努力より大事なものがある?舞台に立つ者の成功の秘訣
11月9日放送のCBCラジオ『河原崎辰也 いくしかないだろう!』には、清水藍に代わってBOYS AND MEN(ボイメン)の辻本達規が、河原崎辰也とともに進行を務めました。番組では、舞台に立つ上での心構えや成功の秘訣をテーマに、体験談とアドバイスを熱く語ります。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く「すごい人」に出会う経験の大切さ
信濃毎日新聞の記事によると、長野日大高校(長野県長野市)は来年度から「アイドル部」を創部すると発表しました。放課後や休日に部活として活動するとのことです。
このニュースから、話を展開させる河原崎と辻本。
各地の学校に同様の部活ができれば、野球部やサッカー部のような全国大会も開催できるのでは?と構想を膨らませる河原崎。
一方、34歳になったという辻本は、我が子を送り出す親目線の話に広げます。
辻本「親として、(こどもに)『アイドル部に入りたい』と言われたらどうですか?」
高校生だと、そこまで心の準備ができていないことを憂慮する辻本。
河原崎「本人が行きたいと言ったら行かせるよね」
早い時期に自分よりすごい人に出会い、「敵わない!」と心底感じる経験はとても大事だと河原崎。
河原崎「仕事だと当たり前にそうじゃん!平等なんかないじゃん!」
辻本「絶対にね。裸一貫で戦わないといけない」
あの子の方が顔が小さい、可愛いなど、あからさまに吟味されるアイドル業界。
そんな厳しい世界で生き残るために、辻本がこの部の顧問だったら何を教える?と河原崎が問いかけます。
辻本「顧問が大事になってくる。経験がない人がやってもダメ」
人前で緊張しないコツは?
この年頃であれば「恥ずかしがらずに自分を表現できるようになるよう、場数を踏むことが大事」と説く辻本。
辻本「緊張感がある中でしか成長できない部分がある。鏡の前ならできても、ステージに立ったら真っ白みたいな」
アイドルや俳優に限らず、人前で話さなければいけない機会は誰にでもあるもの。
そんなとき、緊張しないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
辻本「(緊張は)絶対にしちゃう」
河原崎「緊張しないと、いいものって出ないよ」
辻本「たしかに。アドレナリンが出て、そこで初めて120%がね」
河原崎「緊張を悪いものとは捉えずに。緊張してるってことは、次のステージに上がる扉の目の前にいるんだよ、って話」
緊張する、しないという観点にとどまらず、緊張をポジティブな要素として受け入れて克服することが肝心なようです。
努力と思わず「がむしゃら」にやること
その一方で、「『いま自分が頑張ってここにいるな』と思えるようなら(その活動は)やめた方がいい」と逆説的なアドバイスを送る河原崎。
どういうことでしょうか?
河原崎「(辻本も)長年活動してきたでしょ?きっと自分の中では『俺、努力してるな』って思ったこと、ないと思うんだよね。『好きだから』でずっとやってきたでしょ?」
辻本「あとは、野球部よりしんどいことなんてないですよね(笑)」
野球部出身の辻本はさらに「人としての心構えが大事」と続けます。
客商売のアイドルであれば、人に気に入られ、愛される「愛嬌」の部分がより大事になるといいます。
仮に歌やダンスが下手でも、憎めないキャラクターであるなど、総合力が試されると辻本。
また、頑張ってキャラクターを作るだけだとこの業界では通用しないことが多い、と河原崎は強調します。
辻本「最終的には自分が苦しくなっちゃう」
がむしゃらにやっていたらいつの間にかステージで輝いていたというのが理想で、そういう子が増えたらいい、と締めくくる河原崎。
アイドル論の枠を越え、教育論や成功論にも通じる深い話でした。
(nachtm)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。


