入社2年目さわやかアナウンサーが、 岐阜県・八百津町の地元で人気の愛されフード・豚ロースの天ぷら“パーコー”に迫る!
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、町に根づく愛されフード。CBCアナウンサー2年目、神戸生まれ東京育ちの松本道弥アナが調査します。
今回は、岐阜県・八百津町(やおつちょう)の『パーコー』です。
町で聞いた情報によると、八百津の愛されフード『パーコー』は、岐阜県産の豚ロースを使った天ぷらで、たっぷりのネギと特製ダレが味を引き立て、ビールが進む美味しさだそう。
さっそく『パーコー』を提供するお店『三勝屋(さんかつや)』に向かいます。
『三勝屋』は、昭和8年創業の食事処。89年ずっと変わらない昭和レトロな雰囲気が魅力で、店名には「味で勝つ、値段で勝つ、量で勝つ」という3つの意味が込められています。
『パーコー』は柔らかい岐阜県産のボーノポークのロースを、秘密の配合で作った、通称“魔法の粉”をまとわせて、低温でじっくり揚げた豚肉の天ぷら。見た目でザクザク感が伝わってくるような食欲をそそる逸品です。「思っていたよりもサイズが大きいですね」とボリューム感にビックリの松本アナ!
餃子のタレにラー油とおろしニンニクを加えて、『パーコー』に付けていただきます。
ご飯との相性もピッタリのようで、松本アナの箸も進みます。
中国の料理、豚のスペアリブを揚げた排骨(パイクー)をアレンジしたパーコー麺をヒントに、3代目のご主人が25年前に考案。今では『三勝屋』の看板商品で、お客さんの8~9割がオーダーするのだとか。
『パーコー』の命は、衣のカリカリ感。この食感を出すために小麦粉と水の他に入れるのは、どこの食卓にもあるもの。でもご主人いわく、「うちは色んなものを揚げるので、食材のうま味が油に染み込んでいる。だから、ご家庭で揚げてもこのおいしさにはならない」と老舗の自信をにじませます。
さらにご主人が、最近地元の若者に“愛され始めている”フードを教えてくれました。
それは『米粉クレープ』、お腹いっぱいでも食べられるおいしさだそう。
八百津高校の近くにある『石焼き亭 絆(きずな)』で、このホルモン焼店の娘さんが2年前から週3日ほど、昼間にクレープ店を営業しています。
米粉・豆乳・ブラウンシュガーなどヘルシーな材料を厳選した、弾力のあるもっちもちの生地が特徴で、一番人気は旬の食材を使った「月替わりクレープ」。
地元の高校生もコロナ禍で楽しみがない中、大人になった時に「あそこのクレープ食べに行ってたよね」と言ってもらえるような、地元に根づいた店を目指している娘さん。
いつの日か、八百津のもう一つの愛されフードとなるかも?と期待が高まります。
(5月6日(金) CBCテレビ「チャント!」より)