愛知は卓球の強豪県!? マヂラブが“ある壁”に立ち向かう『岡崎城西高校』卓球部をリポート
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。
今回は、愛知県岡崎市にある『岡崎城西高校』の『卓球部』です。県内屈指の強豪校ですが、“ある壁”によってインターハイ出場を逃しているとか。それが何なのか?マヂラブがリポートしました。
平日は4~5時間、休日は朝8時半から夕方5時までと、日々猛練習をしている卓球部員たち。まずは、3年生と2年生のエース対決を見せてもらうと、スピード感や迫力など卓球の凄さをマヂラブの二人は目の当たりにします。
実は、村上は中学時代、卓球部に所属。幽霊部員だったとはいえせっかくなので、2年生エースと対戦することに。力の差は歴然で、相手のミスショットによって奇跡的に2点が入るものの、村上自身が決めて点が取れることなく、やっぱり惨敗です。野田は、3年生エースが打つ“高回転サーブ”を打ち返す体験をしてみますが、ラケットには何とか当てられるものの、全く相手コートに入れることができません。「マジックみたい」と強い回転の威力をまたもや目の当たりにしました。
今年の試合の成績を聞くと、団体戦は愛知県2位。1位にならないと、インターハイに出場ができないため、今年も願い叶わずという結果に。“ある壁”とは、毎年県大会1位の『愛工大名電高校』のことで、岡崎城西高校がインターハイに出場できたのは、2018年の地元・愛知県で開催した時の特別枠だけです。因みに、名電高校のインターハイの結果は1位で、現在6連覇中だとか。
つまり、愛知県大会を突破するのは、全国優勝するのとほぼ同じ難易度になるわけです。野田は「垂れ幕で“名電さえいなければ”と書いておいてもらったら」とヘンな励ましをします。県2位の学校にとっては、ここさえ越えればインターハイ出場という壁が大きすぎる、全国で最も過酷ともいえる状況なのです。それでも「自分たちは県内の大会で勝ち上がることで、愛工大名電と試合ができる。他県の選手より貴重な経験をさせてもらっている」と言う3年生エースの謙虚でポジティブな言葉に、マヂラブの二人は感心しきりです。
その愛工大名電に勝つために、『岡崎城西』が強化してきた点は主に2つで、その①は『それぞれの必殺技を磨く』こと。ボールの軌道がバナナの形のような“チキータ”や、強烈なスマッシュを高く大きく打ち返す“ロビング”という打法など、部員それぞれが得意とする技を見つけて、その腕を磨く練習を積んでいます。そして、その②は『きつい練習にも耐える』こと。
“多球練習”と呼ぶ、連続で打たれるボールをリズムよく返すという練習があり、この部では1セット5球を60回も続けるそう。体力だけでなく、速い動きに対応できる力が身につくとか。元・卓球部の村上が挑戦すると、次々と打ち込まれるボールに返球が追い付かなくなって、ギブアップです。この他、卓球台を横に2台付けて置き、2倍の広さとなった台で左右に大きく動いて打ち返す練習するなど、日々ハードな練習を続けています。
皆さんに将来の夢を聞くと、卓球の最高峰の日本リーグに出たいと語る部員や、卓球からは離れて、建築デザイナーになりたいと語る部員もいました。「真面目に練習をやっていても勝てない高い壁があるということは辛いけど、凄くいい経験になっている」と、部員の皆さんがこれからの人生に役立つ経験をしていると感じたマヂラブの二人なのでした。