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“石川昂弥、龍空は自らの力でレギュラーの座を掴み取れ!”名手荒木雅博がドラ開幕内野陣を大胆予想!

“石川昂弥、龍空は自らの力でレギュラーの座を掴み取れ!”名手荒木雅博がドラ開幕内野陣を大胆予想!
「サンデードラゴンズ」より荒木雅博氏(C)CBCテレビ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

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順調な春季キャンプ

「サンデードラゴンズ」より荒木雅博氏(C)CBCテレビ

2月1日から始まった沖縄春季キャンプも早くも中盤戦に入り、シートバッティング等、実戦形式の練習も加わってきた。ここまで大けがもなく順調に調整は進められているようだ。

今年も和田打撃コーチ主宰の「和田塾」は健在。今や北谷キャンプの名物にもなっており、去年に引き続き細川成也、鵜飼航丞両外野手や、今年から入塾した石橋康太捕手らが徹底的にバットを振り続けている。この塾から細川選手がブレイクしただけに今年も新たなる選手の活躍を期待したい。

さて今週のサンドラは今年からCBC野球解説者としてデビューしたばかりの荒木雅博さんが現状のドラゴンズ内野陣を総括。開幕スタメンに名を連ねる内野陣を予想するとともに、調整状況を一つ星から三つ星の三段階で評価した。

自らの力でレギュラーを掴み取れ

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手(C)CBCテレビ

まずはジャイアンツから新加入し、注目を浴びている中田翔内野手。ファーストのレギュラーとして期待が高まるが、荒木さんの評価も上々だ。

荒木氏「星三つです。ベテランの域に達して、練習を見ていても丁寧さが際立って見えるし、身体もしっかりと仕上げてキャンプに入ってきているなって思いますね」

昨秋、左ひざを痛めた影響で二軍スタートとなった石川昂弥内野手には辛めの評価となった。

荒木氏「星一つかな。まだ体力不足な点は否めない。特守を見ていても最後はへばっていますよね。体力作りをしっかりし、それから技術をつけていくべき。まだまだ彼にはやるべきことがたくさんありますね」

そして激戦区の二遊間で去年114試合に出場した龍空内野手には石川昂同様、辛口なる評価となった。

荒木氏「星一つです。見ていて“軽い”。すごく見栄えが良くて、すごいプロ野球選手だなと思いますが、ちょっと球が跳ねていたらエラーしているのではというプレーが多いですね。ただその中でもしっかりと足を使っている守備も増えてきています。1コずつ上げていって欲しいですね」

去年はポジションを空けてまで起用していたが、今年は実力で奪い取らなければ起用しない様子。石川昂、龍空両内野手にとっては厳しい一年となりそうだが、自らの力でレギュラーの座を掴んでもらいたいと荒木さんは2人にエールを送った。

夢を感じる令和のアライバコンビ

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手(C)CBCテレビ

今オフ肉体改造に挑み、5キロ増量した福永裕基内野手の評価はいかに。

荒木氏「星二つですね。身体が大きくなり、去年と比べると多少動きが悪くなっている部分もありますが、必ずやキャンプ中に絞ってくると思います。意図的に増やしているわけですから、そうなった時の動きは星三つになるかと思います」

肩のケガから復活を目指す田中幹也内野手の評価はドラファンなら気になるところだ。荒木さんはまずは無理せず、じっくりと仕上げて欲しいと願う。

荒木氏「星二つですね。暖かい沖縄だから投げられている。名古屋に帰って、寒い中でどうかなという感じですかね。無理せず調子を上げていって欲しいですね。絶対に必要な戦力になると思います」

一軍キャンプに抜擢され、毎日ユニホームを泥だらけにして汗を流している津田啓史、辻本倫太郎両ルーキーの評価も聞きたいところだ。

荒木氏「彼ら2人は期待値込みで星三つ。津田選手はまず肩が強そうに見えます。まだ小手先だけでやっているように見えますが、これが身体全体を使えるようになったら、すごい守備ができるようになるかもしれないですね。辻本選手はスピードがありますね。ただ、まだ守備では衝突するような感じが見受けられますね」

田中幹也選手と二遊間を組んだらスピードに富んだ面白いコンビになるのではと話した荒木さん。もしかして令和のアライバコンビになれるかも?

名手荒木氏のイチオシは誰?

「サンデードラゴンズ」より村松開人選手(C)CBCテレビ

群雄割拠の二遊間となっているドラゴンズ。荒木さんのイチオシが気になるところ。名を挙げたのは去年98試合に出場した村松開人内野手だ。

荒木さん「星三つです。守備がうまくなっている印象を持ちます。ノックを見ていても一歩目を前に出るのが早くなりましたね。去年までだと打球を待って捕る癖がありましたが、ボールの正面に入って捕れるようになりました。すごく成長の跡が見えますね」

荒木さんの目からは村松選手がポジション争いで一歩リードしている感じを受けている模様。だが他の選手もただ指を咥えて見ているわけではない。開幕までの約1.5か月の間でどれだけ差が詰まっていくのかとても楽しみだ。

開幕スタメンを射止めるのは誰?

さて気になる荒木さんの開幕スタメン予想。現状では一塁に中田選手、そして注目の二遊間、二塁には田中選手、遊撃に村松選手、残る三塁にはカリステ選手の名を挙げた。ここに開幕一軍枠として、どこでも守れるユーティリティプレイヤーの今年移籍した山本泰寛、石垣雅海両内野手を指名。困った時に助けてくれる便利屋として期待したい選手だ。そしてまだまだ力が衰えていないことを示したい高橋周平内野手には二塁ではなく三塁の座を狙ってもらいたいと荒木さんは口にした。

一塁にはダヤン・ビシエド、中島宏之内野手も控え、去年より一枚も二枚も攻守の層が厚くなったドラゴンズ内野陣。うん!期待しかない。今年こそ強いドラゴンズの復活だ!このまま誰一人ケガをしないまま開幕を迎えてもらいたいと願うばかりである。

がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

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