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「名古屋めし」に仲間入り!カレー煮込みうどんが人気上昇中~大竹敏之のシン・名古屋めし

「名古屋めし」に仲間入り!カレー煮込みうどんが人気上昇中~大竹敏之のシン・名古屋めし
CBCテレビ:画像『デララバ』

全国で多彩なご当地うどん

名古屋めしに限らず、うどん類はローカルフードが最も多彩なジャンル。讃岐うどん(香川県)、稲庭うどん(秋田県)、吉田うどん(山梨県)、ほうとう(山梨県)、伊勢うどん(三重県)、氷見うどん(富山県)、かすうどん(大阪府)などご当地うどんが目白押しです。うどん店は、江戸時代から庶民のおなかを満たしてきた外食シーンの中でもとりわけ歴史のある業態です。だからこそその土地の嗜好や風土に合った地域色豊かなメニューが各地で生まれ、親しまれてきたのでしょう。

定番多彩な名古屋の有望株

スタンプラリーの台紙は参加店で配布の他、
愛知県麺業青年会HPからダウンロードできる

名古屋ではもちろん味噌煮込みうどん、きしめんがここに名を連ねます。他、名古屋流カレーうどん、ころうどん、海老おろし、志の田うどんも市内のうどん店では定番。名古屋メンは名古屋めしの中でも一大勢力なのです。
 近年、ここに加わらんと人気を高めているのがカレー煮込みうどんです。名古屋市、愛知県のうどん店が加盟する愛知県麺業青年会が中心になり、2015年からスタンプラリーを開催。名古屋市内の店を中心に毎年20店舗前後が参加し、個性豊かなカレー煮込みうどんの食べ歩きを楽しめます。

煮込み麺とカレーを活かす

 「家庭のカレーから専門店のカレー、具材も鶏肉から豚肉、野菜などどんなものでも入れられるなど、カレーは非常に裾野が広い。単にカレー味のうどんという枠にとどまらず、広がりある食べ方を提案できるのが魅力です」と森田屋(名古屋市東区)店主で愛知県麺業青年会会長の玉津亮さん。さらにカレー煮込みうどんが名古屋めしたるゆえんは「塩を加えない煮込み専用麺を打つのも、土鍋を常備しているのも名古屋のうどん店ならでは。他の地域ではつくれない麺料理です」といいます。

店ごとの工夫を食べ比べ

「勝美屋」の彩り野菜のカレー煮込み1000円

スタンプラリーをきっかけに開発したカレー煮込みうどんが、今では看板メニューになっているというのが勝美屋(名古屋市東区)です。
 「一年を通してよく出て、カレーうどんと合わせると注文全体の3~4割を占めています」と店主の菰田好典さん。同店の彩り野菜のカレー煮込みは、トマト、ブロッコリー、切り干し大根が入って、カレーのとろみや辛みとともに野菜の酸味やコリコリ感など、味わいも食感も多彩。トマトを入れたのは、麺が煮詰まらないように水分を加えるためだといい、単純にカラフルさを狙ったわけではない、麺とカレーつゆの特性を活かすための工夫が凝らされています。
 スタンプラリー参加店以外でも、名古屋を中心にカレー煮込みうどんを提供する店は増えています。国民食であるカレーと同様に味わいも店によってバラエティ豊か。この先ますます「名古屋めし」として存在感を高めていきそうな気配です。

※記事内容は配信時点の情報です

#名古屋めしデララバ

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