会う前のLINEがご縁を左右する?婚活のプロに聞く、距離が縮まるメッセージのコツ
まだ出会っていない、リアルでは二人きりで会ったことのない相手とのLINEやメッセージ。
実はそれは、「会う前」から相性を映し出す小さな鏡のような存在です。
気づかないうちに送りすぎてしまったり、反対に距離を縮められないまま終わってしまったり…。
せっかくの良いご縁も、やり取りひとつで遠ざかってしまうことがあります。
大切なのは、テクニックよりも相手を思いやる視点。me:tone編集部は、婚活だけでなく日常の人間関係にも活かせる、“心地よいメッセージ”のあり方を探ってみました。
付き合い始めに「毎日LINE」は大丈夫?
「隣の女性」のリアルな本音を伝え、「今」を生きる女性たちを応援したい――。
そんな思いからCBCテレビが立ち上げたのが、「me:tone編集部」です。
今回は、婚活業界で長く現場を見続けてきたブライダルサロンbouquetの佐藤香織さんに、相手に会いたくなるような、“心地よいメッセージ”の考え方について話を聞きました。
婚活を進めていくうえで佐藤さんがよく伝えているのが「お相手と毎日LINEなどでやり取りすること」。その理由は、とてもシンプルです。
佐藤さん:「日常のなかで、自然とお互いの存在を意識できるようになるからです」
ただし、「毎日」という言葉だけが独り歩きすると、少し苦しく感じてしまう人もいます。
1日1通のやり取りで十分な人もいれば、1日の中で何度かラリーが続くほうが安心できる人もいる。感じ方は本当に人それぞれだと、佐藤さんは実感しています。
まだ会っていない相手とのメッセージでは、「うまくやらなきゃ」「正解を選ばなきゃ」と、つい肩に力が入りがち。でも実は、そのやり取りこそが“相性を見極める時間”でもあります。
佐藤さんは、やり取りのテンポや頻度が自然に合うかどうかは、相性を知る大切な指標のひとつだと話してくれました。
返信が早すぎて、苦しくなることもある

婚活を始める前や、連絡を頻繁に取る必要がない生活をしていると、そもそもLINEが得意ではない、友達ともあまりやり取りをしない、という方も少なくありません。
そんな中で、「毎日LINEしましょう」というアドバイスを受け、勇気を出して1日1通メッセージを送る。やっとの思いで返信したのに、すぐに返事が返ってきて、またこちらが返さなきゃいけない…。それが続くと、「嬉しい」という気持ちより先に「しんどい」という感覚が顔を出してしまうこともあります。
実際、婚活の現場でもこんなケースは少なくありません。
佐藤さん:「LINEの頻度やテンポ感が大きく違うカップルは、早い段階で交際終了になるケースが多いです」
だからこそ、自分の気持ちだけで突っ走るのではなく、「この人にとって、ちょうどいいペースってどのくらいなんだろう?」と、相手の感覚を想像してみることが大切になります。
では、それがわからないときはどうすればいいのでしょうか。
そのヒントを佐藤さんに伺うと…。
佐藤さん:「交際初期に、『普段LINEってどんな感じで使ってますか?』と聞いてみるのも、実はとても健全なコミュニケーション」
これは婚活に限らず、友人関係や職場の人間関係でも同じこと。
“察する”より“聞いてみる”。それだけで、相手を知ることができ、すれ違いもぐっと減っていきます。「仲良くなりたい」「結婚したい」という自分の思いだけでは、関係は育ちません。相手の心地よさに目をむけることが、次につながる一歩になるのかもしれません。
「覚えてくれていた」が、心を動かす

佐藤さんは、LINEやメッセージがきっかけで、距離が一気に縮まるケースをこれまで数多く見てきました。例えば、お見合いやデートで話した内容を覚えていて、後日のLINEで
「この前話していた料理、作ってみました?」
と、さりげなく触れてくれる。
それだけで、「ちゃんと話を聞いてくれていたんだ」「私に関心を持ってくれているんだ」と感じられ、心の距離はぐっと近づきます。
デートの予定を決めるときも、同じだと佐藤さんは続けます。
「このお店と、このお店なら、どっちがよさそうかな?」
「この日とこの日なら、どちらが都合いいですか?」
以前話題にしていたお店や、相手の都合がよさそうな日を覚えておくこと。そして、すべてを相手任せにするのではなく、いくつか選択肢を提示するだけで、やり取りは驚くほどスムーズになります。
実は、これまでのメッセージのやり取りを少し読み返してみるだけでも、ヒントはたくさん見つかるもの。「何を話していたか」「相手が楽しそうだった話題は何か」を思い出すだけで、会話は自然と広がっていきます。
こうした小さな気配りは、相手にとって心地よく、「また会いたい人」という印象につながります。
"相手に興味を持って話を聞く"
"相手が話してくれたことを覚えておくこと"
派手なテクニックよりも、実はこれこそが、いちばん心に届くメッセージなのかもしれません。
既読無視は相手を不安にさせ、チャンスを失うことも

現場で多くの相談を受けている佐藤さんによると、デートの約束はどうしてもLINEでのやり取りが中心になります。そして、そのやり取りの中で少しボタンを掛け違えてしまうと、初回デートに行く前の段階で関係が止まってしまうこともあるそうです。
佐藤さん:「LINEの頻度や距離感は大切。”送りすぎない”“いきなり踏み込みすぎない”。そのあたりは、やっぱり気を付けて欲しいなと思います」
片方の気持ちが強すぎたり、会うことへの温度感の差があると、どうしても返事を求めてしまったり、立て続けにLINEを送ったりしてしまうこともあります。
me:tone編集部:「“既読がつかない”“返事が来ない”って、気持ちの負担が大きいですもんね。」
佐藤さん:「そうなんですよね。何日かやり取りを続けていて、急に連絡が途絶えると不安になりますよね。そんなときは、責めるような聞き方ではなく『何かありましたかね』と、さりげなく確認してみるのもひとつ」
誰しも、返事が来ないと不安になります。
「何か変なこと言ったかな」「嫌われたのかな」と考え始めてしまうもの。
でも実際には、相手がただ忙しいだけかもしれないし、そもそもLINEが得意ではないだけかもしれません。だからこそ佐藤さんは、次の3つを意識してほしいと話します。
・送りすぎない
・踏み込みすぎない
・決めつけない
この3つを心がけるだけで、相手にとって“心地よいメッセージ“になりやすいといいます。
LINEやメッセージは、使い方次第で自然と距離を縮めてくれるツールです。
一方で、ほんの小さなすれ違いが、会う前にご縁を遠ざけてしまうこともあります。

今回の取材を通して、me:tone編集部が感じたのは、大切なのはテクニックよりも「相手を想像する力」だということ。
画面の向こうにいる一人の人を思い浮かべながら、「このメッセージを、この人はどう受け取るだろう?」と考えてみる。
もし難しければ「普段LINEって、どんな感じで使ってますか?」と聞いてみるのは、実はとても健全なコミュニケーション。
そんな姿勢は、婚活に限らず、家族や友人、職場の人とのやり取りでも、お互いに心地いい距離感をつくるための、大切な一歩なのかもしれません。
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