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オリンピックでも注目、ドローンの歴史と未来について解説

オリンピックでも注目、ドローンの歴史と未来について解説

日本選手の活躍で盛り上がっているミラノ・コルティナオリンピック。競技中継では、無人の小型機ドローンで撮影した迫力のある映像が話題となっています。動くイルミネーションとしても使われたり、最近ではよくテレビ番組の撮影でも使われるドローン。2月18日放送『CBCラジオ #プラス!』ではCBC論説室の石塚元章特別解説委員が、ドローンの歴史や最新情報について伝えました。聞き手は永岡歩アナウンサーと三浦優奈です。

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五輪の中継で活躍

ここまでドローンが選手に近づいて撮影するのは、オリンピックでは今回が初めてですが、使用されているのはFPVドローンと呼ばれるもの。

FPVはファースト・パーソン・ビューの略で、日本語では一人称視点と訳されます。

自分が見ているような視点で撮影できるもので、操縦者のかけたゴーグルと、ドローンに搭載されたカメラが連動しています。

アクションゲームでも一人称視点で楽しめるものがありますが、まさにゲームのような迫力のある映像が楽しめます。

今回は15機ほど使用されていて、1機の重量はわずか250gですが、270万円もする高価なものです。

選手に近づいて撮影しますが、競技中に迷惑をかけてはいけないため、今回かなり入念に準備したそうです。

ドローンの歴史

ドローンの特徴は無人で空を飛ぶことですが、この技術が生まれたきっかけは戦争。

無人で空から攻撃するための研究が進んだのですが、19世紀にオーストリア帝国が気球爆弾というものを飛ばし、時間が来ると爆弾を落とすというしかけを作っていました。

この気球爆弾でベネチアで起きている反乱を鎮圧したのが、歴史の記録上初めての無人による空からの攻撃といわれています。

無人航空機で有名なのは、1932年(昭和7年)にイギリス軍が開発した「クイーン・ビー」と呼ばれる無線で操縦できる標的機で、空に向かって射撃する訓練のために作られました。

ドローンの語源

ところで、ドローンという名前の由来ですが、いくつかの説があります。

クイーン・ビーが開発された後、アメリカで開発された無線の標的機の名前を「ドローン」と名づけ、この名前が今も使われているのですが、ドローンはオスの蜂という意味。

先程の「クイーン・ビー」は女王蜂のことですから、関係しているという説。

また、ドローンが飛ぶ時のブーンという音が、蜂の羽音に似ているという説もあります。

最初は標的機でしたが、性能が上がるにつれ、冷戦時代には相手方の偵察にも使われるようになりました。

そして、80年代には民間でも農薬の散布などにも利用され、2000年代にはさらに小型化されて撮影などに利用されるようになりました。

今や物の運搬や災害が発生した場合の被害状況の確認、橋などインフラの老朽化のチェックと、利用方法は多岐にわたっています。

再び軍事利用が活発に

ドローンは便利な反面、最近では軍事に再び利用されてしまっています。

ロシアの侵攻によって亡くなったウクライナの方の6、7割ほどは、ドローンによる攻撃といわれています。

離れた場所から無人で攻撃できるというのは自軍がダメージを受けにくく、大型兵器と比べて軍事費が抑えられるというのが、ドローンの選ばれている理由。

一方、ウクライナ側は漁で使う網を張って、ドローンを絡め取るという対策を取っているそうです。

できることなら、ドローンは平和な使い方で発展してほしいですね。
(岡本)
 

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