涼しい車内でも「かくれ脱水」になる!?涼しくても水分補給を!渋滞時に安心のトイレグッズもご紹介
夏休みは、旅行や帰省など車で長距離を移動する方も多い時期。帰省ラッシュやUターンラッシュなど、渋滞に巻き込まれることも悩みの種です。今回は、夏の車中で気を付けたい「かくれ脱水」について解説。対策と便利なアイテムを紹介します!
涼しい車内も熱中症になる危険性が!気づきにくい「かくれ脱水」とは?
かくれ脱水は、気付かないうちに体に必要な水分が減っている脱水症の一歩手前の状態のこと。夏はそこに暑さが加わり、熱中症になってしまう危険性も高まります。済生会横浜市東部病院の谷口英喜先生は「特にこの時季は、朝起きた時に誰でもかくれ脱水になっている可能性がある」と注意を呼び掛けます。
かくれ脱水は、車内をエアコンで涼しくしていても、安心できません。谷口先生によると、車内の空気が冷えていても、太陽の光に含まれる遠赤外線の影響で体温が上昇し、知らず知らずの間に汗をかいているとのこと。
さらに、エアコンが効いて除湿もされている状況なので、汗がすぐに乾いてしまいます。そのため、自分がどれだけ汗をかいているか気付きにくく、脱水症状を引き起こしている可能性があるそうです。
1時間にコップ1杯の水分補給で「かくれ脱水」予防!
かくれ脱水にならないために大切なのは「水分補給」。水分を摂る量に関しては人それぞれですが、1時間にコップ1杯分、約200ミリリットル程度の水分補給をしてください。基本的にはお茶・水を定期的に飲んでいれば、かくれ脱水になることは少ないそうです。
スポーツドリンクもオススメですが、コーヒーや緑茶などカフェインを含むものは利尿作用があるので、水分補給としてはあまりよくないとのこと。
高速道路の渋滞の強い味方!携帯トイレと大人用紙パンツ
車中の水分補給は大切ですが、心配になるのが高速道路の渋滞ですぐにトイレに行けない問題。トイレを我慢して水分を取らないでいると、かくれ脱水になる可能性は高くなっていきます。そんな時に強い味方になるアイテムが「携帯トイレ」です。防災アイテムのイメージが強いかもしれませんが、渋滞中などの非常事態にもとても役立ちます。
3COINSの携帯トイレは、3個セットで330円というお手軽な価格。凝固剤があらかじめ入っているタイプなので、後から入れてこぼしてしまう心配もありません。
フェリシモが販売している非常用簡易トイレは、箱形の組み立て式。5回分セットで、使用しているところを隠せるポンチョが付いています。
とても便利な携帯用トイレですが、高速道路の渋滞時などで使用する場合には、車が停止中でも必ずシートベルトを着用してください。
運転を担当していてハンドルを離せないという人には「大人用紙パンツ」が便利です。エリエールの大人用紙パンツ「うす型パンツ下着気分」は、男女兼用で下着のような履き心地。防災アイテムとしてもオススメです。白とピンクの2種類で、柔らかくゴワゴワしない肌触りです。
かくれ脱水に気を付けて、楽しい夏休みにしてください!
CBCテレビ「チャント!」7月21日放送より