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立浪竜“二遊間改革”の主役候補!怪我から復帰した田中幹也が2年目の逆襲に向けた胸中を激白

立浪竜“二遊間改革”の主役候補!怪我から復帰した田中幹也が2年目の逆襲に向けた胸中を激白
「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

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【動画】田中幹也の復帰後初の実戦守備で見せた併殺がコチラ!【2分39秒~】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
3月10日の放送回で共有したいトピックスは、立浪ドラゴンズ3年目における逆襲のキーマン・田中幹也選手のインタビュー企画。立浪和義監督が昨シーズンから大鉈を振るって改革に着手した新たな二遊間の構築において主役候補だったのが田中選手。1年目の春季キャンプから存在感を発揮し、オープン戦では首位打者争いのトップに立つなど開幕スタメンをほぼ当確としていた。しかし、開幕が差し迫ったオープン戦の試合中に右肩脱臼の大怪我を負い戦線離脱。悪夢のような出来事からおよそ1年ぶりとなる3月8日、ついに一軍復帰を果たした。田中選手はルーキーイヤーをどのように過ごしたのか。また、2年目の今シーズンにかける思いとは―。サンドラがその胸中に迫った。

「本当に負けない。勝つだけ」二軍スタートも絶対的自信

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

ルーキーイヤーをリハビリに費やすこととなってしまう“あの”悪夢から丸一年が経ち、止まってしまった時計が動き出そうとしている田中選手。2年目の春季キャンプは二軍スタートとなったが、怪我が癒えた田中選手は自信を口にしていた。

田中選手「激しい争いにはなると思うんですけど、本当に負けない。勝つだけだと思うので。なんとかアピールしていきたいと思います。負けないか?負けないです!」

田中選手の言葉がただの意気込みでないことは1年目のオープン戦のプレーで証明されている。ルーキーながら走攻守3拍子が揃った内野手として首位打者を争った。「開幕セカンドは田中で決まり」と誰もが思ったほど。しかし、掴みかけたレギュラーの座は直前でこぼれ落ちた。当時の悪夢を振り返る田中選手は悔しさを隠せなかった。

「同期だからこそ絶対に勝ちたい」村松、福永の活躍に発奮

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

田中選手「チャンス逃したなというのは思いました。結果も出ていた時だったので。その分、なおさら悔しかったというか・・・」

長く苦しいリハビリ生活は同じことを繰り返す日々。一方で同期の村松開人選手と福永裕基選手は華やかな一軍の舞台で躍動していた。

田中選手「レギュラー取られたなとも思いましたし、まずその2人に信頼がいってしまったなというのがあったので」

それでも2人の活躍が田中選手の心の支えになっていたと明かす。

田中選手「同期ですけど、同期だからこそ本当に、今もですけど絶対勝ちたいというのはあります。1年目でだいぶ差が開いてしまったので」

同期の活躍を自身の燃料に転換させ、自分にできることを全力で取り組んだ。

田中選手「一軍の試合もたくさん見てきて、このピッチャーこうだなとか色々研究しましたし。『来年勝つために』っていう思いでは、野球に携わる時間を増やしました」

すべては再び一軍の舞台に戻るため―。

田中選手「いつどう終わるか分からない世界にいるので。1年目がダメだった以上、本当に2年目に懸けたいというか。去年の分以上に働きたいというのはあるので」

「今年1年間、死ぬ気で」2年目の逆襲に抜かりなし

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

2024年2月。リハビリを終えた田中選手は沖縄でアピールを続けた。離脱する前よりも成長を実感している。

田中選手「練習時間が増えてきたので、技術的にも体力的にも力がついたかなと思う。全部鍛えられたかなと思いました」

およそ1年ぶりに訪れた実戦の守備においては不安を口にしていた。

田中選手「守備につく前はめっちゃ緊張したんですけど。一球打球をさばいたら、ちょっと緊張がほぐれたかなと」

二軍の教育リーグが始まり連日スタメンで出場すると状態の良さをアピール。こうして迎えた3月8日、満を持して一軍合流を果たした田中選手は力強く決意を明かした。ライバルは同期だけでなく、後輩であるルーキーもしっかりと意識をしている。

田中選手「本当に今年が勝負だと思いますし、ルーキーも二遊間を(ドラフトで)とってきたので。今年1年間、死ぬ気でやっていきたいと思っています」

田中幹也の逆襲が始まる―。

竜のレジェンド・荒木雅博氏の田中選手評

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

この日のスタジオ解説は去年までドラゴンズの内野守備コーチを務めた荒木雅博さん。田中選手を実際に指導していた経験も踏まえて、田中選手への期待と課題を話しました。

―コーチ時代に田中選手に教えていたことは?

荒木氏「あんまり深いところまで教えるほどの期間が無かったので。去年は3月の序盤でケガをしてしまいましたから。基本的なことやスピードがありすぎてボールに衝突しすぎちゃうところは変えていこうねという話はしていましたね」

―荒木さんが田中選手に期待する数字の『試合数100』については

荒木氏「『試合数100』については80試合がスタメンで。あとの20試合は代走や守備で活躍してほしいというところです」

―「打率2割7分」について

荒木氏「結構難しい数字になるとは思うんですけど、田中君のバッティングだったらいけるんじゃないかと」

―「盗塁20」について。ドラゴンズではなかなか達成されていない数字の理由は?

荒木氏「盗塁ができなくなってる理由としては他のチームの牽制や投げるときのフォームのクセをすぐに直してきています」

―脱臼をした田中選手が帰塁するときは手、それとも足?

荒木氏「足からだと思います。恐怖感は絶対に残っていると思うので、20盗塁という数字は厳しいかもしれませんが期待を込めて20盗塁いってほしいなと思っています」

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。 2024年シーズン、新たな不動の二遊間誕生は間違いない!

今週のサンドラを観た感想・・・。昨シーズン、ドラゴンズが2年連続最下位に沈んだ原因のひとつとして田中選手の離脱、不在が大きく関係していたと筆者は勝手に思っています。侍ジャパンとの壮行試合でも見せてくれたように田中選手の走攻守のプレーすべてにおいてチームを変えてくれる、良い方向に導いてくれるという大きな期待感を抱かせてくれるものでした。だからこそ実績はなくても未知数の可能性を秘めた田中選手の“穴”はとてつもなく大きなダメージだったと思います。立浪監督が阿部選手と京田選手のトレードをしてでも新しい二遊間を作ろうとする思い切った改革は、昨シーズン二遊間のどちらかでもモノになっていればチームの成績は違ったものになっていたのではないでしょうか。

さて今シーズンの二遊間といえば、田中選手の同期である村松選手が一歩、二歩ライバルをリードしている様相。田中選手も負けじと去年以上のアピールをここから期待したいです。新たな二遊間の誕生がドラゴンズの暗黒期脱却、新時代の幕開けとなる―。2024年がその時です!

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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