井端しゃべりのモットーも好球必打!ルーキー解説吉見へアドバイス!“言葉を選ばず、言いたいことは言え!”
CBCテレビ野球中継「燃えよドラゴンズ」燃えドラch
吉見一起の“ヨシトーーク”トークウォーミングアップ編
惜しまれながら、昨年ユニホームを脱いだ元ドラゴンズの絶対的エース・吉見一起さんが早くも燃えドラchに登場!現役時代さながらの絶妙なコントロールで球界裏話や同僚、ライバル話をビシバシ投げ込む!
吉見さんにとっては初MCとなる記念すべき第一回目は、燃えドラchではお馴染みのイバチンこと井端弘和さんがゲスト!さて何を話してくれるか楽しみです!
活躍できたのは井端さんのおかげです!
初回のゲストが大先輩の井端弘和さん。かなりの緊張の吉見さんのとは好対照的になんでも聞いてチョ!と余裕な笑顔を見せるイバチン。気になるのは、この二人元々交遊はあったのか?そのあたりからトークは始まる。
吉見『井端さんは入団した時からレギュラーだったわけで、面と向かって喋れないですよね。井端さんではなく、みんな喋れなくて。2008、9年ぐらいかな、腰を痛めた時、その姿を見て、井端さんが“今日オレの部屋に来い”と言われたのが始まりですかね』
井端『ボクにも(トレーナー)がいたんで、当時彼の姿を見て、おかしいなと感じ、声を掛けましたね。モノは試しじゃないですけど、診てもらえば?と気軽に』
吉見『紹介してもらった先生に初めて言われた言葉が“ボクを信じたら、億稼がせてあげる”と言われたんですよ!』
その言葉にイバチン大爆笑!
井端『言う!言う!言う!』
吉見『でも本当にそうなったので、活躍できたのは井端さんのおかげです!』
トレーナー話で緊張が解けたのか、トークのキレが出始めた吉見さん!
にこやかに燃えドラchで好評を博している“川上井端のすべらない話”をチェックしていることを公言!
吉見『最近見たのは、川上さんがキャンプ中のブルペンで投げていた時の福留さんとのやりとりですかね。“カットボール、いつ投げるんですか?”と、とぼけられた回(笑)。ひとりで見ていて大爆笑しましたよ!』
今回から始まったヨシトーークも先輩・憲伸さんに負けない“笑いの三振”をバッタバッタと取っていってもらいましょう!
ドラゴンズびいきはNG!思ったことは言え!
さて、話は戻ってイバチンへ。
解説者の先輩でもあるだけに、“しゃべり”について何やら聞きたいことがあるようですよ。それもズバっとど真ん中ストレート級の質問をぶつけた!
吉見『思ったことは、はっきり喋るんですか?』
何ひとつ動揺することなく、ストレートボールを打ち返すイバチン!
井端『オレは喋ってるよ。良いことは“良い”、悪いことは“悪い”で。言いたいこと言う為に、あまり言葉も選ばずにね』
解説者としての信条を語り始めたイバチン!
井端『地元名古屋であまりドラゴンズびいきしてしまうと、当たり障りのない面白みに欠けてしまう解説になると思うから、一番は中立で話すのが良いんじゃないかな』
“言葉が大丈夫かな”と、不安を口に出す吉見さんにも、的確なアドバイスを投げかける。
井端『言葉を選んでいたら、話さなきゃいけない場面が終わってしまうから。思っていることをまず言う、使っちゃいけない言葉は言ってはダメ!』
“これダメです!”ぐらい、最初に言葉をポン!と出し、そこから話の組み立てをするべし。
シンプルな教えにうなずく吉見さん!
良いか悪いか、先にモノ申した方がそれ以降の話を展開しやすいということでしょうか。
この機会を逃すものかと思ったのか、質問をぶつけ続ける吉見さん。
吉見『実況する人によっても全然違うんですか?』
その問いに間髪入れず返答するイバチン!
またしても井端は軽々とセンター前ヒット級の返しを!
井端『違うね!ここ喋らせてくれ!っていう時あるのよ!そんな時はオレにフってくれよと思うし、気づいてくれなければ割り込んで話してもいい』
続けて経験談を話し出すイバチン。
『過去に後悔したことがあってね、試合が終わった後、“なんであそこで喋れなかったのかな”と。悔やんでも悔やみきれなかったね!』
吉見『ここだと思ったら、必ず行くべきですね!』
戦闘モードスイッチの場所を見つけた吉見さん!そこにイバチン、きつい一発をかます!
井端『吉見は時々訳の分からないこと喋っているから(笑)』
吉見さんタジタジ!
公式戦デビューはイバチンとダブル解説
すでに3月7日、オープン戦とはいえ解説者として“初登板”を終えた吉見さん。
そして公式戦テレビデビュー解説日がなんとイバチンと一緒だとか。
それを聞いたイバチン、身を乗り出し、本気とも冗談とも取れない一言を放つ!
井端『オレ、喋らないよ!』
吉見さん、初登板において早くも試練のマウンドか!?(笑)
吉見『ちゃんと教えて下さい!』
井端『8:2の割合で頼むよ!(笑)』
冗談を飛ばしつつも、またまた解説者のイロハを教え始め出すイバチン。
ホントに優しい人だなぁ。
井端『咳とかしたい時とか、話しづらい時は席に音が入らないボタンがあるから押すといいよ』
ただ、この話には過去に事故話があるようで(笑)
井端『初めての解説が広島で北別府さんと一緒だったの。その試合が延長戦になったの。疲れていたんだろうね。喋る時にボタン押していたから』
うむ、延長戦以降、大事な場面で一切聞こえなかったわけね(笑)。みんな疲れていたわけだ!
吉見さんの口の動きも滑らかになってきたところで、しゃべりのウォーミングアップはこれぐらいで終了!
~次回へ続く
(竹内茂喜)