立浪竜3年目の逆襲は本当に可能なのか!?川上憲伸氏、吉見一起氏の歴代エースが痛恨の開幕戦を徹底解説

立浪竜3年目の逆襲は本当に可能なのか!?川上憲伸氏、吉見一起氏の歴代エースが痛恨の開幕戦を徹底解説

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。

3月31日の放送回で共有したいトピックスは、立浪ドラゴンズ3年目の開幕戦をドラゴンズの歴代エース・川上憲伸さんと吉見一起さんが徹底解説。開幕戦の勝敗を分けたポイントや今シーズンへの期待が語られた。また後半では根尾昂投手の単独インタビューも紹介。まずは開幕戦、鮮やかな速攻で先制点を挙げた1回表の攻撃から…

初回の先制攻撃に見た田中選手の“走塁センス”

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手©CBCテレビ

1回表、先頭打者の田中幹也選手がライト線にしぶとく落とすプロ初安打で出塁。1アウトから3番・高橋周平選手のレフト線を破る当たりに、スタートを切っていた田中選手が一気に本塁に還り先制点を挙げた。

川上氏:この場面はやっぱり田中選手の走塁。レフトがサンタナ選手ということで守備位置や捕球をする際の反応を見た走塁にセンスとスピードを感じましたね。

5回表、中田翔選手の“読み”で放った勝ち越しソロ

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手©CBCテレビ

1対1の同点で迎えた5回表。4番・中田翔選手が打った瞬間、ホームランを確信した移籍第1号のソロ本塁打をレフトスタンドに放ち勝ち越しに成功。体調不良からオープン戦は最後の2試合を欠場したものの開幕戦にしっかりと状態を上げていた。

川上氏:開幕に合わせてきたあたりはさすがですね。それと、同点の展開になって「どこかで1点取れないかな」というところでの一発。読みが完全に当たりましたよね。

6回裏、先発・柳裕也投手が満塁のピンチを作って降板

1点リードの6回裏。自身初となる開幕投手の大役にも試合を作ってきた柳裕也投手だったが、満塁のピンチを作って降板。2番手・勝野昌慶投手が犠牲フライで同点に追いつかれたものの、後続を断って最少失点で凌いだ。柳投手のピッチングを吉見さんは次のように解説をした。

吉見氏:(この試合の柳投手のピッチングは)良かったと思う。試合を作っていたわけだし。あえてどこか(悪いところ)を探すなら狙った所に投げられていないボールが柳投手にしては多かったかな。

7回表、“今季は一味違う”高橋周平選手のタイムリーで勝ち越し

6回裏に1点を返され、ふたたび同点で迎えた7回表。3番・高橋周選手がこの試合2本目となるタイムリーでふたたび勝ち越しに成功。高橋周選手は9回表にも安打を放ち3安打猛打賞を記録。オープン戦の打率が3割9分1厘だった高橋周選手はシーズンでも好調を維持。川上さんが要因を次のように解説した。

川上氏:オープン戦から引っ張った当たりは強いスイングができているなかで、シーズンに入っても変わらなく甘く入ってきたボールはしっかりとバットの芯で捉えたスイングができていますね。

“問題”の8回裏。ロドリゲス選手の失策、松山投手の暴投などで逆転を許す

「サンデードラゴンズ」より松山晋也投手©CBCテレビ

1点リードで逃げ切り態勢に入っていた8回裏。立浪和義監督がマウンドに送ったのは昨季ブレイクを果たした松山晋也投手。先頭打者・村上宗隆選手を打ち取ったものの、ショートのロドリゲス選手が落球をしてノーアウト2塁に。このピンチに松山選手の暴投などが絡み逆転を許した。川上さんがこの試合の勝敗を分けたプレーとして挙げた“ロドリゲス選手の落球”を次のように解説した。

川上氏:松山投手は緊張するなかで村上選手を打ち取ったんですけど…。ロドリゲス選手はナイターの練習を普段からしてないと思うんですよね。キャンプ中からコーチのノックは受けていると思うんですけど、実際にバッターが打った打球は想像以上に伸びてくるんです。そのあたりが原因となってミスが起きたんじゃないかと思いますね。打者の打った打球は質も違いますし、村上選手のようなパワーヒッターが打った打球はなおのこと。このプレーの前にもロドリゲス選手はフライの捕球がちょっと怪しい場面があったんですよね。

―この試合の勝負の分かれ目は?

川上氏:それはもう8回しかないですよね。このイニングまでは「今年のドラゴンズは変わったな」って戦い方でしたから。ロドリゲス選手にはこれから経験を積んでもらえれば。もともと守備は上手い選手ですから。

9回表、無死満塁で4番・中田翔。一発が出れば同点の絶好機も…

この試合初めてリードを許し4点ビハインドの9回表。先頭打者は代打で登場した宇佐見真吾選手がレフトへ弾き返して出塁すると、高橋周選手のヒットでチャンスは無死満塁に。ここで打席には4番・中田翔選手。一発が出れば同点の場面で放った一打は左中間最深部へ。しかし、スワローズ西川遥輝選手の好守に阻まれ犠牲フライによる1点のみ。続く細川成也選手が併殺打に倒れ、立浪竜3年目の船出は黒星スタートとなった。試合を観戦した吉見さんは「まぁ、しゃあないでしょ。次でしょ。それしかないじゃん」と切り替えの速さを見せるも、今季のドラゴンズの可能性に触れて締めくくった。

吉見氏:形はすごくいいと思います。去年と違って点が入りそうな雰囲気を感じる。

開幕戦から期待通りの一発を放った中田翔選手のコメント

中田翔選手:(開幕戦は)143試合のうちの1試合としか考えていませんし。結果よりも打席で自分のスイングができている事が一番だと思うので。しっかりとそこに関しては自信を持って打席で今後も自分のスイングをしていけたらいいなと思います。

根尾昂投手単独インタビュー「まずは一軍の舞台に。シーズントータルで3勝、5勝と」

「サンデードラゴンズ」より根尾昂投手©CBCテレビ

先発投手に転向して2年目を迎える根尾昂投手への単独インタビュー。今シーズンへの意気込みやオフからキャンプへの取り組み、そして現在の胸中に迫った。聞き手はサンドラ新MCに就任した光山雄一朗アナウンサーが務めた。

―今置かれている現在地についてどのように捉えている?

根尾昂投手:開幕のローテーションは入らなかったので、今投げている6人の中に食い込んでいって勝ち取るっていうところが自分の中での目標でもあります。

―先発に転向した昨シーズンは9月に待望の一軍昇格。2試合に先発して好投したもののプロ初勝利は掴めなかった。当時の心境は?

根尾昂投手:いやもう、その試合はその日で終わりなんで。また次の試合で勝つためにっていう感じで割り切ることしかできなかったですし。「もっとこういう風にしたい」というのが出てきた試合ではありました。

―オフシーズンはルーキー時代から通い続けている鳥取のワールドウイングジムに。そして、2年ぶりに大島洋平選手の自主トレに参加。投手ではなく野手の大島選手と行動をともにした狙いは?

根尾昂投手:洋平さんとも話はさせていただいていて、「こういう風に考えている」と話したら、「いつでも言ってくれたら力になれると思うから」と言われていたので、こちらからお願いしました。全く違うことをやるわけでもないので、必要な要素も結構あるので。そんなに無かったですね。「野手だから」っていうのは。

―2月の沖縄キャンプでは今中慎二臨時コーチからアドバイスを仰いだ。教わったのはカーブ。具体的な指導内容、今までとの変化は?

根尾昂投手:僕が投げるカーブがこういう風になっていて、「もう少しこうした方がいいかもね」と話をさせてもらったり、勉強になることばっかりでやっぱり変えたほうが良いなというところに今は落ち着いているんですけど。(Qどう変わった?)バッターの反応が一番なのかなと思いますけど、はい。そんなに…、あんまり言いたくないので。

―実戦が始まるとそのカーブが冴えわたり結果につながった。およそ一年前の制球難に陥った頃がはるか昔に感じられるほど成長。しかし、球界屈指の先発ローテーションに名を連ねることはできず開幕一軍を逃した。その時の心境は?

根尾投手:ロッテ3連戦(3月22~24日)の前に練習している時に、「こういう経緯でこういう風になったから」と言われて。「またすぐ戻ってこられるようにしっかり投げます」とだけ言いました。

「サンデードラゴンズ」より根尾昂投手©CBCテレビ

―「初勝利を掴む」という目標に向けて大事になってくることは?

根尾投手:やっぱり守りのリズムっていうところで僕が投げている時に、守備の時間が長くなる。味方もなかなかリズムに乗れないところがあったので。ピッチングリズムだったりがひとつ大事になるのかなと思います。球数が多いので、1年間投げると考えても1試合10球減らせるだけで、1か月で換算したら4試合あったら40球だったり。理想論ですけど(球数を)減らせるなと。ボールの精度を上げていくことが今は課題なのかなと思います。

―初勝利を待っているファンに向けて

根尾投手:やっぱり勝っているところでファンの方々に喜んでもらいたいというのはもちろんありますし。僕自身も勝ってその喜びを早く味わいたい気持ちが強いので。まずは一軍の舞台に早く上がることが今の目標ではありますし。上がって投げるだけじゃなくて、勝ってシーズントータルで3勝、5勝と積み重ねていけるように。まずは1勝。まず勝ちます!

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。 開幕戦を観て想うことは…去年までとあまり変わらない!?

今週のサンドラを観た感想…。開幕戦を徹底解説していただいた川上さんはロドリゲス選手に対して「経験を積んでいけばいい」と仰り、吉見さんは「去年と違って点が入りそうな雰囲気を感じる」と前向きなコメントで締めくくっておられました。たしかに吉見さんが言われるように中田選手がどっしりと4番に座っていることで打線にしっかりとした軸ができたように感じさせてくれます。開幕戦の「ここで一発が欲しい」という場面で本当に打ってくれる頼もしさは、これぞまさしく本物の4番でしょう。開幕カードを振り返ってみると、2戦目はわずか1点。3戦目は中田選手の2号ソロを含む2得点と、去年と同じように得点力不足に頭を悩ましそうですが、いまだ無安打の細川選手が目を覚ませば打線は繋がるように思うのです。

2戦目、3戦目はさておき、筆者が一番残念でならないのはやはり開幕戦。8回裏にロドリゲス選手が落球した失策から逆転を許して負けたのですが、1点のリードを守りきって勝つためにもっと講じる策は無かったのでしょうか。講じる策とはロドリゲス選手を代えて守備固めをするべきではなかったのかということです。川上さんが指摘されたようにあの落球プレーの前にも怪しい場面があったと記憶しています。

この開幕戦を観て思ったことは、正直、去年までとあまり変わらない!?です。去年も中盤から終盤にかけてリードしていながら守備のミスから接戦を落とす試合がありました。なぜリリーフ陣の勝ちパターンはあるのに、接戦を勝ち切るために堅守の選手を起用して守備を固めないのか。立浪監督のなかでロドリゲス選手以上に堅実な守備ができる選手がベンチにはいなかったというのであれば、ただただお詫び申し上げるしかないのですが…。かつて落合博満監督が指揮を執っていた初期の頃に川相昌弘選手を守備堅めで起用して守り勝つ野球を成し遂げていました。立浪監督にもそんな緻密な野球、采配を、との思いはイチサンドラ視聴者、イチドラゴンズファンのあくまで勝手な願いです。

兎にも角にも2024年シーズンはまだ始まったばかり。本拠地バンテリンドームでジャイアンツを迎える3連戦から流れが変わることに期待しています!

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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