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サブスクが解約できない!知っておきたい「デジタル終活」

サブスクが解約できない!知っておきたい「デジタル終活」

音楽やマンガ、動画配信など、今や誰もが利用しているサブスクサービス。使い放題のためいちいち費用を気にしないで済む反面、自分の身に何かあっても契約は続き、その費用は家族に請求がやってきます。そもそもスマホのロックが解除できなければ利用状況を確認するのも難しく、クレジットカード会社から明細を取り寄せるしかなく、解約は簡単ではありません。そこで家族に迷惑をかけないように必要なのが「デジタル終活」。各種サービスのパスワードやスマホのロックを生前に共有しておくことが、家族を守るための備えとなっています。9月25日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、日経クロストレンドの記事などを基に、北野誠と加藤由香アナウンサーがトークを展開しました。

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スマホから解除できるものの

サブスクサービスに限らず、銀行や株といった資産も今やスマホやパソコンで管理している時代。
紙の通帳やキャッシュカードなどがなければ、亡くなった時にどのような資産があるのか、家族にはわかりません。

また、サブスクサービスの会社に自動的に本人が亡くなったことが伝わるわけではないため、こちらから連絡をしない限り延々と料金の引き落としが発生します。

最近各サイトのパスワードをスマホが自動的に保存していることが多いため、本人のスマホからそのサイトを開けば入ることはできます。

しかし、そもそもスマホ自体にロックがかかっていたり、パスワードを何回か間違えて初期化されてしまうと、解除できなくなってしまいます。

終活しておくべきこと

また証券や暗号資産などを管理するアカウントを、遺族が知らないまま放置していると資産が凍結されてしまうため注意が必要です。
特に暗号資産は秘密の鍵が失われたらアクセス不能となり、資産が失われることになってしまいます。

どうしてもパスワードがわからなければ、解除を業者に依頼することもできるそうですが、高額な手数料がかかります。

中には家族に見られたくないファイルがスマホに入っているのかもしれません。
そこは自分が亡くなってから後のことと割り切っておきましょう。

北野「あなたが死んだ後に、『オヤジのスマホ解除したら何やこのエロ画像ばっかり。アホちゃうか?』って、それまでの尊敬の念が一切消えたとしてもいいんです!
もうお父さんは死んでいるので、罵られませんから(笑)」

亡くなってからも勝手にどんどんお金が引き落とされるよりはマシというものです。

サブスクの規約はどうなってる?

利用規約やアカウントの取り扱いはサブスクのサービスによってまちまちで、日本のサービスはあまり亡くなってからのことは、まだ十分に設計されていないそうです。

一方でGoogleやAppleなど一部の外国大手は、死後アカウント管理ツールというものを提供しています。もちろん生前に登録しておく必要があります。

前述のようにスマホではパスワードが保存できますので、もしもに備えてロックを外しておくことも考える必要がありそうです。
(岡本)
 

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