『焦るな!』立浪元監督はじめ各解説者がドラゴンズ現状の苦しみの先の光明を探る!
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム
悪夢の5連敗からの現状、チーム防御率、解説者が語る現状分析

開幕の悪夢の5連敗から、ケガによる主力の離脱が重なりなかなか苦しい局面が続くドラゴンズ。そこで、ドラゴンズについて多角的に分析しながらこの状況に希望を見つけていこう。まずは、サンドラ解説者に聞いたドラゴンズの現状だ。
谷繁(元信)氏「開幕戦で逆転負けをしたことが響いて、正直厳しい戦いになっている」
赤星(憲広)氏「開幕3連戦を振り返っても、3連勝してもおかしくなかった展開を落としてしまったことでこういう形になっている」
吉見(一起)氏も想定外と答えるほどの、開幕後連敗から続いて、7カード連続勝ち越しなしで、チーム防御率は 12球団ワーストの4.05だ。
吉見氏「全体的にみると、『このピッチャーで勝つ』というピッチャーが少ない。やはり、失点の仕方がよくない。周りのミスもあるがフォアボールを出して全て負けに直結しているところが課題」
赤星氏「高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)投手や金丸夢斗投手は、『自分たちがなんとかしないと』というプレッシャーを感じてしまっているのではないか。いいピッチングをしてもプレッシャーがかかり始めると崩れてしまったり大量失点に繋がったりしている場面が多い。松山晋也投手が、故障から戻ってきたので、先発が6回、7回まで頑張ろうという気持ちになれば変わってくる」
赤星氏がポジティブに光明を見出すが、それでも注意しておかなければならない部分を吉見氏は指摘する。
吉見氏「松山投手が帰ってきたが、絶対的な中継ぎがいない。ピッチャーの数はいるけど、『大丈夫かな?』と思ってしまう。後ろ3イニングは大事なので、そこが出来上がっていないのが不安材料」
とはいえ、松山投手の調子が上がってこれば7、8をかためていくことに希望を持てる。勤続疲労もあるなかで、中継ぎ陣も苦しいところだが、新戦力の牧野憲伸投手や、今シーズン注目の根尾昂投手など新たな勝ちパターンも考えられる。また、打撃の面でもチーム本塁打数はセ・リーグワーストタイの9本(18試合)となっており、かねてからの課題である得点力不足は解決していない。
赤星氏「打線の厚みは岡林勇希選手がいなくなって苦しい状況ではあるが、落ちているとは思わない。役割分担をしっかりして、四番の前にランナーをためられるか。必ずここから巻き返すことができるし、チーム力自体はある」
吉見氏「やるべきことができていない。バッターが、ピッチャーの特徴・傾向・その日の状態を情報として入れるとまた違った結果になる」
また、現有戦力の底上げ不足が得点力不足に拍車をかけている。
英智氏「岡林選手が抜けた穴に、花田旭選手が入って新戦力がすごく頼もしいし、期待もできる。だが外野は、ブライト健太選手や鵜飼航丞選手など、キャンプから頑張っていた選手がスタメンに名を連ねていないのが、期待をしていたので寂しい」
解説者たちの緊急提言

なかなか苦しい展開が続いているこの状況に対して、解説者それぞれの提言をもらった。
谷繁氏「一球一球の集中力をトーナメントの気持ちで、1試合やったらクタクタになるくらいやっていけばいい」
英智氏「控えだった自分からすると、ベンチの選手の役割分担が明確になっていない。代走・守備固め・内野・外野と役割分担が明確になると準備もしやすい、使う側も使いやすい」
吉見氏「5連敗から始まって、2連勝してまた連敗しているので、連敗しないこと」
赤星氏「焦る必要はない。こういうことを撮られていること自体がサンドラのスタッフ含めて焦りになっているのでは?正直焦る必要はない」
焦りによって、余裕がなくなることが最もよくないのは事実。シーズンに好不調の波はつきもので、不調の波が最初に来たと捉えるのも必要だろう。僅差での負けゲームも多くなっているので、離脱者も戻り出したら、自然と勝てていくゲームも増えるだろう。
立浪元監督から見たドラゴンズの現状は…

そんな現状の主な離脱者としてあげられるのは、橋本侑樹投手、アルベルト・アブレウ投手、清水達也投手、福永裕基選手、ミゲル・サノー選手、岡林選手、上林誠知選手、花田選手となっている。相次ぐ怪我人について立浪和義元監督からの目線で切り込んだ。
立浪氏「これだけ怪我人が出るのはなかなかないと思うし、アクシデントもあるが、これは自己管理ですね。監督コーチがということを言われるけれど、そうではなく自分の体のケアは本人しかわからないので、その辺りを真剣に見直して欲しい。睡眠も、食生活もですし、そういったところからやって欲しい」
立浪政権時にフル回転だったリリーフ陣の崩壊については、こう語る。
立浪氏「明るい材料で言えば、8回を櫻井頼之介投手が任されることになると思うので、ここのところ7回で藤嶋健人投手であったり、ウンベルト・メヒア投手であったり、杉浦稔大投手であったり色々やるより、早く勝ちパターンだけは、一回失敗しても決めていきたいですよね。いないいないと言うのではなく7、8、9はいるメンバーの中から決めていきたいと」
打率は高打率を維持している選手もいる中、得点力不足についてはどう考えるか。
立浪氏「これも一番の問題と思いますし、自分が監督の時もなかなか点がとれなかったんですけども、打たないといけないと言うことですごく力みを感じますよね。結局甘いボールをファールにして追い込まれたくないからボール球に手を出して、三振というケースが多いので、その辺をもう少し意識を変えてもう少しトップを早く作って、ボールを長く呼び込んで見極めることも大事だし、一球で大振りしてはいけないってことですよね」
立浪氏からの緊急提言として。
「選手がここは奮起しないと。負けると色んなこと言われて、監督も大変だと思うんですよ。選手個人個人が、もう一回開幕のつもりで今日から1試合1試合大事にして頑張ってもらいたいですね」
各解説者、立浪氏の意見を見て一番しっくりくるのは、赤星氏の「焦るな」という言葉だった。離脱者が多い状況で、先発予定もある投手を勝ちパターンで固定したりというのは、後々先発が足りなくなった時にまた配置転換を迫られかねない。今やるべきことを粛々とやっていく事が、長い目線でしっかりした、勝ちパターンの確立や、得点力不足の解消に繋がっていくのではないだろうか。決して無理にする必要はないが、苦しい時こそファンが力付けられる事もあるだろう。花田選手がヒーローインタビューで話していたように、過去は変えられなくても明るい未来は目指せる。監督も選手も頑張れ!ドラゴンズ!
澤村桃










