講義で寝る学生への対処法は?新栄の母・安田の迷走から生まれた妙案

CBCラジオ『しろくじちゃんとアホロートルが寝る前にほめるラジオ』は、シロナガスクジラのゆるキャラ・しろくじちゃんと、お笑いコンビ・アホロートルの林廉と安田遥香が、リスナーを褒めて癒すヒーリング番組です。9月1日の放送では、「新栄の母・安田」のコーナーに、大学の授業で悩む先生から「学生を眠らせない鉄板ネタを教えてほしい」という相談が寄せられました。
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「新栄の母・安田」のコーナーは、人生経験豊富なビッグマザー・安田がリスナーの悩みを解決していく人気企画です。今回の相談者は大学で教鞭を執っているというAさん。その悩みは切実でした。
「講義でなかなか面白い話ができず、あくびをする学生が目立ち始めました。確かに自分が学生でも寝てしまいそうです。そこで我がマザー、講義始めの鉄板ネタをひとつだけご伝授ください」(Aさん)
大学の講義といえば90分という長丁場。夜更かししがちな学生が講義で眠くなるのも無理はありません。
しかし講師としては、なんとか学生の興味を引きたいところ。果たして安田はどんな解決策を提案するのでしょうか。
教室を走り回る教授?驚きの提案
講義始めの鉄板ネタという相談に対し、安田はなぜか「始めじゃない気がする、キーは」と独自の理論を展開。講義開始15分後に勝負をかけるという斬新な発想を披露しました。
安田「合間合間、10~15分の時に、もう1回『やっほー!』って言って、教室内を走る。大事なポイントを叫びながら走る」
心理学の授業なら「はい、これが何々の法則です。覚えて!」と叫びながら教室内を走り回るという、前代未聞の授業スタイルを提案します。しかし、この奇抜すぎる案にはしろくじちゃんも困惑を隠せませんでした。
しろくじちゃん「ちょっと…そんな走ってる先生の授業、履修したくないかも」
安田「あーそっか威厳はいるよね、確かに」
迷走する母のアイデア
さらに安田の提案はエスカレート。マジックを習得して、鳩を出したりステッキをパーンと鳴らしたりして、大事なポイントで学生の注意を引くという案が飛び出しました。
しかし、林としろくじちゃんのリアクションはいまいち。「盛り上がらないな…」と安田の声が曇りますが、まだまだ諦めません。
安田「その日の生協のランチの解説をしたら?最初に。『今日は季節限定サーモン丼があります』」
林「先に食っとくってこと?1限だったらどうするの?」
前夜に生協に行って試食するという実現不可能な展開に、一同は困惑するばかりでした。
韓国ドラマ方式で心をつかめ!
迷走を続けた末、安田がたどり着いたのは意外にも実用的な答えでした。
安田「わかったわ!その日の授業の最初に、90分で起こることを1分のダイジェストで見せちゃえ!これだ!」
韓国ドラマの次回予告のように、これから授業で扱う内容をダイジェストで見せるという作戦です。
林「確かに、韓国ドラマの次回予告って、絶対やったらあかんとこまでやるもんな」
ほぼオチまで見せるドラマの予告が視聴者を引きつけると分析。主人公が危機に陥りそうな場面だけでなく、その後の展開まで見せることで、続きが気になる心理を利用するというものです。
安田はさらに、昔好きだったタイドラマの例も挙げました。10分ごとに「ネクストブレイク」として次の10分の展開を予告することで、集中力のない視聴者でも飽きずに見続けられる工夫があったといいます。
完璧な解決策が誕生
最終的に安田が提案したのは、Aさんが教室に入ってきて自己紹介した後、「では、今日の授業の1分ダイジェスト!」と始める流れでした。
安田「『こんなところで民事訴訟法が役立つ~!婚姻によって、こんな法が使えるのか~!いててて~この場合は何法で裁こう~!こういった3本立てでお送りしま~す』」
しろくじちゃん「おお!いいですね」
林「これは完璧です。Aさん、それをやってください」
迷走を続けた新栄の母・安田でしたが、最終的には現代の学生の特性を踏まえた実用的なアドバイスにたどり着きました。Aさん、この斬新な授業改革をぜひ実践してみてくださいね。
(minto)
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