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森本レオ【スジナシ】芝居人トーク充実回!鶴瓶「何しても全然驚かん人だなぁ」

【2010年1月26日放送】
今回のゲストは自然体の演技が魅力な森本レオさん。長年芝居をしてきたが、即興ドラマは今回が初めてだという。しかし元来台詞覚えが悪いので、普段の芝居もキャラクターを創りながら、台詞を微妙に変化させながら演じていているという。果たしてその経験が生きるのか・・・?

設定は建築中の家。プロデューサーの発案により、2人同時板付きという珍しい形で始まった。

開始早々、探りあいもなく、森本は鶴瓶をこの家の主とした。突然振られた鶴瓶は即座に対応する。2人は昔からの知り合いで、森本は自由気ままに生きてきた様子。一方の鶴瓶は昔みんなに約束した通り、仲間が集まれる家を建てたという枠組が早々と完成する。

そこから暫く昔話が始まる。これが何とも言えないいい空気。

鶴瓶が家を建てるからと言って、仲間からお金を集めたが、逃亡してしまった話。鶴瓶が競馬で大穴当てて大金をゲットした話。森本が名古屋駅の前で唄を歌ってお金を稼いでいた話。森本レオという芸能人のモノマネはしやいという話。貧乏時代の仲間の破天荒なエピソードなど。時折実在している人物の話を織り交ぜながら、現実と非現実が交錯するような展開になる。

しかしずっと座りながら話続けるこの状況から、次の展開を探ろうとする鶴瓶に対して、森本は鶴瓶の昔の夢を語り始める。それは、劇場のある家を創りたいと昔鶴瓶が言っていたというのだ。

それに応えるかのように鶴瓶は裏に劇場を建てたと言い、森本をセット裏へと案内する。当然劇場はなく、2人は空っぽのスタジオを見ながらセット裏で「凄いやろ」「これかあ」「75人くらい入れるんや」などとやり取りをする。

今回のスジナシはここからが凄い。2人は架空の劇場を見ながら、しかもセット裏でずっと喋り続けていたのである。貧乏時代の芝居熱を取り戻したかのように語り続ける森本。それに熱く語り返す鶴瓶。2人は一向にセットの表に戻ってくる様子はなく、掟破り?のセット裏撮影をカメラさん始めたのだ。まさに史上初。

しかし、それはまだ序曲。鶴瓶はセット外、つまりセットを飛び出してスタジオに下りてきたのである。セット裏は勿論、スタッフも完全に映ってしまう状況でも鶴瓶と森本の熱い芝居は続く。カメラ、音声、美術全てが限界にきたところでOKの声が掛かった。まさに自由自在な2人の奇想天外な発想力に観客、スタッフともに脱帽でした。

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