マヂラブ野田、デッドリフトで高校生と勝負! 三重『亀山高校』の男子『ウエイトリフティング部』 女性指導者の日本一の強豪校
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。
今回は、三重県亀山市にある『三重県立亀山高校』の『ウエイトリフティング部』です。
歴史はおよそ半世紀で、インターハイを始めとする多くの大会で好成績を収めてきた『ウエイトリフティング部』。現在は16名で活動しており、中でも凄い部員は3年生の松田くん。昨年3月の全国選抜大会に、8月のインターハイ、10月の国体と高校生の全国大会で三冠を達成した日本一の高校生です。階級は「61キロ級」で、種目の「スナッチ」では106キロ、「クリーン&ジャーク」では137キロを持ち上げたという凄い記録の持ち主なのです。
そこで、トレーニングマニアの野田が、恒例の筋肉チェック!松田くんのお尻や太ももの筋肉は大きく硬く仕上がっていて、野田はその凄さを「ダイヤモンドだ!」と表現。さらに「ウエイトリフティングって、脚で上げる」と言うほど、脚を鍛えることが大事なのだとか。
松田くんをはじめ、他にも全国大会に出場した部員を育てた指導者は、全国的にも珍しい女性の顧問の先生です。教員になってから始めたウエイトリフティングの指導歴は、26年。亀山高校に赴任してからも、数々の優秀な選手を育ててきました。その強さの秘密は、伝統のトレーニング。それは、バーベルを頭の上に持ち上げたまま歩くという体幹を鍛えるトレーニングで、松田くんが90キロのバーベルを使い、実際に見せてくれました。歩き方は、地面と太ももが平行になるくらい、高く脚を上げます。それでも、バーベルを持ち上げている腕や体がブレることなく前進。見ているだけのマヂラブが「しんどい!」を連発するほど、ハードなトレーニングです。
いつもなら野田が挑戦するところですが、肩を負傷中のため、今回は村上がトライ!初心者なので重りは付けず、シャフトだけを持って挑戦しますが、その重さは20キロ。なんとか頭上まで持ち上げ、脚を高く上げてまずまずの歩きをしました。
でも、どうしても高校生と戦いたい野田。肩への負担が少ない、ひざ上までバーベルを持ち上げる「デッドリフト」で松田くんと対決することに。まずは100キロから。両者ともあっさりクリアし、その後どんどん重量を上げ、松田くんは165キロを成功。自己ベストを10キロ更新です。
野田はさらに170キロを上げて、ここで勝利と思いきや、まさかの選手交代!次なる挑戦者は、「+102キロ級」の浦田くんです。階級が上がれば、持ち上げられる限界も上がるため、浦田くんは200キロからスタート。野田はその上の210キロを成功させ、浦田くんも自己ベスト更新でクリアし、今回の勝負は仲よく引き分けとなりました。
多くの部員が初心者からスタートする『ウエイトリフティング部』。「痩せたかったから」と入部した部員は、見事12キロも痩せて満足げ。ハードなトレーニングであっても、「楽しい!」と笑顔です。そして、全国大会三冠の松田くんは、「オリンピックに出て、今まで支えてくれた人たちに恩返しをしたい」と将来の夢を語りました。野田は「メダル取ってくれ! ウエイトリフティングの王子様になれ」とエールを送ったのでした。