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ギガたこ焼き器に超蜜やきいもトースター!? 面白家電

めちゃくちゃ大きなたこ焼きを作る動画がバズっています。
再生回数はなんと!24万回以上!
この「たこ焼き器」 一体ナニモノなのか? リサーチしました!

動画「おおお…スゴイ!スゴイ!スゴイ!」

24万回以上も再生された、巨大なたこ焼きを作る動画。

動画「完成!ギガたこ焼き!大きい方のたこ焼きの方がふわふわとろとろして美味しいです」
小川アナ「すごいですね。普通のたこ焼きの5倍くらいありますね」

この商品を作ったメーカーは、他にもカップ焼きそばのペヤング専用のホットプレートなるものも販売!
SNS上では…「ある意味天才です!」「専用感強すぎ!」…と、話題になっています

小川リサーチ!どうして変わった家電を作っているの?

やって来たのは大阪の家電メーカー ライソン。
ライソンは、クレーンゲームの景品メーカーから分社して、2年前に設立された会社で、大手とはちょっと違った商品をこれまでに100種類以上開発してきました。

小川アナ「見つけました!ギガたこ焼き!」
ライソン 山 社長「ネットでバズっている商品ですね。楽しんで頂いてよかったなというところですね」

この商品、普通のたこ焼き器では価格勝負になるため、巨大なたこ焼きが作れることを売りにしたといいます。

山 社長「おそらく家庭用では、地球一大きいたこ焼きが焼けるのではないかと。調べては無いんですけど」
小川アナ「バズってどのくらい売れました?」
山 社長「累計で2万台くらい」

商品開発のコンセプトは、「ネットでバズる」こと。そのため、インパクトと分かりやすさを大切にしているそうです。

小川アナ「これもバズってますよね~!」
山 社長「カップ焼きそばって焼いてないやん!から始まったんです。たまたまペヤングを焼いて食べたらめちゃくちゃ美味しかった」

焼きペヤングメーカーは、ペヤング焼きそば専用のホットプレート。
SNS上では「期待値越え↑これはおいしい!」「水分飛ぶので焼き感がイイ」と、インパクトだけで無く、味も好評のよう。
出来上がった「焼きペヤング」は、確かにお湯だけで作ったものと比べると、ソースもよく絡んで麺の色も濃くなっているように見えます。

小川アナ「おいしい…この焦げた部分、香ばしさがあるとよりおいしく感じますね」

しかし、焼きそば専用としたので、こんなことも…。

山 社長「お客さんからホットケーキが焼けませんというクレームが来たんですけど『ペヤング専用なんで』と言うことで許して頂いた」

通常のホットプレートとは違い、温度調節の機能がなく、ペヤングが美味しく焼けるおよそ200度に設定してあるんです。
さらに、この焼きペヤングメーカーはプレート部分が外れませんが、それにも理由が。実は、元のトレイに戻して食べて欲しいということで…。

山 社長「プレートが外れると移し替えるときにそのままいってしまい(危ない)ので…」
小川アナ「えー本当ですか」
山 社長「まあ価格の面もありますけど…」

ちなみにこの「焼きペヤングメーカー」は、すでに4万台も売れたそうです。

さらに、先週発売したばかりのこちらの商品。一台で、おでん、焼き鳥を作れるだけでなく熱燗をつけながら、つまみも炙れる!コンビニやスーパーの食材を使えば1000円でべろべろに酔える!その名も「せんべろメーカー」。

山 社長「もともと焼き鳥グリルという商品が売れてまして、コロナ禍で飲みに行けないのでよく使っていたんですが、おでんが出来たり熱燗を飲めたり出来たらいいなと思って作ったのがこちら」

今年は忘年会をリモートで行う人も多くすでに2000台の注文が入っているそうです。

こうした面白家電は、毎週1回行われる企画会議から生まれています。この日の議題は来年、発売を予定している『ギガたい焼き器』

山 社長「世界一は60センチだった」
担当者「試作して春くらいには…」

ヒット商品を生む一方で、中にはこんな失敗作も…細長~い形の、網焼き魚グリルですが…

山 社長「全然売れなかった。サンマしか焼けないと思われたようで対象を狭めすぎニッチすぎでした」

こちらは、お菓子で作った家。この「お菓子の家メーカー」でクッキーを焼いて組み立てて作るのですが、一か月に数個しか売れなかったといいます。その理由は出来上がるまでの時間にあったそうで…

社員「4~5時間はかかります」
山 社長「子どもは喜ぶんですけど、お母さんはまったく喜ばない商品だった」

小川リサーチ 発売前に注目されている商品も!?

こちらのオーブントースター、 クラウドファンディングで購入者を募ったところ、わずか4時間で目標を達成。今では目標金額の22倍、675万円という驚異の注目度!その正体は、プリンより甘い焼きいもができる「超蜜やきいもトースター」

山 社長「オーブントースターで蜜があふれ出る焼きいもを目指して作ったので、2000本以上焼きいもを焼いて一生分以上食べましたね…」

開発に2年をかけたというオーブントースター、どれほどの実力なのか?

小川アナ「うわー、すごいしっとりねっとり。おいしそう」

なんと!焼きいもから蜜が滴るんです。糖度計で測ってみると…

小川アナ「おー、37.2%」
山 社長「プリンが糖度30くらいなのでそれより甘い。天然のスイートポテトです」

プリンよりも甘い焼きいものお味は?

小川アナ「甘い!ねっとり系でおいしい」

しかし、この甘さを実現するためには、ある問題が…

山 社長「焼きいもは2時間!」
小川アナ「2時間かかるんですか?」
山 社長「研究の結果ですね。甘い焼きいもを食べるためには絶対に2時間必要だったんです」

焼きいもが甘くなるのは、熱を加えるとサツマイモの中のデンプンが分解されて、麦芽糖という甘み成分が生み出されるから。その温度はおよそ70度と言われていて、このオーブントースターは70度を長時間保つ様にして焼くため、より甘い焼きいもができるようになっているんです。

2時間後、出てきた焼きいもは、蜜が光り輝く見事な焼け具合!でも、この超蜜焼きいもトースターのお値段は1万8000円ほどとちょっとお高め。

小川アナ「今まで結構低価格を狙ってきたじゃないですか。ここに来てグッと上がったなって思いますが」
山 社長「お店で買えるレベルの焼きいもが食べられるので、これで焼きいもを作り続ければそれはペイできるので、1万8000円もほぼタダっていう」
小川アナ「何回ぐらい食べたら?」
山 社長「300回ぐらい」

リサーチ結果 ネットでバズる家電メーカーは「唯一無二を目指す」モノ作りをしていた!

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