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国道の路面を流れる路上河川「洗い越し」 酷道界の横綱「国道157号」を巡る旅

国道の路面を流れる路上河川「洗い越し」 酷道界の横綱「国道157号」を巡る旅
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニア歴25年の鹿取茂雄さんが、“酷道界の横綱”と名高い岐阜県の「国道157号」を巡ります。

鹿取さん思い出の地 「危険 落ちたら死ぬ!!」の看板があった場所

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

鹿取さんと一緒に旅をするのは、鹿取さんの著書『酷道大百科』を愛読している小学5年生の一翔(かずま)くん。鹿取さんのことを“神”と崇める一翔くんを、酷道の旅へ誘います。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「これから酷道に一緒に行かないかな。一翔くんがずっと前から一番行きたいという国道157号に」

石川県金沢市から岐阜県岐阜市までをつなぐ「国道157号」は、鹿取さんが道マニアになるきっかけとなった原点とも言える道。中でも岐阜県本巣市から福井県大野市に入った所辺りまでが酷道区間と言われており、日本三大酷道の一つと呼ばれるほどの過酷な道だとか。

2人はまず、岐阜県本巣市へ。国道157号を北上し、橋を超えて集落を抜けるといよいよ酷道区間。まずは、鹿取さんが一翔くんを連れて行きたい場所に向かいます。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「この場所、見覚えないかな?」

(一翔くん)
「“危険 落ちたら死ぬ!!”の跡地!」

ここはかつて、「危険 落ちたら死ぬ!!」の立て看板があった場所。鹿取さんが運転免許証を取得して間もない頃に初ドライブで訪れ、酷道に夢中になるきっかけとなった思い出の場所でもあります。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

注意喚起の役目を終えて看板は5年前に撤去されましたが、鹿取さんが家から持ってきたレプリカの看板を立てて再現するというサプライズに、一翔くんは大感激!

激レア標識!30年前に撤去されるはずだった「40高中」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

国道157号を北上していくと、酷道の真骨頂とも言える道に。

(一翔くん)
「わぁ、ガードレールが無い!ワクワクする」

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「ここからしばらく、落ちたら死ぬ区間」

岐阜土木事務所によると、ガードレールを設置するとさらに道幅が狭くなってしまうため、代わりにポールとロープを設置しているとのこと。

そして到着したのは、鹿取さんが一翔くんに見せたいという“レアな標識”がある場所。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「これを見て欲しくて」

(一翔くん)
「あっ、40高中!」

「高速車および中速車は40km/h制限」を表す通称「40高中」は、道マニア界にもファンが多いという非常に珍しい標識だそう。1992年までは車両が「高速車」「中速車」「低速車」と3種類に区分されており、それぞれ法定速度が異なっていました。しかし、制限速度の改正により、現在その区分は廃止されています。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「本当は30年前に撤去されていないといけないものが、今も残っている」

(一翔くん)
「この標識が撤去されないことを祈ります」

道路上を流れる川!? 国道157号名物「洗い越し」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

さらに国道157号を北上すると…

(一翔くん)
「すごい!(水が)めっちゃ流れてる!国道本線上を“川”がそのまま横断している」

現れたのは、国道157号名物「洗い越し」。あえて道路の上に水を流す路上河川が国道にあるのは非常に珍しいそうで、「国道本線上に“洗い越し”があるのは2か所だけ。しかも複数か所あるのは157号しかない」と鹿取さんは言います。

そして2人は、岐阜と福井の県境に位置する「温見峠(ぬくみとうげ)」へ。標高1020mを誇り、国道157号で最も高い場所に辿り着いたところで、酷道巡りの旅は終了です。

11月21日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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