SNS映えで注目の岐阜県多治見市のヴィンテージ食器やレトロ雑貨を扱う、岐阜県多治見市のお店に密着!
デッドストックの食器などが数千点お店にずらりと並ぶ・・販売しているのは古物商の山本昭仁(あきひと)さん56歳。今SNSで若い人たちが注目するヴィンテージ物の食器。多治見市の観光名所、本町オリベストリートにある「三角屋」大正時代に建てられたというカフェをそのまま利用したアンティークショップ。そのお店の中には!およそ60年前に製造された内装用のタイルが・・タイル製造の会社に眠っていた未使用品、いわゆるデッドストックです。
鍋式やコースターに使うために買っていく人が多いという。例えば1950年代から70年代の白磁の食器輸出用ですべて未使用品。マグカップはなんと300円。お皿も500円と激安。三角屋さんのSNSを見て来店したという大学4年の女性は、ヴィンテージものでもっと高いと思っていたようで値段にびっくりしたようです。
若い女性からポップで可愛いと人気なのが1960年代にアメリカ向けに製造されたカップ&ソーサーとシュガーポットはセットで1000円と激安です。ヴィンテージの未使用品を扱っている他店と比べると、他店と比べるとその価格はどれも半額以下!
安さの秘密は倉庫にありました。昔の食器やグラスなどがおよそ数万点買い取ったままの状態で保存されています。また輸出用だったというモノも。
実はこれらは20年以上も前に陶器屋さんなどから大量に買い取ったものがほとんど
当時は廃棄されるものばかりでもったいないと思い購入!しかし「そんなもの買ってどうするの?」と不思議に思われたのだそうです。それでも時代を先取りした買い取りが
安さのヒミツだそう。2年ほど前からSNSに営業日や商品説明などを投稿すると、
一気に若いお客さんが増え、多くは女性だそうです。
若い女性に特に人気なのは、1960年代のフラワーベース。
シンプルなデザインで明るい色使いが特徴ですが、これは今年の8月にオープンしたアメリカンテイストのグリルサンドイッチのお店では、実際に三角屋さんから購入した1960年代のフラワーベースをインテリアなどにして使っています。その理由は・・1960年代から1980年代のお店を意識しています。
当時のフラワーベースがイメージにピッタリだったそうで、お皿も買いました。
ヴィンテージの食器を使うお店が増えているという亀川さん
しかし当時の物がなかなか揃わず、お店の色を統一するのが難しいことも多いそう。
捨てられてしまうのがもったいない、そんな思いから誰も気に留めない食器を集め出した山本さん。もとは28歳までアパレル業界で働き、ヴィンテージの服を好む若者を見てきたため、その経験から将来、古い食器なども若い人に受け入れられると実感したそうです。
時代が売れるように変えてくれる・・今まさに写真映えという時代になりました。
こちらのガラス容器もその写真映えを狙ったもの。コロナ禍でのお家時間を楽しむことから写真映えするヴィンテージ食器が重宝されているそう。20年前に捨てられるはずだった未使用の食器たち。それらを買い取り世に送り出してきた山本さん!自分の好きなものが若い人に受け入れられる。今はとても楽しいそうです。
(11月5日(金)CBCテレビ「チャント!」より)