『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校に行き、今どきの学校生活を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、岐阜県関市にある『関商工高校』です。ラグビー強豪校として有名ですが、写真部も今年度、２度の全国１位を獲得。他にも数多くの大会で入賞している写真部にお邪魔しました。

柔軟な発想を取り入れて撮る一枚

放課後は校内で、休日には様々な場所に出かけて撮影をしている部員たち。今年度の全国高校総合文化祭で１位になった作品を見せてくれました。２年生の高野くんの作品で、タイトルは「いっけな～い 遅刻！遅刻！」。パンをかじりながら自転車で急ぐ姿を収めた写真で、「太陽を大胆に取り入れた構図と、本来は暗く映る人物の表情がはっきりと伝わった点」が高評価を得たそうです。また、被写体の後ろに飛んでいるノートもこだわった点で、ノートを高く投げた瞬間を捉えることで、被写体が自転車で疾走する様子を表現しています。他の部員たちも凄腕揃いで、各部員の作品は写真雑誌に載っていてもおかしくないほどハイレベルです。

学んだテクニックでオリジナリティーある作品に

指導をするのは、顧問の先生。自身も高校生の時に写真部だったそうで、先生になってからは、顧問だけが出品できるフォトコンテストで全国１位になった実績があります。そんな先生から指導を受けている部員たちのテクニックを拝見！　岐阜県各務原市にある“航空宇宙博物館”で撮影した「荒ぶる宇宙飛行士」という作品は、レンズを被写体に向けてカメラを回転させる方法で撮った一枚。また、窓に付いた水滴の画像と花の画像を合成した“多重露光”という方法で撮った写真もありました。こんな技術を持つ彼らや先生に手伝ってもらいつつ、マヂラブの二人はいざ写真対決です！

「ファンモン」vs「ごめんなさい」･･･勝負の結果は？

写真のテーマは“青春の１ページ”。まずはモデル選びからですが、野田は部内一、被写体として魅力的という部員を撮影。村上は、顧問の先生にお願いしました。制限時間は２０分。野田は、要望に的確に応えてくれる部員に「やっぱりいいわ！被写体が！」と大絶賛です。一方、村上はある有名な写真と同様に撮りたいようで、その写真を先生に見せると「遠くから望遠で撮れば、後ろがボケる」と教えてくれました。その通りに撮った写真のタイトルは「ファンキーモンキーベイビーズ」。ファンモンのＣＤジャケットのように顔がアップになった写真です。野田は、色々なシチュエーションで撮った結果、「ごめんなさい」というタイトルの写真で勝負。部員の多数決による結果は…、野田の勝ちでした。野田の勝因について、「“額縁効果”といって、周りを植物で囲んだことにより真ん中が浮き立つ効果がある。構図的にすばらしい」と顧問の先生。マヂラブの二人は、「カメラはやるなら早い方がいいよね」と短い時間の中でも楽しさを感じたようでした。

（ＣＢＣテレビ「チャント！」２月１２日(月)放送より）