「憧れ」や「被災経験」から“建築科”へ進学 将来のプロフェッショナルを目指す高校生が叶える夢

「憧れ」や「被災経験」から“建築科”へ進学 将来のプロフェッショナルを目指す高校生が叶える夢

 愛知県愛西市にある県立佐織工業高校。木工加工の技術は県内でも随一を誇り、高校生ものづくりコンテストの愛知県大会では5年連続優勝!

 専用のソフトを使って家を設計するなど、建築にまつわる様々な技術を習得できるクラスの『建築科』へ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました。

パンサー向井さん:
「どうも、こんにちは~!男多いね(笑)」

 お邪魔した3年生の教室には、男子32人に対して女子2人。まず、どんな学科なのか、なぜ入学したのかについて聞いてみると…?

宮原くん:
「建築科は細かな作業が多く、繊細で集中力がいる作業が多いです」

安立くん:
「お父さんが建築系の仕事をしていたので、憧れて入りました」

益山くん:
「僕も小さい頃からお父さんを見ていて、建築を学びたいと思って建築科を選びました」

 親が建築関係という生徒は34人中8人。中にはこんな生徒も…。

甚野くん:
「耐震性が強い家を作りたかったからです。僕、過去に宮城県で東日本大震災に遭っていて、生き残ったのでその経験を生かして作りたいです。家が崩れて、津波で流されていて…、自分はめっちゃ強い家を作りたいと思ってます」

 一方、入学してから心変わりがあった生徒もいました…。

溝口くん:
「宮大工に憧れていて、最初なりたかったんですけど、今はジーパンを作りたいです!」

パンサー向井さん:
「待って待って待って(笑)宮大工からジーパンって、スタートとゴールが全然違うぞ(笑)きっかけはなんなの?」

溝口くん:
「お父さんが新しいジーパンを買ってきた時にカッコよすぎて(笑)卒業したら服飾系の専門学校に行きます」

 実践的な作業も学ぶ建築科の皆さん。新型コロナウイルスの影響で休校中も漫然と過ごしていたわけでは無く…。

益山くん:
「お父さんの現場で毎日朝から夕方まで働いていました。6時に起こされ、暑い中で働いてすごく大変でした。でも自分の将来の夢があるので、それに向けて練習すればいいかなと」

 建築のイロハを学び、将来のプロフェッショナルを目指す生徒たち。その中には男子全員が一目置く恋愛のプロフェッショナル・野々部くんが…。

パンサー向井さん:
「例えば、気になる女の子がいた時に、どのくらいLINE送ったらいいのかな?」

野々部くん:
「そうですね、やっぱりくどく行き過ぎると女の子も冷めちゃうので、2日に1回位じゃないですかね」

パンサー向井さん:
「野々部くんは、やっぱりうまくいった経験が当然あるわけだよね?」

野々部くん:
「無いですね!彼女いません(笑)」

 続いて、実習へ。お邪魔したのは木工の実習授業。本格的な大工道具の使い方を学びながら、木材を削り出してイスを製作します。

 木工加工の技術は県内でも随一を誇る佐織工業高校。大工になるのに必要な建築大工技能士3級の資格を目指す生徒も多いそうです。

ちなみに、ジーンズ職人になりたい溝口くんは学校の歴代最速でその難関試験に合格していましたが…。

溝口くん:
「資格を取った時は『大工になれる!』みたいにテンション上がってたんですけど、お父さんのジーパン見ちゃって…(笑)」

 愛知県立佐織工業高校・建築科3年生の生徒たちと触れ合った向井さん。今回の取材で感じたこととは…?

パンサー向井さん:
「夢に向かってる学生さんと話してたら、こっちも元気をもらうというか、活力をもらうなということを改めて思いましたね。あと、このロケが人気コーナーになっていって、これで稼いだお金で建てる家は是非この学校の生徒たちにお願いしたいと思いました(笑)私も頑張りますから、皆さんも是非頑張っていただきたいと思います!」

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