共有する
  • Facebookで共有する
  • LINEで送る

健康カプセル!ゲンキの時間

毎週日曜 あさ7:00

CBCテレビ製作/TBS系28局ネット

朝からヘルスシェア

出演
石丸幹二
坂下千里子

ARCHIVE

アーカイブ

第485回(2021.12.5)

冷え症外来医師に学ぶ!対策のポイント

冷え症外来医師に学ぶ!対策のポイント

ゲスト:藤井サチ
ドクター:横浜血管クリニック 院長 医学博士 林忍

今年もいよいよ冬本番。今や「冷え症対策」は冬の常識となっていますが、やり方次第で効果に大きな差が出てしまうのだとか。そこで今回は、冷え症外来医師に学ぶ対策のポイントをご紹介!冷えに潜む危険な病気についても教えてもらいました。

あきらめないで!冷え症改善

冷え症には血流が大きく関係しており、末梢血管の血流が悪いと冷えにつながるといわれています。先生の冷え症外来では、おでこと手足の甲の温度差が3℃未満なら正常。3℃以上は「軽度の冷え症」、5℃以上は「中等度の冷え症」、10℃以上は「重度の冷え症」と診断しているのだとか。そもそも冷え症は病気ではないため、運動をしたり生活リズムを整えたりして、体質を変える事で十分改善が可能だそうです。

やり方次第で大きな差が出る冷え症対策

普段よく行われている冷え症対策のなかには、先生が患者さんにオススメしている方法も多くあるそうです。ただし、やり方次第で効果に大きな差が出てしまうのだとか。そこで先生に教えてもらった冷え症対策のポイントをご紹介していきます。

・冷え症対策①「温かいものを飲む」
温かいものを飲むときのポイントは「温度」。冷え症対策には、少しぬるめの50℃くらいの飲み物がオススメだそうです。その理由は、自律神経。血管の収縮や拡張には、自律神経が関係しています。70℃くらいの熱いお湯を飲むと、交感神経を刺激して血管が収縮し血流が悪くなってしまうのに対し、50℃くらいのお湯を飲むと、副交感神経を刺激して血管が拡張。血流が良くなり体温を維持できる効果が期待できるそうです。

・冷え症対策②「入浴」
先生がオススメする入浴法は、38℃〜40℃のお湯に30分ほど首までゆっくり浸かる事。入浴のポイントも「温度」だそうで、温かい飲みものと同様高温のお風呂は交感神経を刺激し血管が収縮してしまう可能性があるのだとか。また、夏の時期もしっかり湯船につかると良いそうです。

・冷え症対策③「マッサージ」
マッサージをする際のポイントは、冷えている足先だけではなく、太い血管から血流を良くする事。方法は、まずひざから太ももにかけて優しくさすり上げ、次に足首からひざにかけて優しくさすり上げます。こうする事で下半身に溜まりやすい血液を上半身に戻し、足先の血流を改善する効果が期待できるそうです。

・冷え症対策④「靴下を履いて寝る」
冷えて眠れない場合は、積極的に靴下を履いて寝ると良いそうです。ただし、足が蒸れて汗をかくとかえって冷えてしまう事があるので、靴下は通気性が良い素材で締め付けないものを選びましょう。また、汗をかいて冷えないように電気毛布を使う場合は一番低い温度設定にし、湯たんぽは事前に布団をあたため眠るときは外すのがオススメだそうです。

・冷え症対策⑤「運動をする」
先生によると冷え症の人は、代謝を上げるために運動もオススメとの事。ウォーキングよりも心拍数の上がるジョギングの方が、より効果が期待できるそうです。

意外な冷えの正体「メンタル冷え」とは?

仕事や人間関係などのストレスや不安で自律神経が乱れて、実際は冷えていないのに冷えを感じてしまう事があるそうです。これを「メンタル冷え」といい、先生の冷え症外来を受診する患者さんのうち約4割は、この症状に当てはまるのだとか。簡単な見分け方としては、第三者に手足を触ってもらい冷たくなければメンタル冷えの可能性があるそうです。

冷えに潜む危険な大病「閉塞性動脈硬化症」

片足の冷えやしびれを感じるなど、冷えの症状に左右差がある場合は「閉塞性動脈硬化症」の可能性があるそうです。動脈硬化とは、血管内部にコレステロールなどが蓄積し血管が詰まりやすい状態になる事。これが足で起こるのが、「閉塞性動脈硬化症」です。悪化すると血管が塞がって足の血流が滞り、最悪の場合壊死を起こす場合もあるそうです。

<心筋梗塞や脳梗塞の危険も!?>
閉塞性動脈硬化症の場合、脳や心臓の血流も滞っている可能性があるため、心筋梗塞や脳梗塞の危険もあるといわれています。実際に閉塞性動脈硬化症の患者のうち44%は、脳や心臓の血管に動脈硬化が起きていたというデータもあるそうです。

<「閉塞性動脈硬化症」になるリスクが高い人は?>
リスクが高いといわれているのは、50歳以上の男性や、閉経後の女性、高血圧の方、糖尿病の方、喫煙者など。片足が冷えたりしびれたりするなど症状に左右差がある場合や、歩行時に痛みが出て立ち止まって休まないと再び歩き出せない症状が出た場合は、血管外科を受診しましょう。

最新アーカイブリスト

pageup