2020年女子ラグビーにも注目…愛知県で唯一の女子ラグビー部!創部3年目の栄徳高校女子ラグビー部の実力とは…。
愛知県長久手市にある、栄徳高等学校。
バレー部やゴルフ部が全国大会への出場経験を持つ、部活動が盛んな学校です。
今回、創部3年目の女子ラグビー部に、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました。
パンサー向井さん:
「女子ラグビー部って珍しいよね」
キャプテン・堀尾さん(2年):
「はい、愛知県で唯一なんです」
愛知県で栄徳高校だけにあるという女子ラグビー部。1年生7名、2年生4名の11名で活動中です。人数は少ないですが、7人制ラグビーで大会にも出場しています。
果たして、女子ラグビー部の実力とは…。向井さんがタックルを受けてみると、しっかり構えていたものの“瞬殺”。
グラウンドは雨で最悪のコンディション、1発で泥だらけに…。
パンサー向井さん:
「タックルでテンション上がるって言ってたけど、聞いてた話と違ってすげー下がる(笑)」
この後も、体重70キロの向井さんをラインアウトで軽々と持ち上げるなど、恐るべきパワーの女子ラグビー部員達。しかし、体がぶつかる競技のため、ケガはつきもの。
黒岩さん(2年):
「相手と地面のサンドイッチ状態になって、脳震盪になったこともあります」
中には、こんな悩みを持つ部員も…。
上野さん(2年):
「強くなるためにはガタイ良くならないといけないし、足も太くならないといけないんですけど、女の子としては…足は細くいたいです」
女の子と言えど、実力派揃い。しかし、部員が11人しかいないため、普段は男子ラグビー部と一緒に練習をしているんだそうです。
パンサー向井さん:
「男子って体大きいし怖くないの?」
時長さん(1年):
「怖いです。けど、当たったら『いいや!』みたいな感じになります。励ましの声とかも、なくなると雰囲気が変わってチーム全体のテンションが落ちちゃうので大事ですね」
せっかくなので、向井さんもタックルの代わりにタッチをする『タッチフット』に挑戦!しかしタックルなしでも、ノンストップで走り続けるのがラグビー。5分でヘトヘトに…。
パンサー向井さん:
「これは…とんでもないスポーツだよ。ずっと動き続けてて止まるとこないじゃん。…ちょっと、1時間休憩してもいいですか(笑)」
そんなハードな練習を、彼女たちはほとんど毎日行っているんです。
今村さん(1年):
「最初は絶対入りたくなかったんですけど、体験入部でやってみたら楽しくて」
時長さん(1年):
「ポジティブになりました。自分の中で立て直せるようになった気がします」
上野さん(2年):
「体を張る競技なので、以前出来なかったことが出来るようになる達成感も得られるので、やっていて楽しいし頑張ったなって思えます」
競技の華やかさだけでなく、仲間を信じ、精神的にも強くなれるところに魅力を感じているようです。そのため、将来の夢も…。
キャプテン・堀尾さん:
「ラグビーに関わっていたいので、お世話になったクラブチームやラグビースクールの指導者とかになれたらいいなって思ってます。女子ラグビーをやる人数をもっと増やしていきたいですし、W杯だけじゃなくて、サッカーや野球みたいに普及させていきたいです」
今回の取材で、向井さんが感じたこととは…?
パンサー向井さん:
「みんな本当にかっこいいですね。泥だらけになりながら自分の体をぶつけながらもトライ決めるっていうのを、女子がみんなでやってるっていうのは感動しましたね。2020年、女子ラグビーにも注目したいなと思いました」
栄徳高校女子ラグビー部の皆さん、ありがとうございました!