「今シーズンは思い切った采配をします!」ドラファン必見!立浪監督独占インタビュー

「今シーズンは思い切った采配をします!」ドラファン必見!立浪監督独占インタビュー

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

さらなる高見を目指せ

日本列島を歓喜と熱狂の渦に包み込んだWBC。未だその余韻がさめやまない方も多いことだろう。ドラゴンズから唯一、侍戦士として活躍した髙橋宏斗投手も無事帰国。20歳での若さで得た今回の貴重な経験を糧に、3年後開催される次回大会には先発を任される主力投手として参加できるよう、精進することを心に誓った右腕。今後さらなる高見を目指して活躍する姿を楽しみにしていきたい。また世界の舞台で躍動する同僚の姿に刺激を受けた選手も多く、年が近い岡林勇希選手は“いつか自分もWBCの舞台に立てれば”と、憧れではなく強い思いを抱いているように見て取れた。ドラファンとすれば、ひとりでも多くの選手が代表に選出されるぐらい成長して欲しいと願うばかりである。

さていよいよ今週は待ちに待ったプロ野球開幕。2011年以来、リーグ優勝から遠ざかっているだけに開幕から猛ダッシュを決めてもらい、ぶっちぎりでゴールのテープを切ってもらいたいものだ。今週のサンドラは、番組開始40周年イヤーを盛り上げるため、CBC野球中継『燃えよドラゴンズ』とタッグ!スタジオを飛び出しバンテリンドームから生放送を行った。目玉は何といっても立浪監督へインタビュー!試合直前にも関わらず気になる選手の起用や今季の戦い方など、気になる質問をぶつけた。

カギを握る3番高橋周平

「サンデードラゴンズ」より高橋周平選手©CBCテレビ

――オープン戦をここまで戦ってきて、チームの手応えは?

立浪監督「ケガ人はでましたが、まあ順調に進んでいます。課題がすべて解消されたわけではありませんが、ここまで来れば思い切ってやるだけです」

――ズバリお聞きします。26日(日)マリーンズ戦のスタメン(ピッチャー以外)が開幕スタメンと理解してもよろしいでしょうか?

立浪監督「余程のことがない限り、この形でスタートしたいなと考えています」

参考までに26日のマリーンズ戦スタメンは以下の8人(投手除く)だ。

1番センター 岡林
2番レフト 大島
3番サード 高橋周平
4番ライト アキーノ
5番ファースト ビシエド
6番キャッチャー 木下
7番セカンド 福永
8番ショート 龍空

高橋周平選手が3番に固定してこそ、ここ数年得点不足に悩まされている課題もクリアされるはず。一発はあえて捨てる覚悟で右中間、左中間を鋭く抜けるヒットの量産を期待したい。

意外と重症だったルーキー田中のケガ

「サンデードラゴンズ」より田中幹也選手©CBCテレビ

ここからサンドラレジェンド解説陣の面々から立浪監督へ質問を展開。まずは赤星憲広さん、そして岩瀬仁紀さんから選手の起用法についての考えを聞いた。

赤星氏「今年ルーキーが戦力として入ってきそうですが、ある程度我慢しながら起用していくのでしょうか?」

岩瀬氏「メンバーは固定でいくのか、流動的にするのか、どちらでしょうか?」

実績に乏しいルーキーをいかに起用していくのか、立浪監督手腕の見せ所に見えるが、ここ最近になってケガで離脱した選手も多くなってきただけになかなか固定しての起用は難しいだろう。そのあたりどう考えているのか興味深い。

立浪監督「まず右肩を亜脱臼した田中ですが、復帰までちょっとかかるかなと。最悪今シーズンは難しいかなと思っています。堅守、そしてしぶといバッティングを見せていただけに彼の離脱は非常に痛いのですが、同じルーキーである福永もいますし、今いるメンバーで戦っていきたい。福永は非常にスローイングの良い選手。まずはセカンドのポジションをしっかり守ってもらうこと。まだまだ上手くなると思うし、意外性のあるバッティングが魅力なだけに、現時点では十分合格点をあげられます。ただどこまで我慢するか、今は決められないですね。本来センターラインの二遊間は固定したいところですが、なかなか難しい。溝脇もいますし、しばらくは上手くやりくりしていきたい」

ドラ1仲地投手は4月デビュー?

「サンデードラゴンズ」より仲地礼亜投手©CBCテレビ

川上憲伸さんからは同じドラ1として入団した仲地礼亜投手の起用について質問が飛んだ。

川上氏「仲地投手の開幕ロ―テ入りは有り得るのでしょうか?」

立浪監督「今のところは開幕ローテには入っていません。ただ4月中には先発の機会があるのではないかと考えています。先発6、7番手を競争してもらい、内容が良ければ当然ローテで投げてもらいたい。前回、一軍のオープン戦で立ち上がりに点は取られたものの、投げているボールは非常に良いと評価しています。あとはどれだけイニングを投げられるかを見て、決めていきたいですね」

先発投手といえば、気になるのは髙橋宏斗投手。今シーズン初先発は果たしていつ?

立浪監督「当初は東京ドームの3戦目を考えていましたが、おそらく地元に戻ってから投げる予定で考えています」

どうやら4月4日からの地元バンテリンドーム3連戦のいずれかで彼の勇姿が見られるようだ。その日を楽しみに待ちたい!

気になる外国人野手の起用法

「サンデードラゴンズ」よりアリスティデス・アキーノ選手©CBCテレビ

続いて谷繁元信さんからは外国人起用について。開幕時にセットアッパーのジャリエル・ロドリゲス投手が間に合わないだけに気になるところだ。

谷繁氏「外国人の起用法。5人登録可能で起用できるのは4人までというルールの中で、ロドリゲス、マルティネスの起用は確定として、残りの枠の外国人野手2人の使い方について、どう考えているのでしょうか?」

立浪監督「ライデルはいてもらわなければ困る。ジャリエルは来日が遅れることもあり、時差ボケなどを考えると、1週間ぐらいは難しいかなと。開幕時は野手3人を登録しますが、起用についてはまだ決まっていません」

オープン戦を見ていて、4番アキーノ、5番ビシエドという並びが多い、その意図についても聞いてみた。

立浪監督「長打という点ではアキーノに分がある。また5番打者は2アウトで得点圏にランナーがいる場面で回ってくることが多い。ダブルプレーを気にしない打席になることもビシエドには良いかなと。まずはこの並びでスタートしてみて、対応していきたいなと考えています」

オープン戦を見て感じたのは、アキーノ選手に対する相手投手の配球を見たうえで、打席に入れることがビシエド選手にとってかなり好都合ではないかということ。またホームランバッターが1人入ったことで、マークが緩くなるのも有利に働くはずだ。チャンスに強いエルタンケに期待しよう!

思い切った采配で常勝チーム形成を

「サンデードラゴンズ」より細川成也選手©CBCテレビ

最後は吉見一起さんからの質問。

吉見氏「キャンプ、オーブン戦を通じて、成長を感じる選手は誰でしょうか?」

立浪監督「現役ドラフトで獲得した細川選手であったり、ピッチャーであれば、現在ケガでファームにいますが福島投手。この二人はかなり変わってきたかなと感じますね。細川については当面レギュラー選手に代わる戦力として考えていますが、1打席で成績を出せるタイプの選手ではないだけに、調子が良ければドンドン使っていきたいなと考えています」

最後に立浪監督からドラファンに向けてのメッセージを頂いた。

立浪監督「去年は期待を裏切る成績で大変ご迷惑をお掛けしました。今年はしっかりと準備を進めてきました。私自身も思い切って采配をしていきます。チームが常勝していけるように全力で頑張っていきますので、応援宜しくお願いします」

侍ジャパンで大ブレイクしたラーズ・ヌートバー選手は同僚から“たっちゃん”と呼ばれ、チームを牽引し続けた。しかしこのニックネームを聞いて何か違和感を覚えたドラファンは多かったはず。それはたっちゃんと言えば、昔から立浪監督と決まっている。監督2年目の今シーズン、開幕から思い描いた采配でチームを是非とも常勝のレールに乗せ、優勝そして日本一へ向けばく進してもらいたい。われらのたっちゃん!頼んだぜ!

がんばれドラゴンズ! 燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

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