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愛知での「アジア大会」まであと1年。改修工事の総額は810億円

愛知での「アジア大会」まであと1年。改修工事の総額は810億円

2026年9月19日から愛知・名古屋で開催される『第20回アジア競技大会』まで1年を切りました。名古屋市を中心にテニス会場の大規模改修や観光施策などの準備が進められています。一方で、膨らむ費用が現実的な課題として浮上しているとのこと。9月22日の『CBCラジオ #プラス!』では、三浦優奈がこの話題を取り上げました。聞き手は佐藤楠大アナウンサーです。

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eゲームに凱旋試合…高まる注目

三浦「アジア大会、私、ものすごく注目しておりまして」

というのも、前回2023年の中国・広州大会からeスポーツが正式なメダル種目になり、今回の名古屋大会でも『ぷよぷよ』や『ストリートファイター6』など、さまざまな人気ゲームタイトルが競技種目として採用されています。
三浦のゲーマーとしての視点からも、名古屋での開催は特別な意味を持つということです。

またアジア大会に向けて、名古屋市では競技施設の整備が急ピッチで進められています。

中でも東山公園テニスセンターの改修では、築32年の人工芝コートはハードコートに変更され、1000人未満だった観客席は、車椅子対応を含め3500人収容のスタンドへと一新されます。
この会場はアジアパラ大会では車いすテニスの会場にもなり、地元・愛知出身の小田凱人選手のプレーにも注目が集まります。

改修工事は総額810億円

開催が楽しみな一方で、テニスセンターの改修費用は75億円にのぼります。
さらに、メイン会場であるパロマ瑞穂スタジアムは全面建て替え中で、3万人収容の屋根付きスタジアムに生まれ変わる予定です。これには425億円が投入されます。

名古屋市では合計9か所の会場で改修工事が行われており、現時点で総額810億円が投入され
ています。
今後さらに増加する可能性もあるということです。

三浦「楽しいことにはお金がかかります」

佐藤も開催地の市民の目線から指摘しました。

佐藤「東京オリンピックなどの例を見て『高い』と感じていたけど、地元開催となると私たちが実際に払っている税金が使われる…」

市民にとって、多額の費用は他人事ではありません。

ただ、費用が膨らむ中でも安心材料も。スポンサー企業は増加傾向にあり、現在はアジア大会に21社、アジアパラ大会に16社が協賛しています。
トヨタ自動車、東海旅客鉄道(JR東海)、中部電力など、地元の有力企業が積極的に名を連ねており、今後さらに支援の輪が広がることが期待されています。

選手のSNSでのPRに期待

費用の負担だけでなく、観光誘致にも力が入っています。

名古屋市議会では、アジア大会・アジアパラ大会の選手や関係者に向けて、市内の観光施設を無料で利用できる「周遊パス」の配布を検討中です。
名古屋城や東山動植物園などの人気施設が対象になる見通し。

三浦「選手たちが『名古屋ってこんなに楽しいんだ』ってSNSで発信してくれると、世界への発信になる」

そのSNS発信によって「推し選手が行った場所を聖地巡礼したい」というファンの行動も期待できそうです。 

eゲームの中継をしてほしい

三浦はゲーマーとしての視点から、eスポーツ競技への期待と課題も語りました。
前回大会では進捗状況や試合結果の情報が非常に少なく、プレイヤー本人のSNSからしか情報を得られなかったといいます。

三浦「今回の名古屋大会では、eスポーツの中継や情報発信体制が整って、私たちファンがもっと応援しやすくなるといいな」

スポーツとしての盛り上がりだけでなく、地元経済や観光など、多くの意味を持つ一大イベントとなるアジア競技大会。
私たちの注目度も、成功の鍵となりそうです。
(ランチョンマット先輩)
 

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