なぜ?風邪を“よくひく人”と“全くひかない人”…「免疫力」とは?名医おすすめ「免疫力」アップ法

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、芝大門いまづクリニック 院長 今津嘉宏先生です。
今回のテーマは『〜ヒントは大自然と山の恵み!?〜名医おすすめ免疫力アップツアー』
風邪やインフルエンザなどの感染症が増える原因は、免疫力(免疫機能の状態・バランス)の低下が関わっていると言われています。秋から冬へと季節が移り変わるこれからの時期は、厳しい気温差などにより自律神経が乱れることで、免疫力が低下するため注意が必要だそうです。そこで今回は、免疫力アップに取り組む奥多摩町から対策のヒントを学ぶべく、名医おすすめの「奥多摩町・免疫力アップツアー」へ出発。さらに、自宅でも応用できる免疫力を高める生活習慣などを教えてもらいました。
風邪をよくひく人と全くひかない人がいるのはなぜ?

先生によると、風邪をよくひく人と全くひかない人の違いの1つが「免疫力」(※「免疫力」は「免疫機能の状態・バランス」という意味の一般用語です)。免疫力とは、ウイルスや細菌などの異物による外からの攻撃や体内で発生したがんなどの病気から身体を守る力のこと。そのため、免疫力が下がると風邪をひきやすくなってしまうのだとか。免疫力は20歳頃をピークに自然と下がっていくので、毎日の生活の中で免疫力を保つ努力が必要だそうです。
森の中を歩くと免疫アップ!?
<「森林セラピー」について>
森林セラピーとは、木々が茂る環境に身を置き、心身の健康増進を図る自然療法のこと。ストレスを抱えていると血管が収縮し血圧が高い状態になります。森林浴などでリラックスすることで自律神経が整い、血圧が下がり、免疫が働きやすい状態になるそうです。
<奥多摩町の「森林セラピーロード」>
奥多摩町は町の面積の約94%が森林で、癒し効果の検証等がなされた森を「森林セラピーロード」として認定しています。湖畔沿いのフラットなコースから、本格的なコースまで全5コースあるそうです。
<「フィトンチッド」について>
フィトンチッドは、樹木が放出する化学物質で木の香りを構成する成分の1つ。一部には、虫を遠ざけたり、細菌やカビなどの増殖を抑えたりする作用があるそうです。
<免疫と「フィトンチッド」の関係>
フィトンチッドを吸い込むと、自律神経が整えられてストレスが和らぐと言われています。その結果、ウイルスなどに対する免疫である「NK細胞」が活性化し、風邪などの感染症にかかりにくくなることが期待できるのだとか。スギやヒノキなどの針葉樹はフィトンチッドの発散量が多いので、それらが多く生い茂る公園や神社を歩くのも免疫力アップにおすすめ。さらに、自宅でもヒノキなどの針葉樹のアロマを使うことでリラックス効果が期待できるそうです(※商品によって成分や濃度が異なるため、必ず同様の効果が得られるとは限りません)。
<「奥多摩式森林呼吸法」>
(1)姿勢を整える
(2)へその下「丹田」を意識
(3)腹式呼吸
自宅などでも深呼吸をすると、自律神経が整い免疫力アップが期待できます。
病気知らずの88歳!ゲンキの秘密
<免疫力アップの秘密はラジオ体操>
奥多摩町で暮らす病気知らずの宇佐美隆子さん(88歳)のゲンキの秘密の1つがラジオ体操。奥多摩町では毎日朝10時からラジオ体操を防災無線で放送しているのだとか。先生によると、運動を行うと血の巡りがよくなり、体温が上がることで免疫細胞の活性化につながるそうです。
<酢・黒大豆で免疫力アップ>
毎朝、黒大豆にお酢をかけて食べているという宇佐美さん。先生によると、酢に含まれる酢酸には血流を改善する作用があり、免疫力アップにつながるとのこと。そして、黒大豆に豊富に含まれるポリフェノールには高い抗酸化作用があり、免疫細胞を酸化ストレスから守る働きが期待できるのだとか。また、「黒酢」や「にごり酢」などの酢に含まれる発酵菌である「酢酸菌」は、全身の免疫細胞を活性化させ、風邪の予防などに働くと言われているそうです(※市販の酢の種類によっては酢酸菌が含まれていない場合があります)。
風邪知らず!95歳ご長寿の免疫力アップ食材

<95歳が育てる免疫力アップ食材!?>
生まれも育ちも奥多摩町の清水辰雄さん(95歳)は、風邪をひいたことがないそうです。そんな清水さんの免疫力アップ食材は「わさび」。清らかな水によって育つわさびは、古くから奥多摩の特産品として知られており、清水さんは35年間わさびを作り続けているそうです。
<わさびと免疫の関係>
わさびに含まれるイソチオシアネートは、抗炎症作用や免疫細胞の活性化のサポートが期待できます。市販のわさびやからしにもイソチオシアネートが含まれているそうです。
<清水さんのゲンキの秘密「わさび漬け」>
自家製のわさび漬けを日頃から食べているという清水さん。わさび漬けの材料の酒粕には、食物繊維・たんぱく質・ビタミンB群など腸内環境を整える成分が豊富に含まれているそうです。わさび漬けを食べる際は、塩分の摂りすぎに注意し、適量を心がけてください。
<腸内環境と免疫の関係>
腸には、免疫細胞の約70%が集まっていると言われています。そのため、腸内環境を整えることで全身の免疫機能にも影響を与えると言われているそうです。
ポイントはニジマスを摂取!?
<免疫力アップ食材「ニジマス」>
奥多摩町の釣り堀「奥多摩フィッシングセンター」では、免疫力アップ食材であるニジマスなどの魚を釣ることができます。また、釣りなどを楽しむことはストレス発散になるので、自律神経のバランスが安定し免疫力アップにつながるそうです。
<「たんぱく質」が大切>
たんぱく質はニジマスなどの魚類にも多く含まれ、免疫細胞のもとになります。そのため、免疫を上げるにはたんぱく質を摂ることが大切なのだとか。他にも、サケ・アジ・マグロなどの魚はたんぱく質に加えて、免疫機能を調整するEPA・DHA・ビタミンDが豊富でおすすめだそうです。
名医おすすめ!自宅でできる免疫力アップ法
<(1)質の良い睡眠>
睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」には免疫機能を調節する働きがあり、質の良い睡眠は免疫機能の維持につながるそうです。
<(2)酢>
酢の成分「酢酸」は小腸ですぐに吸収されエネルギーに変換されます。そのため、疲れた時には、酢の物や梅干しを食べる良いのだとか(※塩分の摂りすぎに注意しましょう)。さらに、梅干しに豊富なクエン酸も酢酸同様に体内のエネルギー代謝に効果的だそうです。お酢を飲む場合は、製品の表示に従って薄めて飲みましょう。原液での飲用や多量の摂取は歯や消化器を傷める原因になることがあるそうです。
<(3)入浴>
入浴は、血行が良くなり免疫細胞が抹消まで行き渡るようになって免疫力アップにつながるそうです。ただし、熱いお風呂はヒートショックの危険があるため、40℃前後の適温で無理のない範囲で入浴してください。
(2026年11月8日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
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