放送の「CBCラジオ #プラス!」では、近年の就活の動きについて、CBCアナウンサー光山雄一朗と三浦優奈、つボイノリオが深掘りしました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く就活生と企業のマッチング
「お祈りメール」を内定につなげるサービスを提供しているのは、東京の企業「ABABA」。
就活生に最終面接で落ちた「お祈りメール」が届いた際、その申告と届いたメールをその会社のサービスに送ります。
するとそのサービスに提携している企業に対して、他社の最終選考履歴などの就活生のデータが届けられるというもの。
提携企業からは「こんな企業の最終面接まで進んだのか」「能力高いのかな」「面接したいな」と就活生に面接を申し込み、合意が取れれば選考へ進められるという、マッチングサービスです。
就活生にとっては悔しい「お祈りメール」が人材のひとつの指標になり、企業にとっては効率よく良い人材を確保したいというニーズが合致したサービス。
つボイ「失恋した子の相談に乗っていると、うまいこといっちゃうみたいなのに似てる気がしますね(笑)」
「お祈りフラれ」を受けた人の相談に乗っていたらその人の魅力に気づいてお付き合い…。お祈りメールのサービスと似ているような、また別の話のような…。
エージェント人材紹介も
また就活において売り手市場が続く中、エージェント人材紹介サービスの存在感が就活業界において増しています。
サービスを利用した企業が内定を出し、学生が承諾すると企業側から報酬が払われるとマッチング支援です。
光山は大学生のアルバイトにエージェントについて尋ねると、「当たり前のように使っています」との返答を受けたとか。
光山が就活をしていた8、9年前にはなかったサービス。就活も時代とともに進化しています。
一方、学生の意に沿わない企業が紹介されるといった問題点やトラブルも存在するため、サービスの利用には注意が必要です。
6月以前に内定が決まっている割合は…!?
面接などの就活の解禁日は6月1日にも関わらず、2024年度に卒業する学生の8割が既に内定をもらっています。
インターンシップの時点で採用に繋がるような動きをしている企業もあるそうで、政府が定めているルールが形骸化している現状です。
ちなみに、就活生を対象にしたアンケート調査によると、志望度が高い会社から不採用通知を受けたことによって「その企業が嫌いになった」という就活生が85%もいるとのこと。
つボイ「いいなと好意を抱いていても、その人に嫌いと言われたら嫌いになっちゃう。あんなに好きだったのにね」
またまた就活と恋愛が結びついてしまうお茶目なつボイでした。
(ランチョンマット先輩)