キレッキレのダンス、有名になりたい部員、絶対音感っぽい「大体音感」…笑いの絶えない岡崎城西高校コーラス部を取材!
愛知県にある岡崎城西高校。全校生徒は1650人。その9割の生徒が部活動に所属していて、特に運動部は全国大会や世界ジュニア大会等に出場し、優れた成績を収めています。
この学校のコーラス部からの取材依頼をうけ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが学校に“向かい”ました。まずは連絡をくれた太田さんに話を聞いてみると…。
太田さん(2年):
「新型コロナが流行してイベントがなくなってしまって…。落ち着いてきたらまた色んな所でやりたいので、取材に来ていただいて少しでも知名度を上げたいと思いました」
現在31名所属するコーラス部。普段はショッピングモールなどのホールでイベントを行っているそうですが、今年は全て中止になってしまったそうです。
パンサー向井さん:「合唱部とは違うの?」
太田さん:「見れば分かります(笑)」
一般的な合唱部と言えば、いわゆる合唱曲をひな壇に立って歌う姿を想像しますが、向井さんに披露した曲は、何とモーニング娘。’16の『泡沫サタデーナイト!』。前奏から全員がキレッキレのダンスで、そのままずっと踊りながら元気に歌い続けます。
もともとは静かに歌うだけの部活だったのですが、生徒が「もっと楽しく歌いたい」と提案しJ-POPを取り入れることに。振り付けも生徒たちが考えているそうです。
パンサー向井さん:
「いやぁ、すごい!ダンス部じゃん(笑)」
今は1、2年生で活動し、男女比は1:2ほどのコーラス部。入部の理由を聞いてみると…?
中村くん(2年):
「元々和太鼓部だったんですけど、文化祭の時にコーラス部のダンスと歌を見て、その楽しそうな雰囲気に惹かれて、1年生の途中から転部しました」
加藤さん(2年):
「先輩の歌を聞き、初めて歌で心動かされて、自分も先輩達のようになりたいと思いました」
このコーラス部には2つの伝統があります。その1つ目が「ドッグブレス」という、生徒たちも嫌がるキツイ練習。
これに挑戦した向井さん。椅子の背もたれを使わず、横向きに腰かけます。そして両足を上げ、腹筋で体を支えながら、先生のピアノ伴奏に合わせて発声!
パンサー向井さん:
「ハッハッハッハッハ~!ハッハッハッ…あのちょっと先生、永遠に続くんですか…(笑)いやぁ結構来ますね」
ドッグブレスは、声量がすぐ上がる即効性抜群のボイストレーニング。コーラス部のみんなも練習で毎回行っているそうです。
男女仲良しのコーラス部ですが、変わった伝統がもう1つ…。
小池さん(1年):
「これは私がこの部活に入って一番驚いたことなんですけど、高校生の男女が同じ空間で、バッ!と…(両手でシャツを脱ぐ仕草)。インナーシャツになって着替えるんです」
パンサー向井さん:
「えぇ~!?それはおかしいよ(笑)」
若杉さん(2年):
「モタモタするなって感じです(笑)一気にバッと脱いでバッと着替えた方が早いんです」
ちなみに、その若杉さんに将来の夢について聞いてみると…?
若杉さん(2年):
「有名になることです。私を見ててくれるの、スゲーいいなぁと思って。見られることがうれしくなってきて、もう私を見て!って感じです」
そう言って若杉さんは得意のパントマイムを披露。向井さんも驚きの腕前です。
さらに、絶対音感っぽい「大体音感」を持つ2年生の冨田くんが、バイオリンで即興コラボに挑戦すると、向井さんの無茶ぶりだったにもかかわらず、まさかのベストマッチ!
パンサー向井さん:
「あ、いい!めっちゃいいじゃん(笑)一緒に海外回れるんじゃない?」
とにかく部員同士の仲が良く、笑いの絶えないコーラス部。今回、向井さんが取材を通して感じたこととは…?
パンサー向井さん:
「楽しくみんなで一つのものを作り上げるというエネルギーがしっかりありましたし、あとは本当に男女が服をバッと脱いでもお互いに気にしない世界に僕もいたかった(笑)エネルギーをもらいました!」
岡崎城西高校コーラス部の皆さん、ありがとうございました!