木野花【スジナシ】激しい感情起伏と無謀設定に鶴瓶「理解せいって無理ですよ!」
【2007年4月22日放送】
設定は「公園のベンチ」。緑に囲まれた、とある公園のセットがスタジオに作られている。中央には小さなベンチ。収録直前、観覧客(一般100人)の前に出た鶴瓶・・、話の成り行きから、女性客1名を、今から演じる即興ドラマに飛び入り参加してもらうことにと、突然の決定!
ゲストは、木野花さん。即興のスペシャリスト!スゴ腕女優の登場に収録現場も緊張状態。「作業着」を身に付けセット入り。スタート位置は「二人が両側からセットに入り、一度すれ違った上で」。飛び入り参加の女性は、就職雑誌を手にベンチに腰掛けた。本番10秒前、鶴瓶は、スタジオの隅に置いてあった「自転車」にまたがった!?即興スタートである・・
指示通り「すれ違った」上で、再度近寄った為に、二人の会話は自然と小声に。木野「何分遅刻していると思ってるのよ」。鶴瓶は(何のことか判らないまま)「姉ちゃんが急に呼び出すからや」。木野「人目に付かないようにやっているのに・・」。探りあいの会話が続いた後、木野が不可解な行動に出た。ポケットからハーモニカを取り出し、小さく吹いたかと思うと、耳に当てた(※このハーモニカが、本部?との通信ツールであることが、後に判明する事になろうとは!?)。突然ホウキを叩きつけて大ギレする木野「ホントに自覚が無いね!・・本分を忘れてるよ!いつまで“鶴瓶”やってるつもりなのオ!!」。大仰天の鶴瓶も猛反撃「芸能界は楽しいんヤ!そんならもっと早くに止めてくれたら良かったやないか!!」。大ゲンカである。木野「自分が何処から来たのかも忘れているヨ!私はず~っと日本中を掃除してるんだよ」。会話のニュアンスから、別の星から来た異星人であることが二人の合意になる。気になっている「ベンチの女性」に声を掛ける鶴瓶「さっきから知らん顔して・・人間の回し者やろ!今の話、聞いてたやろ?」「姉弟ゲンカですか?」・・二人「良かった(秘密は)伝わってないみたいだ・・」。二人のミッションは「美しい日本の、ゴミへの取り組みを研究する事」。ゴミで絶滅の危機に瀕している故国を救う任務が本分。鶴瓶「ケンカしてても知らん顔、他人に無関心な若者が増えている日本ではあるが、情に満ちた芸能界を例にとるまでも無く、日本は捨てたもんやない」。木野「そんなにココが好きなら、日本が、私達の国の二の舞にならないように頑張ったら・・」。「もう一年たったら、この公園で会おう」。「私は、南の公園へ向かうからね」。志新たに別れる二人であった・・(大爆笑)。
想定外の事態頻発、仰天ストーリー、激怒・逆ギレ・大ゲンカ・・にも動じず終始冷静に演じ続けた飛び入り女性にも大喝采のスジナシであった。