家が病気を引き起こす!?間違いだらけのお掃除法

2020年3月1日(日)放送 【第395回】
家が病気を引き起こす!?間違いだらけのお掃除法

サマリーSummary

ゲスト:小倉優子
ゲンキスチューデント:新井恵理那
ゲンキリサーチャー:中村昌也
ドクター:相良博典
ホコリの中には、カビや雑菌をはじめ、たくさんの病原体が含まれています。キチンと掃除をしていても、掃除方法が間違っているとホコリが溜まり病気を招く原因に…。そこで今回は、病気を引き起こさないために、正しいお掃除法をご紹介します。

ホコリが身体に及ぼす影響

・ハウスダストによるアレルギー
くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、皮膚の炎症などの症状が出ます。

・ぜんそく
アレルゲンによって気道に炎症が起こり、ぜんそくの症状が出ます。

・肺アスペルギルス症
空気中や土壌などに広く分布している「アスペルギウス」というカビが肺に侵入して起こる疾患です。健康であれば問題ありませんが、結核・ぜんそく・肺気腫などの持病がある方や免疫力が低い方は要注意。慢性的な咳や痰、息切れなどの症状が出て、重症化すると呼吸不全で死に至る事もあります。また、最近ではインフルエンザで免疫力が低下し、この病気にかかるケースも。1ヶ月以上咳が続く場合は、専門医を受診しましょう。

病気にならないお掃除法

・掃除中は部屋の窓を閉める
掃除をする時は、窓を閉めて行うのが正しいお掃除法。窓を開けると風によってホコリが飛び散るのでホコリが吸い取れません。換気をする場合は、掃除後20分ほど待ってからにしましょう。

・掃除機はゆっくりかける
基本は、ホコリが舞い散らないようにゆっくりかける事。5~6秒で1m進む程度が理想です。素早くゴシゴシが動かすと、ホコリが舞い散るだけでなく、吸引力が下がる事もあります。また、カーペットに掃除機をかけるときは、カーペットの色が変わる方向にゆっくり引くのがポイント。毛が立ち上がるためホコリが吸い取りやすくなります。

・トイレでは掃除機を使わない
トイレの床は、黄色ブドウ球菌や大腸菌などで汚れているので、掃除機がけをすると掃除機のヘッドが汚染されてしまいます。そのまま他の部屋で使うと病原体を撒き散らす事に。そのため、掃除機を使わずにホコリを取り除きましょう。下記で紹介しているお掃除グッズなどがオススメです。

・テーブルは乾拭きで拭く
テーブルは水拭きNG。溜まったホコリが湿ってへばりついてしまいます。拭くときは乾拭きで、動かすのは一方向。その際、進行方向の面にホコリを集めるよう意識しましょう。

~病気にならない掃除の極意~
ホコリが溜まりやすい「部屋の隅」を重点的に掃除しましょう。ポイントは、静かにゆっくりホコリを取り除く事。正しい掃除をする事が健康への近道です。

ホコリを根こそぎキャッチ!簡単手作りお掃除グッズ

ホコリが簡単に取れるお掃除グッズをご紹介します。使用するのは、100円ショップなどでも手に入る水切り用の道具(スクイージー)。ゴムの部分に5mm間隔で切り込みを入れたら完成です。舞い散らさずに、ホコリを根こそぎキャッチできます。

除菌液でカビや菌を撃退!

窓枠は、結露などによってカビや菌が増殖しやすくなっています。除菌液を使って撃退しましょう。

<簡単!カビ・菌撃退法>
▼水500mLに家庭用塩素系漂白剤10mLを混ぜて除菌液を作る
▼作業前に手袋をする
▼キッチンペーパーを折って窓枠の隙間に合わせて埋める
▼キッチンペーパー1枚につきキャップ3杯分の除菌液を染み込ませる
▼10分後にキッチンペーパーを取り除く
先に洗剤で大きな汚れを取ってから除菌液で掃除すると、より効果が期待できます。

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