青果店スタッフおすすめ!今が旬「ゴーヤ」を使った「唐揚げ」レシピ

毎週月曜日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。7月28日の放送では、名古屋市中央卸売市場セントライ青果の一橋さんが「ゴーヤ」をピックアップ。定番のチャンプルーだけではない、ゴーヤを使った美味しいレシピも紹介されました。
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「ゴーヤ」は沖縄で使われている呼び名で、和名では「レイシ」や「ニガウリ」と呼ばれています。
かつては沖縄や九州南部などの一部地域でしか見かけない野菜でしたが、健康ブームや沖縄料理の人気とともに全国に広まり、今ではどこでも手に入るようになりました。
ゴーヤの特徴は、シャキシャキとした歯ごたえと独特の苦み。特に夏に人気の高い野菜です。
苦味成分には食欲を増進する効果があるとされており、夏バテ予防にもぴったりです。
現在、ゴーヤの生産量が最も多いのは沖縄県で、次いで宮崎県、群馬県、鹿児島県となっています。
ハウス栽培も行なわれており、一年中出回っていますが、本来の旬は6月から8月。
この時期は出荷量が最も多く、価格も手ごろになります。
また、比較的病害虫に強く育てやすいことから、家庭菜園でも人気の高い野菜です。
自宅で育てているゴーヤも、ちょうど今が収穫の時期です。
ゴーヤの苦味を抑えるには
ゴーヤの苦味が苦手な人も少なくありません。一橋さんが苦味を抑える方法を紹介しました。
まず塩もみしたり、さっと茹でたりすると苦味が柔らかくなります。
また種に苦みがあるので、できるだけしっかりと取り除くといいでしょう。
その他、チャンプルーに加える鰹節にも苦味を和らげる効果があるといわれています。
さらに、白っぽい色をした「白ゴーヤ」は、苦味が少なく、生で食べられることも多い品種。サラダなどにおすすめです。
ゴーヤの栄養
ゴーヤの苦味成分である「モモルデシン」は、胃液の分泌を促し、食欲を高める働きがあるといわれており、夏バテの予防にとても効果的です。
またビタミンCが豊富で、その上加熱してもビタミンCが壊れにくいという特徴があります。
さらに、油と一緒に調理すると吸収が良くなるβカロテンも多く含まれているとのこと。
このように、ゴーヤチャンプルーは理にかなった調理法といえるでしょう。
一橋さん「夏に嬉しい成分が多く含まれてますので、旬のこの時期に積極的に食べていただきたい野菜のひとつです」
ゴーヤの選び方と保存方法
ゴーヤは鮮やかな濃い緑色をしているもの、イボがしっかりとしていてハリがあるものが新鮮な証拠です。
色が薄いものは熟し始めている可能性が高く、苦みも弱くなりがちです。
また、持った時にずっしりとして重たいものを選ぶといいでしょう。さらに太さができるだけ均一で、寸胴型のものが良いです。
逆に、色が薄いものは熟し始めている可能性があり、苦味も弱くなりがちです。
保存する際は、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。暑い場所に置いておくとすぐに劣化しやすく、味も落ちてしまいます。
すぐに使わない場合は、種とワタを取り除き、ラップで包むかポリ袋に入れて冷蔵保存すると長持ちします。
ゴーヤレシピ「唐揚げ」
ゴーヤといえばチャンプルーが定番ですが、今回一橋さんが紹介したのは「ゴーヤの唐揚げ」です。
苦味を楽しみつつも、おつまみにもなる一品。
レシピ
①ゴーヤを縦半分に切り、綿と種をスプーンなどで取り除いたら、お好みの幅(大体5ミリ~1センチ)にスライスする。
②鶏肉の唐揚げを作るのと同じように、醤油、酒、すりおろしにんにく、生姜で下味をつけて15分~20分置く。
(さらにゴマ油を入れるのがおすすめ)
③汁気を切った②を片栗粉や小麦粉などをまぶしてカリッとなるまで揚げて完成。
苦味が気になる場合は、下味をつける前に塩もみして水洗いし、水気を切るとより食べやすくなります。
また、市販の唐揚げ粉を使えば、さらに手軽に作ることができるとのことです。
栄養たっぷりで、夏バテ予防にもなるゴーヤ。
定番の食べ方に加えて新しいレシピにもチャレンジして、暑い夏を美味しく元気に乗り越えましょう。
(ランチョンマット先輩)
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