「スマホ依存度チェック」3つ以上で“スマホ依存”の可能性…名医が教える!スマホ&PCの正しい付き合い方【医学博士 吉原潔・平松類・奥村歩】

2024年5月12日(日)放送 【第605回】
「スマホ依存度チェック」3つ以上で“スマホ依存”の可能性…名医が教える!スマホ&PCの正しい付き合い方【医学博士 吉原潔・平松類・奥村歩】 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

サマリーSummary

ゲスト:村上佳菜子
ドクター:アレックス脊椎クリニック 院長 医学博士 吉原潔
ドクター:二本松眼科病院 副院長 医学博士 平松類
ドクター:おくむらメモリークリニック 院長 医学博士 奥村歩
皆さんはスマホを1日何時間くらい使っていますか?ある調査によると1日のスマホ使用時間の平均は113分。スマホ普及率の影響もあり、年々増加傾向にあるそうです。今や生活に欠かせない便利なツールですが、使い過ぎは身体に悪影響を与える危険もあるのだとか。そこで今回は、整形・眼・脳の名医にスマホ&PCとの正しい付き合い方を教えてもらいました。

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、
アレックス脊椎クリニック 院長 医学博士 吉原潔先生
二本松眼科病院 副院長 医学博士 平松類先生
おくむらメモリークリニック 院長 医学博士 奥村歩先生
の3名です。

今回のテーマは「スマホ&PCとの正しい付き合い方~整形・眼・脳 3人の名医が教える~」

皆さんはスマホを1日何時間くらい使っていますか?ある調査によると1日のスマホ使用時間の平均は113分。スマホ普及率の影響もありますが、年々増加傾向にあるそうです。今や生活に欠かせない便利なツールですが、使い過ぎは身体に悪影響を与える危険もあるのだとか。そこで今回は、整形・眼・脳の名医にスマホ&PCとの正しい付き合い方を教えてもらいました。

あなたは大丈夫!?スマホ依存度チェック

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

下記の項目に3つ以上当てはまるとスマホ依存の可能性があるそうです。
□使用時間が1日平均2時間以上
□家でも仕事中でもすぐスマホを手に取れる状態だ
□疑問が浮かんだ時すぐインターネットで検索する
□移動時間など少しでも時間が空くとスマホを触る
□家にスマホを忘れると不安で仕方ない
□毎晩寝る直前まで操作している
□着信音やバイブレーションの「空耳」が聞こえる事がある

スマホ・PCの使い過ぎによる主な症状

・目が渇くドライアイ
・目の疲れ 眼精疲労
・目のかすみ
・手足のしびれ
・首 肩こり
・腰痛
・呼吸が浅い
・疲れやすい だるい
・眠りが浅い 不眠
・めまい

整形の名医が教える!スマホ&PC使用時の正しい姿勢

<頭の角度が肩こりの原因に!?>
下を向いてスマホを見るなど頭が突き出た状態だと首まわりの筋肉が硬くなり、血行不良を招きます。すると、筋肉に溜まった疲れや痛みがとれず、肩こりにつながってしまうそうです。

<姿勢改善アドバイス>
先生によると首まわりの負担を減らすには目線を高くする事が大切。スマホを見る際は胸を支えるように脇の下に手を入れ目線を高くすると首まわりの負担が軽減されるそうです。PCを使用する方は、ディスプレイの位置を高くすると良いのだとか。また、長時間使う時はタイマーをセットして1時間ごとに体操をするのがオススメ。大事なのは、姿勢を正そうとする意識!ぜひ、お試しください。

<首こり・肩こり・腰痛の原因「巻き肩」>
本来、肩は耳の直線上にありますが、「巻き肩」は前方内側に入り込んでしまった状態。巻き肩になると背中が丸まり、首から肩まわりの筋肉が引っ張られ、首こり・肩こり・腰痛の原因にもなるそうです。さらに、ひどくなると「胸郭出口症候群」を引き起こす事もあるのだとか。「胸郭出口症候群」は、巻き肩などにより神経や動脈が骨や筋肉に圧迫される事で発症。腕や手足のしびれ、握力の低下といった症状が現れるそうです。

<巻き肩&猫背改善ストレッチ>
▼壁から50cmほど離れて立つ
▼壁に両手をつき身体を反らす
※無理のない範囲で行ってください
≪ポイント≫
身体を反らす時は、腰椎は曲げず胸椎を反らすのがポイント。肩の筋肉がほぐれ、血流もよくなります。続ける事で巻き肩や猫背の改善が期待できるそうです。スマホやPCの使い過ぎで姿勢が悪い・不調を感じるという方はぜひお試しください。

<座りながらできる!首こり&肩こり改善「ボートこぎ体操」>
▼手を前方に突き出す
▼手のひらを返しながらひじを締めて後方に引く
▼上記を1時間に1セット10回程度行う
※無理のない範囲で行ってください
≪ポイント≫
ポイントは、胸をしっかり張る事。思いきり背骨を猫背に曲げた状態から、身体を反らすくらい伸ばすと良いとの事。巻き肩の改善にもつながるそうです。

眼の名医が教える!スマホ&PCとの正しい付き合い方

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<「スマホ老眼」に注意!>
先生によると、気を付けなければいけないのは目と画面の距離。近くにある物を凝視すると眼の「毛様体筋」という筋肉が緊張します。この状態が長時間続くとピントを合わせる能力が疲弊してしまい、ピント調節力が落ちる「スマホ老眼」になる可能性があるそうです。スマホ老眼になると、画面から遠くに目を移した時すぐにピントを合わせられなくなり、放置すると目の老化や視力の低下だけでなく、眼精疲労やドライアイ、頭痛を引き起こす可能性もあるので注意が必要だそうです。

<「スマホ老眼」の改善方法>
スマホ老眼を改善するアイテムは100円ショップの老眼鏡。度数は「+2」と書いてあるものを選べばいいそうです。方法は、数メートル先を5分間見るだけ。老眼鏡で強制的にピントを合わせられなくする事で毛様体筋がリラックス。目の疲れが和らぎピントがくっきり合ってくれるそうです。メガネやコンタクトをしている方は外さずにそのまま老眼鏡をかけて行ってください。
※一時的な効果です 視力がよくなるわけではありません
※この方法で老眼鏡を使用する際は5分程度に収めてください

脳の名医が教える!スマホ&PCとの正しい付き合い方

<脳の機能が認知症並みに低下!恐ろしい「脳過労」>
先生によると、スマホやPCなどの使い過ぎで「脳過労」になる人が増えているそうです。脳過労とは、脳が疲弊し、心や身体に悪影響が及んだ状態。情報処理を司る前頭葉の血流の低下によって起こるのだとか。脳過労になると、「会話がうまくできない」「書類を手順通り書けない」など、認知症と似た症状を招く事もあるそうです。

<脳過労の改善方法>
「脳過労」を回復するには、生活習慣を改善する事が大切だそうです。スマホの使用時間を減らす以外に散歩・サイクリング・水泳など、身体を1・2・1・2と動かすリズム運動がオススメなのだとか。そして、さらに大切なのがぐっすり眠る事。熟睡中は脳の中に溜め込まれ散らかってしまった情報の整理整頓も行われるそうです。スマホを使ったらその分しっかり睡眠をとって脳を休ませてあげましょう。

(2024年5月12日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)

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