縄文時代が舞台の「大河ドラマ」があったら、どんなストーリーになる?
共同通信によると、大阪府藤井寺市の「百舌鳥・古市古墳群」と、兵庫県西宮市の津門稲成町遺跡で、それぞれ出土した埴輪が、同じ職人・同じ道具で作られたと大阪大学助教の木村理さんが結論付けました。10月23日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーの意見を交えながら、このニュースについて考察します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く「原始物語」はできる
このニュースを紹介した番組冒頭で、つボイは「縄文時代や弥生時代は人が何を考えていたかわからないから、大河ドラマにならない」と発言。
これに対してリスナーの意見が寄せられました。
「でも、原始時代ならできるのではないでしょうか?『はじめ人間ギャートルズ』(朝日放送・原作:園山俊二)ですよ。
原始時代にも大きな石のお金があったのです。骨付き肉や輪切り肉を大河で見てみたいです」(Aさん)
つボイ「原始物語、…源氏物語みたいや(笑)」
小高「史実はわからないからドラマとして自由にできますね」
つボイ「この歳で言いますが、もう愛三岐や三英傑で、どれだけ作ったんや。もうちょっと他の時代もやったらいい。原始時代の物語!」
そして、つボイは「縄文時代でもドラマができそう」と前言を撤回します。
埴輪を作る男
「大河ドラマできそうやん。人の息吹きみたいなものが感じられます」と言いながらひとり芝居に興じるつボイ。
つボイ「ここにひとりの職人がいた。さ、そろそろ埴輪でも作ろうかな。あ、ここの土がよさそうだ。目をつけ、鼻をつけ…」
小高「あなた、また埴輪を作っていらっしゃるの?」
つボイ「わしは埴輪を作る以外に生き甲斐がないんじゃ。お前がそう言うならもういい、この埴輪はここに置いておく、他の土地で作るわ。大阪から今度は神戸に行って、この土もなかなかいいぞ。鼻をつけて、目をつけて…」
小高「その流れできれいな女の人と出会う。明石の君みたいな」
どうも源氏物語にひっぱられるようです。これは原始物語です。
縄文時代の大河ドラマ
小高は「これ、面白い?(笑)」
つボイ「面白くするのは私の腕。『この土で埴輪を作ってやろう。目をつけて、鼻を作って。空を見上げて、あー、変わらんなこの空は』。いいやろ、セットがいらん」
小高「ロケ地を探すの大変やで(笑)」
つボイ「何もないところでやったらいい。今度の大河はこのあたりもやっていただきたいです」
ちなみに埴輪が作られたのは弥生時代。縄文時代に作られたのは「土偶」と言われますので念のため。
『土器物語』
しかし、人間ドラマの展開がどうなるか、心配ではあります。
「『陰陽師』を書かれた夢枕獏さんは、ご自分で縄文土器を作るくらい縄文文化が好きで、死ぬまでに縄文時代の物流を舞台にした小説を書く、書かねばならないとおっしゃっていますので、縄文ファンとしては待ち遠しくてなりません」(Bさん)
つボイ「大河ドラマはこの人に頼むわ。もっとドラマチックになる」
小高「そういった原作があれば、大河になる可能性もある」
つボイは新しい物語を思いつきます。「土器物語。人がわーっと集まって、ちょっとどき、オレが通るんじゃ。そこを、どき、どき。タイトル『土器物語』、原作・夢枕獏」と妄想。
小高は「それ、1年続くかな」と頭を抱えました。
(みず)
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