王林「東京は怖いけど、まだ怖くない」初の三重県でよもやの“緊急事態” 山中に響いたスタッフの声「避難!」
7日午後のCBCテレビ『ちょい足し』に、青森県のローカルアイドル「りんご娘」のリーダー・王林さんが出演。ロケで訪れた、人けのない奥地で“緊急事態”が発生し、急遽ロケが中断となった一幕が放送されました。
王林さんは三重県津市の伊賀市との境付近にある「平木」というバス終点から、さらに先の地域を旅のエリアとして『ちょい足し』することに挑戦。テレビなどで紹介されていない魅力的なスポットが見つかるかどうかについて検証しました。
今回の旅の舞台・三重県は初めて訪れたという王林さん。「県の形は素敵だなぁと思ってました。東京は怖いんですけど、まだ三重に怖いっていう感情は生まれていないから、ここからちょっと見極めていきたいと思います」と独特の感性で意気込みを語ると、津市中心部にあるバス停から路線バスに乗り込みました。
スカートにサンダル姿の王林さんに、VTRをスタジオで見ていたMC・ミキの亜生さんが「大丈夫かな王林ちゃん、ちょっと軽装やな。めちゃくちゃ歩かないかんから」と心配すると、昴生さんも「今から山行くとは思えん感じやな」と指摘。これまでの“ちょい足し旅”では山道を歩く過酷なシーンもあったことから、ゲストの菊地亜美さんも心配そうに見守ります。
曇天の中、バスが到着した終点は山あいの車庫。バスから降りた王林さんは目の前に広がっていた山の風景が想像以上だったようで、「行きます?この先…」と同行スタッフに確認しつつ、旅がスタートしました。
歩き始めるとポツポツと雨が…。ビニール傘を差しながらくねくねと曲がった細い道路を歩いていく王林さん。「これから誰かがいる気配も感じない…」と不安も漏れますが、比較的車がよく通ることから「先に何かはあるんだろうな」と期待しつつ、歩みを進めていきます。
しかし時間が経つごとに、王林さんの行く手を阻むように強まってくる雨足。「久々にこんな強い雨を感じてます。私、晴れ女なんですけど」という王林さんの言葉も、傘に当たる雨の音でかき消されそうなほどとなり、ついには土砂降りと言ってもよいレベルに…。
側溝の水の激しい勢いや、山側から滝のように流れ落ちてくる水の様子に、スタジオの昴生さんが「これはアカン!」と声をあげると、菊地さんも「(カメラの雨粒で)見えないもん、もう」とツッコむなど、まさに緊急事態に。
「やばい、やばい」と王林さんがつぶやく中、大雨の山あいに響いたスタッフの声…。
「避難!」
土砂降りの雨で一旦ロケを中断。全員、機材車に避難しました。
車内では「これは時間の問題?時間が解決する?」と外の様子を気にする王林さんでしたが、スタッフからも「分かんないなぁ…お天道様のことだから」と再開の見通しは立たず…。結局、思わぬ足止めを受け、何一つ見つけられないまま、突然VTRは終了しました。
全く想像していなかった展開に、スタジオの3人も困惑。
昴生さんが「今回は大雨の中を歩く王林ちゃんを見ただけの回でした」とかろうじてまとめ、何を見つけたかは次週になると説明すると、菊地さんは「今からって時に終わりましたよね」と爆笑。亜生さんからも「雨用の室内ロケに変更とかできへんから。でも別に2週にまたがなくても良くない?」と的を射たツッコミが…。
今回のちょい足し旅は、本来の趣旨である“バス終点のさらに奥”に加え、昴生さんいわく「豪雨のその先が見られる」というちょい足しにもなることが確定したのでした。
(8月7日(土)午後5時00分放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)