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加藤愛アナが岐阜市柳ケ瀬の愛されフード『大福屋の天ぷら中華』を調査! 半世紀も“裏メニュー“なのに根強い人気の中華そば

加藤愛アナが岐阜市柳ケ瀬の愛されフード『大福屋の天ぷら中華』を調査! 半世紀も“裏メニュー“なのに根強い人気の中華そば
CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『岐阜市柳ケ瀬商店街』の『大福屋の天ぷら中華』です。

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【動画はコチラ】ほぼ岐阜・柳ケ瀬商店街だけ愛されフード『大福屋の天ぷら中華』をいただきます!【チャント!】

チャーシュー作りの目的は“煮汁”これが味の決め手!

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聞き込みをすると、『天ぷら中華』は昔ながらの中華そばの上に、エビの天ぷらがのったもので、主役はなんと“衣”だとか。地元では「てんちゅう」と呼ばれているそうです。おじゃました『大福屋』は、柳ケ瀬商店街で60年以上続く老舗の大衆食堂。『天ぷら中華』は、シンプルな中華そばに大きいエビ天がドーンとのる、組み合わせがおもしろい逸品です。早速いただくと、「醤油の深みのある味がしっかりしながら、優しい味であっさりしています」と加藤アナ。

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すると、「うちのスープは、チャーシューの煮汁をベースに作っています」と店主。岐阜県産の豚肉“けんとん”の肩ロースを、玉ネギ、ニンジン、ショウガ、ニンニクなどの野菜を入れた岐阜県産の濃いくち醤油で煮て、さらに丼もの用に作っている昆布や鰹だしを凝縮したタレを加え、和だしの深みをプラス。この煮汁が中華そばには欠かせないそうで、そのためにチャーシューを手作りしているのです。

天ぷらはエビより“衣”がメイン! 技あり!エビ天の作り方 

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード
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ビッグなエビ天も味わい「(スープと)合いますね」と加藤アナ。店主いわく、エビ天の「衣が大好き」というお客さんも多いそうで、その衣の付け方が独特だとか。まず水で溶いた天ぷら粉を油に落として先に衣を作ります。そこにエビを投入し、油に浮かぶ中で衣をまとわせ、形をエビ天状に整えていくのです。

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これを中華そばにトッピングすると、大量の衣はスープに馴染んでしみしみ。その衣をスープと共にご飯にオンするのが衣好きの人の食べ方で、加藤アナもいただくと思わず「おいしい!」と声がこぼれました。

お客さんの要望から誕生した『天ぷら中華』 

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『大福屋』のルーツは、現店主の祖父母が昭和初期に営んでいた自転車店。当時の柳ケ瀬は映画館が10軒以上あったエンターテインメントの町で、自転車で訪れる人が多く、買い物や食事も併せて楽しんだそうです。そんなお客さんのために…と祖母が始めたのが『大福屋』で、中華そばが人気商品に。その後、エビ天を卵でとじた「天とじ丼」をメニューに加えたところ、お客さんから「エビ天を中華そばに入れて」という要望があり『天ぷら中華』が誕生したのです。実はこの『天ぷら中華』は一度もメニューに載せたことはなく、いわば“裏メニュー”。お客さんから聞かれれば、「“てんちゅう”ありますよ」と出しているのだとか。柳ケ瀬商店街でおよそ半世紀愛された味は今も守り続けられています。

(CBCテレビ「チャント!」3月21日(木)放送より)

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