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あの「バチバチ」とおさらば!静電気対策できる服の組み合わせ

あの「バチバチ」とおさらば!静電気対策できる服の組み合わせ

11月に入り、寒さも少しずつ本格的になってきました。厚手のニットやコートの出番も少しずつ増えてきたのではないでしょうか。そんな時期の厄介者、それは静電気。車に乗る時、ドアノブに触れた時など何気ない瞬間に「バチッ!」とくるのは地味にストレスです。11月1日放送のCBCラジオ『石塚元章ニュースマン!!』では気象協会の都築さんが、CBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛とともに、静電気対策の方法を考えます。

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静電気の正体

嫌な静電気を何とかしたい。誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

そもそも静電気とは、二つの異なる物質同士がこすれ合った時に電子が移動し、プラスとマイナスそれぞれに偏った状態で物質にとどまっている電気のことです。
帯電している状態で電気の流れやすい物質に触れると、触れた場所から溜まった電気が一気に流れ出し「バチッ」となってしまうのです。

都築「静電気を防ぐ方法ってご存じですか?」

石塚「どこかを一回触るとか?」

これは静電気対策として、比較的一般的な方法です。
壁やコンクリート、木などの電気を通しにくい素材に触れると、電気を逃がすことができます。

キーワードは「素材」

これからは重ね着が増える時期となりますが、コーディネートの合わせ方で静電気を防ぐことができるとか。
素材の組み合わせによって、電気を発生しにくくする方法があるようです。

都築「洋服にはプラスの電気を帯びやすい素材と、マイナスの電気を帯びやすい素材とがあるみたいで。プラスの素材同士、マイナスの素材同士で服を組み合わせると静電気が起こらないらしいんです」

静電気は異なる素材でできた衣類同士がこすれることで一方がプラス、一方がマイナスの電気を帯びて発生しますが、同じ性質の電気を帯電する素材同士なら静電気の発生を抑えることができます。

着る服に気を付けるだけで静電気のストレスから解放されるなら、手軽で非常に便利です。これを知っておけば、これからの季節に向けて冬物の洋服を買うのに役立つかもしれません。

どんな素材がいい?

では具体的に、どんな素材がプラスで、どんな素材がマイナスなのでしょうか。

都築「プラスのグループはナイロンやウール、レーヨンなどに多く、マイナスのグループにはアクリルやポリエステル、アセテートなどがあります」

例えばウールのマフラーとナイロンのコートなど、同じグループ同士のものでコーディネートを合わせるといいようです。

タイツはナイロン素材でできていることが多いですが、ポリエステルのスカートなどと組み合わせてしまうと、静電気が発生してスカートが足にまとわりつくという現象が起こってしまいます。

石塚「プラスマイナスが合わさっちゃうと、擦れた時に電気が発生しちゃうんだね」

さらに天然素材である麻や綿、絹などの素材はもともと帯電しにくい性質のため、擦れ合っても静電気は発生しないとか。

こんな対策方法も

さらに、リスナーからはこんな静電気対策の方法も寄せられました。

「着るものの帯電対策も大事ですが、実は靴も重要ですよ。ゴムなどの電気を通さない絶縁体の靴底だと、身体全体が帯電してしまいます。革など電気を通す素材のものを選び、帯電した電気を地面に流してしまうといいですよ」(Aさん)

石塚「なるほど、身体の中に出来た静電気をとにかくどこかに逃がせばいいんだもんね。ピリッと来ないところで逃がせばいいわけだ」

「私は自分自身が歳をとって、潤いがなくなってカサカサだから静電気が起こるのではないかと思い、お風呂上りに全身に化粧水を塗るようにしたら、静電気が起きにくくなったように思います」(Bさん)

水は電気をよく通すため、空気中や体の中の水分量が多いと溜まった静電気が自然に放出されていきますが、逆に乾燥していると静電気がたまりやすくなります。Bさんの感じた通り、肌の保湿は静電気対策として有用なようです。

他にも部屋の加湿をする、柔軟剤を使って衣類の表面を柔らかくし摩擦を防ぐなどもよい方法ですし、静電気防止のアクセサリーや帯電防止スプレーなどの便利グッズも豊富に販売されています。
まずは自宅のクローゼットを開けて、自分の洋服のタグをチェックしてみることから始めてみてもいいかもしれません。
(吉村)
 

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