竜守護神が認めた次世代のクローザー松山晋也が今シーズンを振り返る

竜守護神が認めた次世代のクローザー松山晋也が今シーズンを振り返る

「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム

今週のサンドラは育成から飛躍を遂げた松山晋也投手の特集。上位指名されたいという思いがあった中、育成入団という悔しいスタートで幕を開けた今シーズン。その指名前夜には、願掛けとしてマウンドに塩と酒を撒いてから布団を敷いて夜を明かしたという強烈なエピソードを持っている。

今シーズンの成績は、36試合17ホールド防御率1.27奪三振50被本塁打0と素晴らしい成績を残した。

今シーズンを振り返って 憧れでありライバルの守護神マルティネスのコメント

「サンデードラゴンズ」よりライデル・マルティネス投手©CBCテレビ

育成から始まったルーキーイヤー。松山投手は前を向いてこう語った。

松山投手「ライデル(マルティネス)さんが圧倒的だったので、そこに近づくというか超えられるようにやっていかないといけないなと思っています」

それに対してのライデル・マルティネス投手のコメントはこうだ。

マルティネス投手「若い投手だけど、将来性があってとても良い投手だと思う。将来的に次のクローザーを担える逸材になってくれたら良いね」

「サンデードラゴンズ」より松山晋也投手©CBCテレビ

松山投手がアドバイスをもらおうとすると、マルティネス投手は「お前の方が4年前の俺よりすごいから言うことはない」と言われたそうだ。球界屈指のクローザーにこう言わしめるほどのポテンシャルに来シーズン以降も期待が高まる。

松山投手「僕がやることは、目の前のバッターをアウトにして0点に抑えてベンチに帰るのが仕事だと思うので、50試合は投げたいなというのが目標」

今シーズンのベスト&ワーストゲーム その理由とは?

「サンデードラゴンズ」より松山晋也投手©CBCテレビ

今シーズンのベストゲームは9月27日のカープ戦。

松山投手「前の試合があまり良くなかったので、翌登板で三者三振に抑えたのがよかった」

本番前の5球の投球練習でコンディションがわかると言う。一方のワーストゲームは9月18日のカープ戦、根尾投手先発の試合。自らのエラーもあり勝ち越しを許した。

松山投手「自分の色々悪いところがすべて出た試合でそこがワーストゲームでしたね」

また、サンドラが選んだハイライトシーンは、三振奪取後の雄叫びのシーン。なぜあそこまで力強いのか尋ねると。

松山投手「いや、わからないっす。僕も勝負の顔になるんですかね。気持ちが出ます。(子供の頃から?)いや、大学の時くらいからです」

松山投手のプロフィール帳 自己分析からプライベートまで

「サンデードラゴンズ」より松山晋也投手©CBCテレビ

松山投手本人が分析した自らの能力チャートは、「頭脳:5、ファンサービス:5、メンタル:4、球速:3、コントロール:2」

頭脳に5をつけたのは、バッターごとにイメージを膨らませて投球するからだと言う。今でも十分な球速を3としたのは、現在最速156kmを160kmに伸ばしたいとのことから。コントロールを2としたのは、投げ分けることができておらず真ん中にブチ込んでるだけだからと答えた。

「今欲しいものは?」という質問には、「浮き沈みのない最強のメンタル」と回答。また、目標にする人は大塚晶文コーチだという。十分強いように見えるメンタルもコーチとともにさらに強く鍛えられると思うと楽しみだ。

「ドラ選手のここが好き」という質問では、後藤駿太選手の良くも悪くもイジってくるところが好きと回答。そのイジりに加えて「メジャーの代理人とご飯行っていました」などありえない冗談で楽しませてくれるところも好きなようだ。

「ドラ選手のここを直して欲しいところ」という質問には、山浅龍之介選手と森山暁生選手の寮の洗濯物をそのままにするところを直して欲しいと回答。睡魔に負けて確信的にやっていた山浅選手と、うっかりやってしまった森山選手が素直に謝っていた。

そしてプライベートの質問「理想のタイプは?」には、「綺麗で優しい人」と回答。有名人で言えば菜々緒さんのような人がタイプのようだ。作って欲しい手料理は、出汁が効いた卵焼き。「ドラゴンズで付き合うなら誰?」という質問には、加藤匠馬捕手と回答。格好よくて、ありのままのキャラをいじってくれるところが好きなようだ。その気持ちに対して加藤捕手は。

加藤捕手「ロッカーが目の前なので、話す機会も多い。面白いところもあって、人にないものを持っているのでそう言うところに惹かれたんじゃないですかね、僕も」

その回答に「だと思ってました(笑)」と嬉しそうにしながら反応する松山投手。その屈託ない笑顔も愛される部分なのだろう。

サンドラ版情熱大陸〜松山投手の故郷をめぐる〜

「サンデードラゴンズ」より松山晋也投手©CBCテレビ

サンドラでは、故郷青森にある母校での松山投手の講演会に密着した。松山投手たっての『情熱大陸に特集されたい!』と言う思いをサンドラの番組内で実現した形だ。

行きつけのジェラート屋さんで大好きなジェラートを頬張ってから、小学校へと向かった。慣れない講演では少し戸惑う様子を見せながらも、子どもたちにははっきりと真剣な目線でこう語った。

松山投手「夢に向かって失敗しても良いので突き進んでほしい。僕も何度も失敗してきました。でも諦めることは絶対に一回もなかった。笑われても何しても、自分がやりたいこの職業につきたい、この夢に向かって走りたいと思ったら、その夢に向かって全力で突き進めば絶対その夢は叶う。自分を信じて突き進んでほしい」

自分で体現してきた成果と、真摯に伝えようとする姿勢が子どもたちにも伝わったようだ。その講演を終えて松山投手はこう締めた。

松山投手「そんなに良い選手じゃないのに、あんな風にやってくださったので、もっと良い結果を出してやらないとなって気が引き締まりました」

番組内の特集であったが、更なる成績を残して堂々と情熱大陸に特集され、もっともっと大きな喜びを手に入れてほしいと感じた。そのために絶対的ストッパー・マルティネス投手も認めるような更なる飛躍を期待したい。

「大塚コーチのプロ2年目の登板数(50登板)を超える」

まずはこの目標をクリアだ。がんばれ松山投手!

澤村桃

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