【2007年5月20日放送】
あの大ヒットドラマ「華麗なる一族」で、鶴瓶と「上司－部下」の役柄を演じた、金田明夫さんがゲスト。「風林火山」「金八先生」等々、出演ドラマ数知れず、ドラマに欠くことのできないスゴ腕の名脇役！の登場に期待が盛り上がる。

設定は「クーラーの無い部屋」・・スタジオには、アパートの一室か、いかにもクーラーの無い、暑苦しい部屋がつくられている。本番１分前、スーツ姿の金田は、突然、顔面を霧吹きの水で濡らしたいと要請！汗まみれの状態をつくった上で、「失礼しま～す！」と、鶴瓶のいる室内へと駆け込んだ。「暑かったやろ？何してたん・・」と鶴瓶。間髪を居れず絶妙の返答をする金田「ヤボ用よ、聞かないでヨ」。鶴瓶「奥さんから電話掛かってきたよ・・もうじき来るかもって･･濁しといたけど・・」。ここに来る事は当然妻には内緒でしょ！と困惑の表情の金田は・・「実は、女房のことを相談しようと思って・・」。「奥さん、殴って来るらしいなア」「そう！強いんだよ」「お前があんな事（※どんな事かはお互いにわからないのに）をするからや・・」「おまけに子供は行方知れず。他の所に兄弟もできちゃってるし・・」。奔放な生き方に驚く鶴瓶に、金田はさらに「会社も辞めて来ちゃったのよ！今日からココが第２の家・・」なんて言いながら、突然シャツとズボンを脱ぎだす金田・・なんと、中には『パジャマ』をこっそり着込んでいた!!（袖のボタンが外れず脱げないというオマケ付き）。「泊まれるように中に着てきたのよ・・クーラーが無いなんて贅沢言いません。頼みます」。「わかった。全部捨てて、大学時代に戻ろ！サラリーマンにはやっぱり向いてないんや。なあ、若いときの夢、果たさへんか？成功したら嫁はんもビックリするで」。キョトンとする金田に鶴瓶は続ける「２人で漫才！Ｍ１に出よ！東京弁と大阪弁のコンビや」。ちゃぶ台を片付け、さっそくケイコを始める二人。

鶴瓶「奥さんに出てかれたんやて？」金田「戻ってきてくれ～」。「息子も逃げてんねやろ？」「お父さん！第２の人生行くぞ～!!」。「愛人とも揉めて」「ホントごめんね」・・前半で語られた金田の人生を織り込んだ漫才が完成していく。「その辺の若造と“ショッテル（＝背負ってる）”ものが違う！」・・“ショッテル”にアクションを付けて二人で合わせる「ギャグ」も完成！・・軽快なテンポでセリフのキャッチボール続く、見事な即興応酬戦に酔いしれた観客から、盛大な拍手が贈られた。